SSDが主流になった今でも、HDDを選ぶ最大の理由は圧倒的な安さにあります。「速度はそこそこでいいから、大量のデータを安く保存したい」というニーズには、HDDが今でも最強の選択肢です。この記事では、SSDと比較したメリット・デメリットと、用途別のおすすめ16選を紹介します。

外付けHDDのメリット・デメリット【SSDと比較】

外付けHDDのメリット・デメリット【SSDと比較】

【メリット】容量単価がSSDの約3分の1

  • 4TBならHDDは1万円台
  • SSDだと4TBは4万円以上
  • 動画保存に最適

HDD最大の強みはコストパフォーマンスです。4TB以上の大容量になると価格差は歴然で、テレビ録画やPCのバックアップなど「頻繁にアクセスしないデータ」の保存場所として、HDDは依然としてコスパ最強の座を守っています。

4TBも必要ですか?

地デジ録画なら約500時間、4K動画やスマホの写真バックアップなら数万枚保存できます。
家族のデータを丸ごとバックアップするなら、4TB以上あると数年は容量不足に悩みません。

【メリット】故障時のデータ復旧率がやや高い

初心者
初心者
【故障リスク】壊れた時にデータが戻る確率はどっちが高いですか?
構造上、HDDの方が復旧できる可能性は高いです。SSDは電気が抜けると即死することが多いですが、HDDは磁気ディスクが生きていればプロの業者で取り出せるケースがあります。

もちろんHDDも壊れますが、物理的な破損(異音など)の前兆があることが多く、完全にアクセス不能になる前にデータを退避できるチャンスがあります。長期保管庫としては、SSDよりHDDの方が信頼性が高い側面もあります。

自力で復旧できますか?

物理障害(異音や回転停止)の場合は、電源を入れるだけで傷が広がるため、自力復旧は不可能です。
論理障害(誤消去など)ならソフトで戻る場合もありますが、重要データは専門業者へ依頼しましょう。

【デメリット】衝撃に弱く、転送速度が遅い

HDDは高速回転する円盤に針でデータを書き込むため、動作中の衝撃は厳禁です。倒しただけでデータが飛ぶリスクがあります。また、転送速度はSSDの5分の1程度(約100MB/s)なので、頻繁にロードするゲームやOSの起動用には向きません。静かな環境で使うなら静音モデルを選びましょう。

音はうるさいですか?

「カリカリ」「ブーン」という駆動音がします。
寝室で使う場合は、ファンレス設計や防振ゴム足がついている製品を選ぶと快適です。
SSDは完全無音です。

おすすめの外付けHDD 16選

製品名 容量 タイプ 特徴
バッファローHD-AD4U3(4TB) 4TB 据え置き Amazon限定/静音
バッファローHD-AD6U3(6TB) 6TB 据え置き 大容量コスパ
バッファローHD-NRLD6(6TB) 6TB 据え置き PC/TV両対応/ファンレス
バッファローHD-PCG1(1TB) 1TB ポータブル 持ち運び/故障予測
バッファローHD-PGAC2(2TB) 2TB ポータブル Type-C付属/耐衝撃
I-ODATAカクうす(1TB) 1TB ポータブル 薄型/スタイリッシュ
エレコムELD-HTV020(2TB) 2TB 据え置き テレビ録画特化/24時間録画
エレコムELD-STV060(6TB) 6TB 据え置き ファンレス/静音/縦横置き
WDElements(2TB) 2TB ポータブル 世界定番/シンプル
WDMyPassport(2TB) 2TB ポータブル 暗号化/パスワード
WD_BLACKP10(6TB) 6TB ポータブル ゲーム用/高耐久
SeagateOneTouch(1TB) 1TB ポータブル パスワード保護/復旧3年
SeagateExp(16TB) 16TB 据え置き 超大容量/復旧サービス
CanvioDesktop(6TB) 6TB 据え置き 東芝ドライブ/静音
ToshibaCanvio(1TB) 1TB ポータブル 録画対応/コンパクト
LaCied2Pro(4TB) 4TB 据え置き プロ仕様/アルミ筐体

バッファローHD-AD4U3(4TB)

Amazonで一番売れている定番モデル。テレビ録画からPCのバックアップまで迷ったらコレ。

バッファローHD-AD6U3(6TB)

4TBと大差ない価格で1.5倍の容量。動画をたくさん保存したい人のコスパ重視モデル。

バッファローHD-NRLD6(6TB)

バッファロー
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ファンレス設計で動作音が静か。寝室のテレビ録画用としても気にならない静音性が魅力。

バッファローHD-PCG1(1TB)

電源不要でケーブル一本で繋がる。ノートPCと一緒に持ち運びたい人に最適なサイズ。

バッファローHD-PGAC2(2TB)

Type-Cケーブル付属でMacBookにも直挿しOK。コネクタ破損を防ぐ耐衝撃ボディも安心。

I-ODATAカクうす(1TB)

スタイリッシュな波模様デザイン。デスク周りをおしゃれにしたい人のデザイン重視HDD。

エレコムELD-HTV020(2TB)

エレコム(ELECOM)
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24時間連続録画に対応したタフ仕様。撮りためた番組を消したくない録画派の人に。

エレコムELD-STV060(6TB)

縦置き・横置き両対応で隙間に収納。静音ファンレスでリビングの雰囲気を壊さない。

WDElements(2TB)

世界中で使われるシンプルHDD。余計なソフトがいらないシンプル派におすすめ。

WDMyPassport(2TB)

ハードウェア暗号化対応でセキュリティ万全。持ち出し時の紛失リスクに備えたい人に。

WD_BLACKP10(6TB)

ゲーミングPCに合う無骨なデザイン。PS5やXboxのゲームライブラリ保存用に。

SeagateOneTouch(1TB)

前面アルミ仕上げで高級感あり。パスワード保護付きでビジネス用途にも安心。

SeagateExp(16TB)

圧倒的な超大容量。動画編集のアーカイブやサーバーのバックアップを1台にまとめたい人に。

CanvioDesktop(6TB)

中身は信頼の東芝製ドライブ。故障予測機能付きでデータ消失を未然に防ぎたい人に。

ToshibaCanvio(1TB)

余計な機能がないシンプルさが魅力。PCに繋ぐだけで使える簡単操作を求める人に。

LaCied2Pro(4TB)

アルミ筐体で放熱性抜群のプロ仕様。大事な仕事のデータを守る信頼性を最優先する人に。

購入前に知っておくべき注意点

購入前に知っておくべき注意点

テレビ録画用とPC用は「初期化」で使い分ける

HDDは一度テレビ録画用に登録(初期化)すると、PCでは認識できなくなります(逆も同様)。「昼はPCのバックアップ、夜はテレビ録画」といった兼用は基本的にできません。用途ごとに専用のHDDを用意するのがトラブルを防ぐ鉄則です。

録画した番組をPCで見れますか?

基本的には見れません。著作権保護技術(SeeQVaultなど)に対応したHDDと機器同士でない限り、
録画したテレビ以外での再生はできない仕様になっています。

「動作中」の衝撃は絶対に避ける

HDDの天敵は振動です。アクセスランプ点滅中に動かすと、一発でデータ破損します。

HDD内部ではレコードのような円盤が高速回転しており、わずかな振動で読み取りヘッドが円盤を傷つけます(クラッシュ)。稼働中は絶対に動かさず、掃除などで動かす際も必ずケーブルを抜いてから行いましょう。

持ち運びは危険ですか?

電源が切れていればある程度の衝撃には耐えられますが、精密機器であることに変わりはありません。
移動時は耐衝撃ケースに入れたり、タオルで包むなどの配慮が必要です。

記事のまとめ

  • コスト最優先ならHDDが最強の選択肢
  • 倉庫用途(写真・動画・録画)に最適
  • 据え置き型は大容量、ポータブルは手軽さ
  • 動作中の衝撃は厳禁、静かな場所に設置
  • 重要データはSSDやクラウドと併用推奨

速度はSSDに劣りますが、HDDの「安さと大容量」は依然として魅力的です。頻繁に開かないデータの保存先として賢く使い分ければ、低予算で快適なデジタル環境が整います。

最後にどちらを買うべき?

「今すぐ使うデータ」や「ゲーム」ならSSD。
「いつか見るかも」や「消したくない大量のデータ」ならHDD。
用途に合わせて使い分けるのが最も賢い選択です。