ゲーミングモニターを1万円以下で手に入れたい場合でも、ポイントを押さえれば十分に快適な環境を作れます。結論としては、解像度と応答速度などの基礎性能に注目しつつ、必要な機能を厳選すればOK。詳しい製品選びのコツや注意点は、以下の記事でしっかり解説します。
失敗しないゲーミングモニターの選び方

画面サイズと設置環境を抑える

- 視野をカバー
- 設置スペース
- 操作性重視
画面サイズはおおむね22〜24インチあたりが扱いやすい印象です。設置スペースが狭い場合やFPSなどを中心に遊ぶ方は24インチ前後が快適でしょう。大きすぎると視点移動が増えて疲れやすくなるので、自分のデスク環境とゲームのジャンルを踏まえて選びましょう。
視野が大きくなりすぎないよう24インチ前後が無難です。スリムベゼルタイプも検討し、キーボードやマウス操作の邪魔にならないかを確認してみてください。
解像度とリフレッシュレートの基本

フルHD(1920×1080)は扱いやすい解像度です。リフレッシュレートは60Hz〜100Hzあたりでも、カジュアルには十分と言えます。PS4やSwitchなどのゲーム機と組み合わせる場合は、最大60Hzの出力が多いので、そこまで高い数値でなくても遅延を感じにくいです。
基本的には高いほうが動きが滑らかですが、ハード側の性能も考慮が必要です。コンソール機中心なら60〜75Hz程度でも快適に楽しめます。
応答速度と残像感対策

- 残像の少なさ
- 速い応答速度
- TN方式を検討
応答速度は数値が小さいほど映像の残像感を軽減できます。1msや5msなどのモデルが多いですが、安価なモニターでも残像が気にならない場合があります。動きの激しいFPSやTPSをメインに遊ぶなら、TNパネルの高速モデルもチェックしてみると良いでしょう。
瞬間的な動きが多いFPS系だと気付きやすいです。応答速度が早めのモデルやオーバードライブ機能を備えた製品を選び、視認性を高めましょう。
パネルの種類と色再現性
ゲーミングモニターにはTN、IPS、VAなどのパネルがあります。TNは応答速度が速くリーズナブル、IPSは視野角や色味に優れ、VAはコントラストが高めです。1万円以下だとTNやIPSの廉価モデルを選ぶことが多いですが、ゲーム内容や色へのこだわり度合いで判断しましょう。
視野角と発色の良さが最大のメリットです。斜めから見ても色が変わりにくく、FPS以外にも映像作品を楽しむ方にはおすすめです。
接続端子と互換性を確認

- HDMI対応
- DisplayPort
- 複数端子要確認
ゲーム機はHDMIケーブルでの接続が基本となり、PCの場合はHDMIやDisplayPortなどに対応していれば便利です。1万円以下のモニターでもHDMI×1やD-Subなどを備えている製品が多いので、複数の機器を接続する予定があるなら端子数にも注目しましょう。
簡易的に音を聞くだけなら便利ですが、より迫力を求めるなら外部スピーカーやヘッドセットがおすすめです。内蔵スピーカーは控えめな音質が多い印象です。
付加機能のチェック
暗所補正やブルーライトカット、フリッカーフリーなどの機能があると目への負担を抑えられたり、ゲームの視認性が上がります。特にFPSやTPSなど視覚の反応速度が重要なゲームでは、暗いシーンが見やすくなる補正機能があるモニターを選ぶと快適です。
1万円以下のモデルではフル機能のHDRは少ないです。あれば明暗差の表現は向上しますが、そこまで重視しなくても安価でも十分楽しめるでしょう。
1万円~5000円台のゲーミングモニター
ここでは、比較的安価ながら5,000円以上1万円未満で購入可能なゲーミングモニターをピックアップします。手ごろな価格帯ながら、ゲームや動画鑑賞にも対応できるモデルを厳選しました。
Dell モニター 21.5インチ E2216H (整備済み品)
整備済み品ながらフルHD表示を実現。HDMI端子搭載でPS4やSwitchもそのまま使いやすいです。

HP ProDisplay 21.5インチワイドIPSモニター P224 (整備済み品)
IPSパネル採用で視野角が広いのが魅力。VESA対応でアーム設置もしやすくデスクをすっきりさせます。

NEC 21.5型ワイド液晶ディスプレイ AS223WM (整備済み品)
スピーカー内蔵タイプでHDMI・DVI対応。コストを抑えつつ複数機器と接続したい方に便利な製品。
Philips 243V5 (整備済み品)
23.6インチで標準的な大きさのディスプレイ。HDMI接続に対応して手軽にゲームを楽しめます。

I-O DATA EX-LD2071TB
20.7インチで省スペースにも最適。HDMI接続を備え、PS4などの家庭用ゲーム機にもぴったりです。
5000円以下のゲーミングモニター
さらに予算を抑えたい方向けに、5,000円以下で入手可能なモデルをご紹介します。中古や整備済み品が中心ですが、意外と穴場の製品も見つかります。
Dell E1916HV 18.5インチ (整備済み品)
小型サイズで省スペースが魅力。HD解像度ですが、軽めのゲームならストレスを感じにくいモデルです。
Acer V206HQL 19.5インチ (整備済み品)
19.5インチサイズで、ブラウジングや軽いゲーム用途に充分。狭いデスクにも設置しやすいモデルです。

使用時の注意点

設置スペースを確保する
小型でも適切な視聴距離がないと快適さが損なわれます。画面サイズとデスクの奥行きを見比べ、集中してプレイできるよう配置を検討してください。高さ調整ができるスタンドやモニターアームを使うと、さらに見やすい環境になります。
輝度や色温度の調整
初期設定のままだと目が疲れやすい場合があります。モニターの輝度や色温度、さらにブルーライトカット機能などをうまく調整して、長時間のプレイでも負担が少ないようにすると良いでしょう。
接続端子とケーブル管理
ゲーミングモニターを複数のデバイスで併用するなら、HDMIやDisplayPortなどのケーブル管理を意識しましょう。すっきりとした配線であれば、トラブル時のチェックも楽になり、デスク周りの雰囲気も向上します。
記事のまとめ

- 安価でも基本性能を押さえればゲームは楽しめる
- 小型〜中型が扱いやすい
- 解像度はフルHDを基準に
- TN/IPSは用途次第で選ぶ
- 暗所補正や応答速度も注目
- HDMI端子数や接続方法を確認
- 整備品はコスパ重視派に好都合
- 目に優しい設定で快適さを確保