「ゲーミングPCを組みたいけど、電源は何Wあればいいの?」「安物を選んでPCが故障したら怖い…」そんな不安を抱えていませんか? 電源ユニットはPCの心臓部。ここをケチると、最悪の場合、高価なグラボやCPUを道連れに故障することもあります。この記事では、RTX 40シリーズなどの最新環境にも対応した失敗しない選び方の正解を解説し、コスパと安全性を両立したおすすめ電源ユニット14選を紹介します。迷える電源選びに終止符を打ちましょう。

ゲーミングPC 電源ユニットの選び方

ゲーミングPC 電源ユニットの選び方

容量は「推奨ワット数+余裕」が鉄則

  • ミドル(RTX4060等):650W〜750W
  • ハイエンド(RTX4070Ti以上):850W〜1000W
  • 余裕を持つ:寿命と静音性が向上

電源選びで一番悩むのがワット数ですが、基本は「使いたいグラフィックボードの推奨電源容量」に従えばOKです。ただし、ギリギリの容量だと常に全力稼働となり、ファンの騒音や劣化の原因になります。予算が許せば、ワンランク上の850W電源などを選んでおくと、将来のアップグレード時も買い替えずに済みます。

大きすぎる容量を選んでも大丈夫?

大は小を兼ねます。容量が大きくても、実際に消費される電力はPCパーツが使う分だけです。
むしろ負荷率が下がり、ファンが回らない(静音)状態で使えるメリットがあります。

最新グラボなら「ATX 3.0 / 3.1」対応

初心者
初心者
【新規格】最近よく聞くATX 3.0って何ですか?
最新のGPUに対応した規格です。これに対応していれば、変換ケーブルなしで12VHPWRケーブル1本でグラボに給電でき、配線が劇的にスッキリします。

GeForce RTX 4070以上などの最新グラボは、「12VHPWR(12V-2×6)」という新しいコネクタを採用しています。古い電源でも変換アダプタで使えますが、接触不良による発熱リスクが懸念されます。これから買うなら、このケーブルがネイティブで付属するATX 3.1対応電源を選ぶのが最もスマートで安全な選択です。

12VHPWRと12V-2×6の違いは?

12V-2×6は12VHPWRの改良版(安全性向上)ですが、コネクタ形状は互換性があります。
ATX 3.1対応電源であれば、より安全な新規格に対応しています。

「80PLUS GOLD」以上で電気代と発熱を抑制

「80PLUS認証」は電気の変換効率を示します。ゲーミングPCは高負荷になるため、効率の良いGOLD以上が推奨されます。無駄な電力が熱に変わるのを防ぎ、結果としてファンの回転数を抑え、部屋の温度上昇もマシになります。ハイエンド構成ならPLATINUM認証も視野に入りますが、コスパ最強はGOLDです。

ケースに合うサイズとプラグイン方式

配線を綺麗にしたいなら、必要なケーブルだけ挿せるフルモジュラー式一択です。

一般的なPCケースなら「ATX規格」を選びますが、小型のMini-ITXケースなら「SFX規格」が必要です。また、最近のゲーミング電源の主流はフルモジュラー(プラグイン)方式。不要なケーブルを外せるため、裏配線スペースが狭くてもスムーズに組み立てられます。

おすすめの電源ユニット14選

製品名 容量 規格/認証 特徴
MSI MAG A850GL 850W ATX3.1 / GOLD コスパ最強/黄色コネクタ
MSI MPG A1000G 1000W ATX3.1 / GOLD ハイエンド/大容量
Corsair RM850x 2024 850W ATX3.1 / GOLD 超低ノイズ/信頼性
Corsair RM1000e 2025 1000W ATX3.1 / GOLD コンパクト/配線ラク
RM1000x Shift 1000W ATX3.1 / GOLD 側面コネクタ/配線革命
Pure Power 13M 850W 850W ATX3.1 / GOLD ドイツ設計/超静音
TOUGHPOWER GF3 850W 850W ATX3.0 / GOLD 高耐久/定番モデル
TOUGHPOWER GT 750W 750W ATX3.1 / GOLD ミドル向け/高コスパ
V SFX Gold 850 850W SFX / GOLD 小型PC用/大容量
TUF GAMING 1000G 1000W ATX3.0 / GOLD ミリタリーグレード耐久
Prime AP-850G 850W ATX3.0 / GOLD 8年保証/デザイン性
ROG LOKI 1000P 1000W SFX-L / PLATINUM 光る/最強小型電源
FOCUS GX-1000 ATX3 1000W ATX3.1 / GOLD 圧倒的信頼/長期保証
LEADEX VII 850W 850W ATX3.0 / GOLD 老舗の品質/安定性

MSI MAG A850GL

RTX4070Tiクラスに最適。コネクタの差し込み具合が色で分かる安全設計で、初心者でもミスなく組める高コスパ機。

MSI MPG A1000G

RTX4090も見据えたハイエンド構成に。1000Wの大容量で、将来どんなグラボが来ても対応できる余裕が手に入ります。

Corsair RM850x 2024

静音性と信頼性を極めたい人に。低負荷時にファンが止まる機能が進化し、ノイズを極限まで抑えた鉄板モデル

Corsair RM1000e 2025

ケース内部が狭い人に。1000Wながらコンパクトな奥行きで、太いケーブルの取り回しに苦労しない配線の救世主

RM1000x Shift

裏配線を極めたい自作派に。コネクタを側面に配置する革新的な設計で、ケーブルへのアクセスが劇的に楽になります。

Pure Power 13M 850W

無音に近いPCを目指す人に。ドイツ生まれの静音特化ファンを搭載し、高負荷時でも耳障りな音を出しません。

TOUGHPOWER GF3 850W

迷ったらこれを選べば間違いなし。ATX 3.0対応電源の先駆けであり、多くのユーザーに支持される実績十分な一台。

TOUGHPOWER GT 750W

予算を抑えつつ最新規格が欲しい人に。ミドルスペックのPC構築に必要な機能を網羅した高コストパフォーマンス機。

V SFX Gold 850

小さなケースに高性能を詰め込みたい人に。SFXサイズで850Wを実現し、小型爆速PCの心臓として活躍します。

TUF GAMING 1000G

耐久性を最優先するゲーマーに。軍用グレードのパーツを採用し、湿気や埃が多い過酷な環境でも壊れにくい設計。

Prime AP-850G

ASUSでパーツを統一したい人に。白と黒のツートンデザインがおしゃれで、見た目だけでなく8年保証の安心感も魅力。

ROG LOKI 1000P

小型電源でも光らせたい人に。SFX-L規格で1000WかつPlatinum認証という、すべてを兼ね備えた最強の小型電源

FOCUS GX-1000 ATX3

電源と言えばSeasonic。電圧変動が極めて少なく、大切なPCパーツを電気的トラブルから完璧に守り抜きます。

LEADEX VII 850W

オーバークロッカー御用達の老舗ブランド。独自の特許技術コネクタを採用し、高負荷時の安定性は折り紙付き。

交換・設置時の注意点

交換・設置時の注意点

ケーブルの使い回しは「厳禁」

電源ユニットを買い替える際、面倒だからと「前の電源のケーブル」をそのまま新しい電源に挿すのは絶対にやめてください。メーカーやシリーズが異なるとピン配列が違うため、挿した瞬間にSSDやマザーボードがショートして全壊します。必ず「付属の新品ケーブル」を使ってください。

同じメーカーなら大丈夫?

同じメーカーでも製造時期によって配列が変わることがあります。
リスクが高すぎるので、全交換が基本ルールです。

ファンの向き(吸気)を確認する

電源ファンは外の空気を取り込む向きで設置します。

多くのケースでは、電源は底面に設置し、下から空気を吸って後ろへ排気します。ファンの向きを間違えてケース内部に向けてしまうと、熱い空気を吸ってしまい電源の寿命を縮めます。ケース底面にフィルターがある場合は、そこから吸気するように設置しましょう。

記事のまとめ

記事のまとめ
  • 容量は推奨ワット数に余裕を持たせる
  • RTX 40系ならATX 3.0/3.1対応が正解
  • 80PLUS GOLD以上で省エネ&静音
  • 12VHPWRケーブルで配線スッキリ
  • ケーブルの使い回しは故障の原因

電源ユニットは一度買えば長く使えるパーツです。数千円をケチって不安を抱えるより、最新規格に対応した信頼できるモデルを選び、次のグラボ交換まで安心して使える環境を手に入れましょう。