簡易水冷やめとけと耳にすることがありますが、果たして本当に避けるべきなのでしょうか…⁉︎結論としては、ポンプや水漏れなど特有のリスクを踏まえて慎重に考える必要があります。詳しいデメリットや空冷との比較ポイントについては、以下の記事で具体的に解説していきます。
【簡易水冷やめとけ】と言われる理由

簡易水冷のリスクを3つ確認

- 水漏れ懸念
- 短い寿命
- 騒音トラブル
簡易水冷は大きなラジエーターやポンプを備えていますが、ホース劣化からの水漏れリスクがあることが懸念されがちです。また、ポンプが故障すると冷却機能が途端に落ちてしまい寿命も短めだと言われます。
空冷よりも高コストなのか

空冷クーラーと比較すると、簡易水冷はポンプや大型ラジエーターを含むため導入コストが上昇します。さらに、パーツ点数が増える分、長期運用で交換リスクも高くなる場合があります。コストを抑えたい方にとってはデメリットが大きく、やめとけと言われる理由になります。
空冷より値段が張り、寿命やメンテ面でコスパが不安視されます。高性能CPUにこだわらないなら空冷で十分という考え方もあります。
メンテナンスの手間がかかる?
簡易水冷では、定期的なホコリの除去やファンの清掃に加えポンプ動作の確認も必要になります。水漏れ対策としてチューブ部分の劣化チェックも欠かせない点が面倒です。こうした作業が苦になりやすく、導入を見送る方も増えています。
空冷と違い、ラジエーターやチューブ周りを丁寧に確認する必要があります。こまめに掃除できない人には不向きでしょう。
簡易水冷と比較される空冷クーラー


比較される3つのポイント
- ハイエンド空冷
- 騒音の差
- 長期寿命性
最近ではハイエンド空冷クーラーの性能が進化し、発熱の大きなCPUでも安定した温度を維持する事例が増えています。騒音面もこだわれば静音ファンで抑えられ、水冷と遜色ない冷却が実現しているため、あえて簡易水冷はやめて空冷を選ぶ方がいるのです。
空冷のほうが壊れにくい?
空冷なら水漏れリスクがなく、ポンプのように故障するパーツも少なめです。風量やヒートシンクの大きさに応じて騒音や冷却性能が決まるため、メンテナンスもシンプルで壊れにくい印象が強いでしょう。
簡易水冷はポンプ故障やチューブ劣化が絡むため、空冷より故障の可能性が高いと言われがちです。
コスパ面から敬遠されがち
高性能空冷クーラーは1万円程度で選べるものもありますが、簡易水冷はそこからさらに高額になるケースが多めです。長期運用を考える際にパーツ交換コストが上積みされやすい点も嫌われやすいです。
初期投資が大きく、空冷でも十分冷えるなら節約したい派には不向きとの声も少なくありません。
【簡易水冷やめとけ】と指摘されるポイント


トラブル事例を3つ紹介

- ラジエーター不良
- ポンプ異音
- 水温上昇
簡易水冷にはラジエーターとファンがセットになっていますが、空冷に比べ部品点数が多いほど不良発生の確率も増します。ポンプから異音が出たり、水温が上昇してしまうなどの声はネットでも散見されがちです。こうしたトラブルに早めに気付かないと、パソコンのパフォーマンス低下にも直結します。
小型PCケースでは制約が多い

ラジエーターを設置する際、ケース内部に十分なスペースがないと干渉が起きたり、エアフローを阻害してしまうことがあります。小型ケースを使うユーザーにとっては導入ハードルが高く、やめとけと感じる一因です。
ケースサイズに合わないラジエーターを無理につけるとエアフローが悪化します。必ず対応サイズを確認しましょう。
ポンプ音やファンの音が気になる

簡易水冷のメリットとされる静音性ですが、機種によってはポンプの振動音が耳障りになることもあります。ファン回転数の調整次第では予想外の騒音になる場合があるため、騒音を最小限に抑えたいユーザーには敬遠されがちです。
機種差が大きく、一概に静かとは限りません。性能重視ならファン回転を抑えにくく、音が大きくなるケースもあります。
【簡易水冷やめとけ】まとめと対策

導入の注意点を3つ
- 定期点検前提
- 故障リスク
- ケースサイズ
簡易水冷を導入する際は定期点検前提で考えることが重要です。チューブやラジエーターの故障リスクを把握し、ケースサイズに合うかも慎重に選ぶ必要があります。ハイエンドCPUをしっかり冷却したいのか、静音性を追求したいのかなど、目的に合わせた選択が大切です。
ハイエンド空冷との比較
ハイエンド空冷は簡易水冷に迫る冷却性能を発揮するものもあり、メンテが楽なのが強みです。騒音はファン次第なので、安価に快適性を求めるなら空冷を検討してみるのも賢い方法といえます。
CPUの発熱量や使用用途によって違います。静音重視と初期コストを抑えたいなら空冷、性能最優先なら簡易水冷を検討しましょう。
ケース内部を常に清潔に
いずれの冷却方式でもホコリ詰まりは避けたい点です。吸気口やファンブレードを定期的に掃除しておけば、温度上昇を抑えられ、パーツ寿命も延びやすくなります。
季節の変わり目や気づいたときで問題ありませんが、3カ月に1度くらいのペースが理想的です。
記事のまとめ

- ポンプ故障でトラブル増
- 水漏れリスクが怖い
- 部品点数が多く管理大変
- ハイエンド空冷が健闘
- コスト負担が意外と高い
- ケースサイズの制約
簡易水冷はハイエンドCPUを冷却する手段として一定の人気がありますが、故障リスクやメンテナンスの負担も伴います。
静音性や性能を最大化できる反面、空冷で十分な場合もあるため、費用対効果をよく考えて導入を検討してください。最終的には用途や予算に合わせて選ぶことが後悔しない秘訣です。