ゲーミングPCは高性能ゆえに電源の瞬断や電圧変動に弱く、わずかなトラブルでもデータ破損や機器故障につながります。UPS(無停電電源装置)は、そうした不意の停電からPCを守り、安全に終了させるための“必需品”です。本記事では、UPSが必要な理由から選び方のポイント、実用的なおすすめモデル14選、導入時の注意点までを短時間で理解できるように解説します。

ゲーミングPCにUPSが必要な理由

突然の停電でもゲームデータを守るため

  • 短時間の給電猶予
  • ソフトの保存猶予
  • 進行中の破損回避

瞬断や停電時にUPSが数分の電力を供給し、セーブや録画の保存、アプリの終了処理を行う時間を確保します。強制終了によるデータ破損を避けられるため、長時間プレイやランクマッチでも安心です。

停電時に何分くらい作業できますか?

容量や負荷次第ですが、一般的な家庭向けUPSなら数分の作業時間を確保できます。
重要なのは“長く動かす”より“安全に保存・終了”する運用です。

電源トラブルから高価なパーツを保護するため

初心者
初心者
雷や瞬断でGPUが壊れないか不安です。部品保護の効果はありますか?
UPSのサージ吸収と電圧調整で保護効果が期待できます。数千円の装置で数十万円の構成を守る発想です。

UPSはサージ・ノイズを抑え、電圧低下や瞬断から電源ユニットやGPU、SSDを間接的に守ります。完全な保証ではありませんが、安定化と安全終了の仕組みは高価な構成の“守り”として合理的です。

サージ保護とブレーカー保護は何が違いますか?

ブレーカーは過電流で回路を遮断します。
サージ保護は瞬間的な高電圧(雷など)を吸収・逃がして機器へ到達する電圧を緩和します。

プレイ中のクラッシュやデータ破損を防ぐため

  • 瞬断でもアプリ継続
  • 書込み中の破損防止
  • 記憶媒体の寿命保全

電力が不安定だとクラッシュやファイル破損のリスクが増えます。UPSが電力を平滑化し、書き込み中のデータ保護や強制終了の回避に役立ちます。結果的に再インストールや復旧の手間を減らせます。

SSDのデータ破損も減らせますか?

強制遮断の回数を減らせるため、論理的な破損リスクの低減が期待できます。
完全防止ではないため、定期バックアップは併用しましょう。

安定した電圧供給でPCパフォーマンスを維持するため

初心者
初心者
電圧がふらつく環境でFPSが落ちることは?電圧安定で改善しますか?
ラインインタラクティブ方式の自動電圧調整で安定動作に寄与します。CPU/GPUのピーク時も電源が粘りやすくなります。

電圧降下や過電圧はシステム不安定の一因です。自動電圧調整(AVR)を備えたUPSは、入力が揺れても出力を補正し、フレーム落ちや不意のリセットを起きにくくします。性能維持に直結します。

正弦波出力は必須ですか?

APFC電源の多いゲーミングPCでは正弦波対応が無難です。
相性面での安心感が高く、将来の機材追加にも対応しやすいです。

長時間の配信・大会でも安心してプレイできるため

配信では回線維持が重要。PCとONU/ルータを同じUPSに載せ、切替時も配信が継続できる設計にしましょう。

大会や長時間配信では、PCだけでなくONUやルータもUPSに接続し、瞬断でも通信を維持します。容量には余力を持ち、音や発熱にも配慮したモデルを選ぶと安定運用しやすいです。

配信環境で最優先の接続先は?

PC本体・モニタ1台・ONU/ルータを優先。
不要な周辺はタップを分け、UPSのバックアップ側は重要機器のみに限定します。

電力品質の悪い環境でも安全に動作させるため

初心者
初心者
古い家屋で電圧が低めです。瞬低対策にUPSは有効ですか?
AVRやサージ保護付きUPSで安定給電が期待できます。配線やタコ足も見直すと効果的です。

工事現場付近や古い配線の建物では電圧が不安定になりがちです。UPSを介すことで入力品質の揺れを抑え、ソフト終了の時間も確保できます。配線の見直しや専用回路と併用するとより安心です。

延長コード経由でも大丈夫ですか?

高負荷機器は太い電源ケーブルと許容電流の大きいタップを使用。
延長は短くし、UPSは壁コンセントへ直挿しが基本です。

おすすめのUPS14選

製品名 容量 給電方式 出力波形 メモ
CyberPower CP1200PFCLCDJP 1200VA/780W ラインインタラクティブ 正弦波 LCD/家庭〜配信
APC SMT1500J 1500VA/980W ラインインタラクティブ 正弦波 余裕容量
APC BR1000S-JP E 1000VA/600W ラインインタラクティブ 正弦波 定番バランス
APC SMT750J E 750VA/500W ラインインタラクティブ 正弦波 省スペース
オムロン BY35S 小型機器向け
APC SMT750J 750VA/500W ラインインタラクティブ 正弦波 信頼性重視
GOLDENMATE 1000VA 1000VA/800W・230Wh 常時商用 正弦波 LiFePO4
GOLDENMATE 1000VA 1000VA/800W・230Wh 常時商用 正弦波 LiFePO4
CyberPower CP750PFCLCDJP 750VA/525W ラインインタラクティブ 正弦波 LCD表示
APC BR550S-JP 550VA/330W ラインインタラクティブ 正弦波 回線機器向け
APC SMT1500J E 1500VA/980W ラインインタラクティブ 正弦波 上位機
APC SMT500J E 500VA/360W ラインインタラクティブ 正弦波 サブ機向け
APC BR1200S-JP E 1200VA/720W ラインインタラクティブ 正弦波 中堅構成
APC BR1000S-JP 1000VA/600W ラインインタラクティブ 正弦波 定番構成

CyberPower (サイバーパワー) CP1200PFCLCDJP

正弦波×液晶で状態把握がしやすく、配信+高性能GPU構成を安定保護したい人に適しています。

APC 無停電電源装置 UPS 1500VA/980W SMT1500J

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余裕の容量でメインPCとネットワーク機器を一括保護したい上級者・小規模スタジオに。

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普段使い~ゲーミングの標準構成をバランス良く守りたい人に。設置性と静音性も重視する方へ。

APC 無停電電源装置 UPS 750VA/500W SMT750J E 

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省スペースの正弦波モデルを手頃容量で導入したい人に。ミドル級GPUと相性の良い選択です。

オムロン(Omron) 無停電電源装置 UPS BY35S

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ライトなゲーミングや回線機器の停電対策から始めたい人に。コスト優先で導入しやすい一台です。

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実績のあるシリーズで信頼性重視の人に。小型ケースのメインPC用バックアップとして最適。

GOLDENMATE 無停電電源装置 UPS 1000VA Pro/800W

長寿命セル採用で交換頻度を抑えたい人向け。ネットワーク機器とPCの同時保護に好適です。

GOLDENMATE 無停電電源装置 UPS 1000VA Pro/800W

カラー重視の設置でも実用重視で選びたい人へ。高効率と複数ポートで環境をまとめやすいです。

CyberPower (サイバーパワー) CP750PFCLCDJP 

省スペースでも状態表示を見やすくしたい人に。中級ゲーミングPCや配信サブ機向けです。

シュナイダーエレクトリック(APC) 無停電電源装置 

回線機器+省電力PCの最低限対策から始めたい人に。小規模デスクにフィットします。

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省電力ゲーミングやミニPCのピンポイント保護に。設置性と静音性を重視する人向けです。

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標準的なゲーミング構成で迷わず導入したい人に。価格・容量・設置性のバランスが良好です。

使用する際の注意点

消費電力とUPSの容量を必ず確認する

PC(CPU/GPU)とモニタ、回線機器の合計消費電力を把握し、余力30%を目安に選びます。VAは見かけ上の容量、Wは実出力の目安です。普段使いは定格の7割までに抑え、バックアップ側には重要機器のみを接続しましょう。

どのくらいの容量を選べば安心ですか?

合計消費電力が500Wなら1000VA前後が目安。
常用は定格の7割以下に抑えると切替時も安定しやすいです。

定期的にバッテリー状態をチェックする

ソフトや液晶で劣化確認を。テストは短時間で行い、異常時は早めに交換します。

UPSは消耗品です。交換時期は使用環境で変わるため、自己診断やログで劣化を把握し、必要ならバッテリー交換を行います。ほこり清掃や吸気の確保も合わせて行うと寿命を延ばせます。

交換の目安はどれくらいですか?

一般的な鉛電池は数年が目安、使用温度や負荷で短くなります。
異常表示・満充電でも持続しない等がサインです。

長時間稼働には過信せず、安全にシャットダウンを行う

UPSは“長時間運転”用ではありません。停電時は保存と安全終了を優先し、自動シャットダウンを設定します。照明やスピーカーなど不要機器は別系統に分け、バックアップ側は本当に必要な機器だけに限定しましょう。

どの機器をUPSへ繋ぐべきですか?

PC本体、主要モニタ、ONU/ルータが優先です。
プリンタやヒーターなど大電流機器は非推奨、別タップに分けます。

この記事のまとめ

  • UPSはゲーミングPCの“必需品”として考える
  • 正弦波×ラインインタラクティブが相性◎
  • 容量は合計消費電力+余力30%を目安
  • バックアップ側は重要機器だけに限定
  • 配信時は回線機器も同じUPSに接続
  • 定期テストとログ確認で劣化に備える
  • 停電時は安全保存→自動終了を最優先
  • 設置は直挿し・配線の見直しで安定化

UPSは“動かし続ける装置”ではなく“安全に止める装置”。容量・給電方式・正弦波・保護機能を押さえ、あなたのPCと遊び方に合ったモデルを選べば、プレイも配信も安心感が一段上がります。