簡易水冷に換えたら起動しない——CPU_FAN ERRORは接続先で直った
簡易水冷に交換した直後、画面に「CPU Fan Error」が表示されて起動しない——自分も初めて空冷から簡易水冷に載せ替えたとき、BIOSで止まって10分くらい固まった経験があります。
結論から言うとケーブルの接続先を変えるだけで9割は直ります。この記事では原因3パターンとメーカー別BIOS操作手順、買い替え向けおすすめ簡易水冷10選をまとめました。まず温度チェックから読んでください。
まず確認——CPU温度は正常?それとも本当にヤバい?
温度が70℃以下なら——落ち着いて設定を見直せばいい
BIOSの「Hardware Monitor」でCPU温度を確認してください。70℃以下ならポンプは動いています。マザーボードが回転数を拾えていないだけなので、接続先かBIOS設定の問題です。
90℃超えてたら先にクーラーの物理確認をする
すぐにPCの電源を切ってください。ポンプヘッドの振動確認、ホースの折れ曲がり、ケーブル接続を順番にチェックしましょう。
電源を切り、ポンプヘッドの振動を手で確認してください。振動があればポンプは動いています。
FAN ERRORの原因3パターン(あなたはどれ?)
パターン①:接続先ミス——CPU_FANにポンプを挿してるケース
一番多い原因です。簡易水冷のポンプケーブルは「AIO_PUMP」または「W_PUMP+」ヘッダーに接続するのが正解。CPU_FANヘッダーだとPWM制御でポンプが低速認識され、エラーが出ます。
BIOSのしきい値問題——回転数は出てるのにエラーになる
BIOSの「CPU Fan Speed Low Limit」が高く設定されているパターン。しきい値を「200 RPM」か「Ignore」に変更すれば直ります。
ポンプ故障——BIOSで0 RPMと出ている場合
回転数が「0 RPM」ならポンプが止まっている可能性大。ポンプヘッドの振動がなければ故障です。購入3年以内なら保証交換を申請しましょう。
3〜5年が目安です。詳しくは「簡易水冷の寿命チェック」を確認してください。
パターン別の直し方(メーカー別BIOS操作)
接続先を直す——正解は「AIO_PUMP」か「W_PUMP+」
PCの電源を切り、ポンプケーブルを正しいヘッダーに挿し替えるだけです。
| 接続するケーブル | 正しいヘッダー | 間違いやすいヘッダー |
|---|---|---|
| ポンプケーブル | AIO_PUMP / W_PUMP+ | CPU_FAN(×) |
| ラジエーターファン | CPU_FAN / CHA_FAN | SYS_FAN(△) |
| USB内部ケーブル | USB 2.0内部ヘッダー | 挿さないと液晶が動作しない |
BIOSのファンモニター設定を変更する(メーカー別手順)
接続先を直してもエラーが出る場合は、BIOSでしきい値を調整します。
【ASUS】 Advanced → Monitor → CPU Fan Speed Low Limit → 「Ignore」に変更 【MSI】 Hardware Monitor → CPU Fan Speed Low Limit → 「Ignore」に変更 【GIGABYTE】 M.I.T → PC Health Status → CPU Fan Fail Warning → 「Disabled」に変更 【ASRock】 H/W Monitor → CPU Fan 1 Error → 「Disabled」に変更ポンプが0 RPMの場合——修理か買い替えかの判断基準
どのヘッダーに挿しても0 RPM、ポンプヘッドにも振動がない場合はポンプ故障です。保証期間内(CORSAIR 5年、NZXT 6年)なら交換を申請してください。
買い替え向けおすすめ簡易水冷——液晶&高機能5選
接続トラブルが起きにくい10製品を厳選しました。
| 商品名 | 保証 | 特徴 |
|---|---|---|
| CORSAIR H150i Elite LCD XT | 5年 | LCD表示・iCUE |
| NZXT Kraken Elite 360 RGB | 6年 | LCD搭載・長期保証 |
| ASUS ROG STRIX LC III 360 | 3年 | ARGB・Armoury Crate |
| MSI MAG CORELIQUID E360 | 3年 | Dragon Center連携 |
| NZXT Kraken 360 | 6年 | 1.54インチLCD |
CORSAIR iCUE H150i Elite LCD XT——液晶で温度が一目瞭然
2.1インチLCD搭載で、CPU温度やポンプ回転数をリアルタイム確認できます。iCUEでファン制御もまとめて管理可能。
NZXT Kraken Elite 360 RGB——6年保証の安心感
2.36インチLCD+業界最長クラスの6年保証。CAMソフトでポンプRPMを常時モニタリングできます。
ASUS ROG STRIX LC III 360 ARGB——ROGマザーとの相性最強
ASUSユーザーならArmoury CrateでFAN ERROR設定もGUI操作できます。ARGBファン3基付属でコスパも優秀。
使えます。Armoury Crateの一部機能はASUSマザー専用ですが、冷却性能自体は変わりません。
MSI MAG CORELIQUID E360——Dragon Center連携
MSIマザーユーザー向け。Dragon CenterからファンカーブとLEDを一括管理できます。静音ファン3基付属。
NZXT Kraken 360——LCDのスタンダードモデル
Eliteの弟分で1.54インチLCD搭載。6年保証はEliteと同じ。予算を抑えたい人にちょうどいいポジションです。
コスパ&静音重視のおすすめ簡易水冷5選
| 商品名 | 保証 | 特徴 |
|---|---|---|
| Thermalright Frozen Prism 360 | 3年 | 1万円台・コスパ最強 |
| be quiet! Pure Loop 2 FX | 3年 | 静音特化・ARGB |
| ARCTIC Liquid Freezer III 360 | 6年 | シンプル・高耐久 |
| DEEPCOOL LS720 SE Digital | 3年 | デジタル温度表示 |
| Fractal Design Lumen S36 v2 | 5年 | 北欧デザイン・RGB |
Thermalright Frozen Prism 360——1万円台で360mm水冷
1万円台前半で買える最強コスパ。壊れたらまた買い直す割り切りもできる入門機です。
be quiet! Pure Loop 2 FX——深夜作業の静音王
ドイツの静音メーカーbe quiet!製。ポンプ音が極めて静かで、深夜の作業やリビングPCに最適です。
ARCTIC Liquid Freezer III 360——シンプル設計の高耐久モデル
LCDもRGBもなし、冷却性能と耐久性に全振り。6年保証はトップクラスで、VRMファン内蔵もポイントです。
DEEPCOOL LS720 SE Digital——デジタル表示つきコスパ機
ポンプヘッドにデジタル温度表示を搭載。LCD機ほど高額ではなく、1万円台後半で手に入ります。
Fractal Design Lumen S36 v2 RGB——北欧デザインの静音水冷
洗練されたデザインと静音性を両立。5年保証で安心感もあり、Fractalケースとの統一感も抜群です。
まとめ——FAN ERRORのチェックリスト
- CPU温度を確認:70℃以下なら設定の問題
- 接続先を確認:ポンプはAIO_PUMP / W_PUMP+に挿す
- BIOSのしきい値:「Ignore」か「200 RPM」に変更
- RPMを確認:0 RPMなら保証交換 or 買い替え
- ラジエーターファンはCPU_FANへ:温度連動で自動制御
この5ステップで、ほとんどのCPU_FAN ERRORは解決できます。
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