マザーボードに挿すだけでゲーミングPC化できる「補助電源なし」のグラボが存在します。この記事では、電源容量やケースサイズを気にせず導入できる選び方を3つのポイントで解説し、スリムPCにも対応したおすすめ14選を紹介します。面倒なケーブル配線ゼロで、快適なゲーム環境を手に入れましょう。

補助電源なしグラフィックボードの選び方

補助電源なしグラフィックボードの選び方

「RTX 3050 6GB」が現在の最強候補

  • RTX 3050 (6GB):Apex/Fortnite快適
  • GTX 1650:設定次第で遊べる
  • GT 1030/710:映像出力メイン

補助電源なしで最も高性能なのはRTX 3050 6GBです。これならApex Legendsやフォートナイトも実用的なフレームレートで動作します。予算を抑えたい場合はGTX 1650が候補ですが、最新ゲームを視野に入れるなら3050を選んでおくと後悔しません。

GT 1030でゲームはできますか?

Valorantやドラクエ10などの軽いゲームなら動きますが、Apexなどは厳しいです。
「とりあえず映像が映ればいい」という用途以外では、GTX 1650以上を推奨します。

スリムPCなら「ロープロファイル(LP)」一択

初心者
初心者
【サイズ】会社のPCみたいに幅が薄いパソコンなんですが、入りますか?
普通のグラボを買うと蓋が閉まりません。必ず「Low Profile(ロープロファイル)」対応と書かれた背の低いモデルを選んでください。

DellやHPなどのスリムタワー型PCを使っている場合、通常のサイズでは物理的に入りません。商品名に「LP」や「Low Profile」と記載がある専用モデルを選びましょう。これなら付属の短いブラケット(金具)に付け替えることで、細いケースにも綺麗に収まります。

300W電源でも動く「省電力性」を確認

補助電源なしモデルの消費電力は最大75W以下に設計されています。これは、一般的なメーカー製PCに搭載されている300W程度の電源ユニットでも動作する範囲です。電源交換というハードルの高い作業をせずに、部品を挿すだけでパワーアップできるのが最大の魅力です。

古いPCでも認識しますか?

PCI-Express x16スロットがあれば基本挿さりますが、稀にBiosが古すぎて認識しないことがあります。
購入前にPCのBiosを最新にアップデートしておくと安心です。

おすすめのグラフィックボード14選

製品名 チップ メモリ LP対応 特徴
玄人志向RTX30506GB RTX 3050 6GB × 補助電源なし最強クラス
MSIRTX3050VENTUS6G RTX 3050 6GB × 安定のMSI/静音設計
ASUSDUALRTX30506G RTX 3050 6GB × 高耐久ファン搭載
MSIRTX3050LP6G RTX 3050 6GB スリムPCゲーミング化の決定版
ASUSRTX3050LPBRK6G RTX 3050 6GB ロープロファイル/防塵ファン
玄人志向GTX16504GB GTX 1650 4GB × 定番の入門機/GDDR6版
玄人志向RX6400LP4GB RX 6400 4GB 1スロット厚/スリムPC向け
GIGABYTEGT10302GB GT 1030 2GB 軽いゲーム・動画再生用
玄人志向GT1030LP2GB GT 1030 2GB ファン付きで冷却安心
MSIGT7102GB GT 710 2GB ファンレス/映像出力用
ASUSGT710ファンレス GT 710 2GB 完全無音/マルチモニタ化
ASUSGT7304H GT 730 2GB × 4画面出力対応/デイトレ等
NVIDIAT4004GB T400 4GB プロ向け/CAD入門に
SPARKLEA310ECO Arc A310 4GB AV1エンコード対応/1スロット

玄人志向RTX30506GB

配線なしで最強の性能が欲しい人に。普通サイズのPCケースなら、迷わずこれを選べば最新ゲームも快適です。

MSIRTX3050VENTUS6G

大手メーカーの安心感が欲しい人に。大型ファン2基で強力に冷やすため、長時間ゲームをしても動作が安定します。

ASUSDUALRTX30506G

耐久性を重視するゲーマーに。防塵規格IP5Xに適合したファンを採用しており、ホコリに強く長寿命が期待できます。

MSIRTX3050LP6G

スリムPCを最強にしたい人に。薄型ケースに入る「ロープロファイル」対応で、事務用PCがゲーミングPCに化けます。

ASUSRTX3050LPBRK6G

薄型PCでも品質にこだわりたい人に。コンパクトながら2連ファンを搭載し、狭いケース内でも熱暴走を防ぎます。

玄人志向GTX16504GB

コスパ良くPCを強化したい人に。一世代前ですがフルHD画質なら十分遊べる性能で、価格と性能のバランスが優秀。

玄人志向RX6400LP4GB

極薄の1スロット厚を探している人に。非常に薄いため、内部スペースが狭いPCでも干渉せず取り付け可能です。

GIGABYTEGT10302GB

軽いeスポーツタイトルを遊びたい人に。Valorantやドラクエ程度なら動作し、4K出力にも対応しています。

玄人志向GT1030LP2GB

古いPCの延命措置に。動画再生支援機能があるため、YouTubeの高画質動画もカクつかずに再生できます。

MSIGT7102GB

とにかく画面が映ればいい人に。ファンレスで無音なので、音楽制作や事務作業専用マシンの増設に最適。

ASUSGT710ファンレス

マルチモニター環境を作りたい人に。HDMI端子などを安価に増やせるため、株取引や作業効率アップに使えます。

ASUSGT7304H

1枚で4画面出力したい人に。HDMIポートを4つ搭載しており、これ1本でデイトレーダー環境が構築できます。

NVIDIAT4004GB

CADやクリエイティブ入門に。業務用のQuadro系譜モデルで、安定性が高く3DCG作成の学習用に適しています。

SPARKLEA310ECO

動画編集や配信に興味がある人に。最新のAV1エンコードに対応しており、動画処理性能は価格以上の実力派。

取り付け時の注意点

取り付け時の注意点

LP版はブラケット交換が必要

ロープロファイル版を買っても、最初は長い金具が付いていることが多いです。付属の短い金具にドライバーで付け替えてからPCに挿しましょう。

「箱から出したらサイズが合わない!」と焦る必要はありません。LP対応モデルには必ず「短いブラケット」が同梱されています。プラスドライバー1本で簡単に交換できるので、自分のPCケースの幅に合わせて金具を選んで装着してください。

古いドライバーは削除してから取り付け

以前も別のグラボを使っていた場合、古いドライバーが残っていると不具合の原因になります。新しいグラボを挿す前にドライバーを削除し、取り付け後にNVIDIAやAMDの公式サイトから最新ドライバーをインストールするのが鉄則です。

記事のまとめ

  • 最強性能なら「RTX 3050 6GB」一択
  • スリムPCには「LP(ロープロファイル)」必須
  • 300W電源でもRTX 3050は動作可能
  • 軽いゲームならGTX 1650も高コスパ
  • 映像出力だけならGT 1030/710で十分

「補助電源なし」のグラボなら、面倒な配線作業は一切不要です。ケースの蓋を開けて、カチッと挿すだけ。たったこれだけで、事務用PCが快適なゲーミングPCに生まれ変わります。自分のPCサイズ(スリムか普通か)だけ確認して、最適な1枚を選んでみてください。