簡易水冷に交換した直後、画面に「CPU Fan Error」が表示されて起動しない——自分も初めて空冷から簡易水冷に載せ替えたとき、BIOSで止まって10分くらい固まった経験があります。

結論から言うとケーブルの接続先を変えるだけで9割は直ります。この記事では原因3パターンとメーカー別BIOS操作手順、買い替え向けおすすめ簡易水冷10選をまとめました。まず温度チェックから読んでください。

内容をチェック
  1. まず確認——CPU温度は正常?それとも本当にヤバい?
  2. FAN ERRORの原因3パターン(あなたはどれ?)
  3. パターン別の直し方(メーカー別BIOS操作)
  4. 買い替え向けおすすめ簡易水冷——液晶&高機能5選
  5. コスパ&静音重視のおすすめ簡易水冷5選
  6. まとめ——FAN ERRORのチェックリスト

まず確認——CPU温度は正常?それとも本当にヤバい?

温度が70℃以下なら——落ち着いて設定を見直せばいい

BIOSの「Hardware Monitor」でCPU温度を確認してください。70℃以下ならポンプは動いています。マザーボードが回転数を拾えていないだけなので、接続先かBIOS設定の問題です。

初心者
初心者
FAN ERRORが出てるのにCPU温度は40℃台なんですけど、これって壊れてないんですか?
壊れてないよ。接続先を変えれば直るパターンだね

90℃超えてたら先にクーラーの物理確認をする

すぐにPCの電源を切ってください。ポンプヘッドの振動確認、ホースの折れ曲がり、ケーブル接続を順番にチェックしましょう。

CPU温度がBIOSで確認できないときは?

電源を切り、ポンプヘッドの振動を手で確認してください。振動があればポンプは動いています。

🔧 FAN ERRORの原因タイプ診断
2つの質問であなたのエラー原因を特定します

FAN ERRORの原因3パターン(あなたはどれ?)

パターン①:接続先ミス——CPU_FANにポンプを挿してるケース

一番多い原因です。簡易水冷のポンプケーブルは「AIO_PUMP」または「W_PUMP+」ヘッダーに接続するのが正解。CPU_FANヘッダーだとPWM制御でポンプが低速認識され、エラーが出ます。

BIOSのしきい値問題——回転数は出てるのにエラーになる

BIOSの「CPU Fan Speed Low Limit」が高く設定されているパターン。しきい値を「200 RPM」か「Ignore」に変更すれば直ります。

初心者
初心者
AIO_PUMPに挿し替えたのにまだエラーが出るんですけど……
BIOSの「CPU Fan Speed Low Limit」を「Ignore」にすれば消えるよ

ポンプ故障——BIOSで0 RPMと出ている場合

回転数が「0 RPM」ならポンプが止まっている可能性大。ポンプヘッドの振動がなければ故障です。購入3年以内なら保証交換を申請しましょう。

簡易水冷のポンプ寿命はどのくらい?

3〜5年が目安です。詳しくは「簡易水冷の寿命チェック」を確認してください。

パターン別の直し方(メーカー別BIOS操作)

接続先を直す——正解は「AIO_PUMP」か「W_PUMP+」

PCの電源を切り、ポンプケーブルを正しいヘッダーに挿し替えるだけです。

接続するケーブル 正しいヘッダー 間違いやすいヘッダー
ポンプケーブルAIO_PUMP / W_PUMP+CPU_FAN(×)
ラジエーターファンCPU_FAN / CHA_FANSYS_FAN(△)
USB内部ケーブルUSB 2.0内部ヘッダー挿さないと液晶が動作しない

BIOSのファンモニター設定を変更する(メーカー別手順)

接続先を直してもエラーが出る場合は、BIOSでしきい値を調整します。

【ASUS】 Advanced → Monitor → CPU Fan Speed Low Limit → 「Ignore」に変更 【MSI】 Hardware Monitor → CPU Fan Speed Low Limit → 「Ignore」に変更 【GIGABYTE】 M.I.T → PC Health Status → CPU Fan Fail Warning → 「Disabled」に変更 【ASRock】 H/W Monitor → CPU Fan 1 Error → 「Disabled」に変更
初心者
初心者
BIOSの設定を変えて壊れたりしませんか?
ファンモニターだけだからハードには影響しないよ。万が一はCMOSクリアで初期化できるから安心して

ポンプが0 RPMの場合——修理か買い替えかの判断基準

どのヘッダーに挿しても0 RPM、ポンプヘッドにも振動がない場合はポンプ故障です。保証期間内(CORSAIR 5年、NZXT 6年)なら交換を申請してください。

買い替え向けおすすめ簡易水冷——液晶&高機能5選

接続トラブルが起きにくい10製品を厳選しました。

商品名 保証 特徴
CORSAIR H150i Elite LCD XT5年LCD表示・iCUE
NZXT Kraken Elite 360 RGB6年LCD搭載・長期保証
ASUS ROG STRIX LC III 3603年ARGB・Armoury Crate
MSI MAG CORELIQUID E3603年Dragon Center連携
NZXT Kraken 3606年1.54インチLCD

CORSAIR iCUE H150i Elite LCD XT——液晶で温度が一目瞭然

2.1インチLCD搭載で、CPU温度やポンプ回転数をリアルタイム確認できます。iCUEでファン制御もまとめて管理可能。

NZXT Kraken Elite 360 RGB——6年保証の安心感

2.36インチLCD+業界最長クラスの6年保証。CAMソフトでポンプRPMを常時モニタリングできます。

ASUS ROG STRIX LC III 360 ARGB——ROGマザーとの相性最強

ASUSユーザーならArmoury CrateでFAN ERROR設定もGUI操作できます。ARGBファン3基付属でコスパも優秀。

ASUSマザー以外でもROG水冷は使える?

使えます。Armoury Crateの一部機能はASUSマザー専用ですが、冷却性能自体は変わりません。

MSI MAG CORELIQUID E360——Dragon Center連携

MSIマザーユーザー向け。Dragon CenterからファンカーブとLEDを一括管理できます。静音ファン3基付属。

NZXT Kraken 360——LCDのスタンダードモデル

Eliteの弟分で1.54インチLCD搭載。6年保証はEliteと同じ。予算を抑えたい人にちょうどいいポジションです。

コスパ&静音重視のおすすめ簡易水冷5選

商品名 保証 特徴
Thermalright Frozen Prism 3603年1万円台・コスパ最強
be quiet! Pure Loop 2 FX3年静音特化・ARGB
ARCTIC Liquid Freezer III 3606年シンプル・高耐久
DEEPCOOL LS720 SE Digital3年デジタル温度表示
Fractal Design Lumen S36 v25年北欧デザイン・RGB

Thermalright Frozen Prism 360——1万円台で360mm水冷

1万円台前半で買える最強コスパ。壊れたらまた買い直す割り切りもできる入門機です。

be quiet! Pure Loop 2 FX——深夜作業の静音王

ドイツの静音メーカーbe quiet!製。ポンプ音が極めて静かで、深夜の作業やリビングPCに最適です。

初心者
初心者
簡易水冷って全部静かなわけじゃないんですか?
モデルによって全然違うよ。静音重視ならbe quiet!かFractal Designが鉄板だね

ARCTIC Liquid Freezer III 360——シンプル設計の高耐久モデル

LCDもRGBもなし、冷却性能と耐久性に全振り。6年保証はトップクラスで、VRMファン内蔵もポイントです。

DEEPCOOL LS720 SE Digital——デジタル表示つきコスパ機

ポンプヘッドにデジタル温度表示を搭載。LCD機ほど高額ではなく、1万円台後半で手に入ります。

Fractal Design Lumen S36 v2 RGB——北欧デザインの静音水冷

洗練されたデザインと静音性を両立。5年保証で安心感もあり、Fractalケースとの統一感も抜群です。

まとめ——FAN ERRORのチェックリスト

  1. CPU温度を確認:70℃以下なら設定の問題
  2. 接続先を確認:ポンプはAIO_PUMP / W_PUMP+に挿す
  3. BIOSのしきい値:「Ignore」か「200 RPM」に変更
  4. RPMを確認:0 RPMなら保証交換 or 買い替え
  5. ラジエーターファンはCPU_FANへ:温度連動で自動制御

この5ステップで、ほとんどのCPU_FAN ERRORは解決できます。

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