内蔵HDD 4TBはWD BlueとRed Plusどっち?安い方がSMRの落とし穴
HDDの値上がりが続いています。4TBの内蔵HDDを買おうとすると、WD BlueとWD Red Plusのどちらにするかで手が止まります。
値段差は約2,600円。この2,600円で何が変わるのかを、Amazonの実売価格と型番の中身から整理しました。
先に結論だけ言うと、PCに1台足すならWD Blue、24時間つけっぱなしならWD Red Plusです。ただしWD Blueには落とし穴があって、安いほうを選ぶとSMRという方式の製品を掴みます。
2,600円の差で変わるのは「つけっぱなしにできるか」
WD BlueはデスクトップPC向けの汎用HDD、WD Red PlusはNAS向けです。NASは家庭内のファイルサーバーで、電源を入れたまま何日も動き続けます。
そのため同じ4TBでも、Red Plusは連続稼働と複数台での振動を想定した作りになっています。保証もBlueの2年に対してRed Plusは3年です。
- PCに1台足す → Blue
- NAS・録画 → Red Plus
- 差額は約2,600円
逆に言うと、日中しか電源を入れないPCにRed Plusを入れても2,600円ぶんの機能は使い切れません。用途がPC内蔵1台ならBlueで十分です。
動作は問題ありません。ただし価値の中身が24時間運用と3年保証なので、日中しか使わないPCではその差が眠ります。
安いWD BlueがSMRという落とし穴
安いほうのWD BlueがSMRだった
2026年7月時点のAmazonで、WD Blue 4TBには2つの価格帯があります。
安いほうがSMRです。5,061円安く見えますが、書き込みの方式が違います。
「WD Blueなら何でも同じ」と思って安いほうをカゴに入れると、次に説明する速度低下を引きます。
SMRは書き込みが途中で落ちる
SMRはデータを瓦のように重ねて書く方式です。同じ面積に多く記録できるぶん容量単価は下がりますが、一度に大量のデータを書くと途中から速度が大きく落ちます。
SMRとCMRの違いは、動画で見たほうが早い人もいると思います。仕組みから説明されているので、なぜ途中で遅くなるのかが掴めます。
この差が出るのは、数十GBのゲームをまとめて移す時、録画を連続で書き込む時、NASで再構築(リビルド)が走る時です。
たまに写真を保存する程度なら体感差はほとんどありません(出典:CMRとSMRの違いと見分け方)。
Red Plusは型番の末尾でCMRを確認する
WD Red Plusは基本的にCMRですが、型番の末尾を見ておくと確実です。末尾がEFPX・EFZXならCMR。
NAS向けHDDを選ぶ時の定番の確認方法になっています(出典:AKIBA PC Hotline!/CMR方式のWD Red Plus 4TB・6TB新モデル)。
2020年に無印のWD RedでSMRが混在した経緯があり、今も型番で確認する習慣が残っています。
商品ページの仕様欄に「記録方式」があれば、そこを見るのが一番早い方法です。
Amazonなら商品名の末尾か、商品情報の「メーカー型番」欄です。WD40EZZX、WD40EFZZのように「WD40」+4文字で表記されます。

2問で選び分ける診断
使う場所と、何を置くかの2問で答えが出ます。
Q1. どこで使いますか?
👇 選ぶと次の質問に進むよ
3モデルの価格と中身を比較
| 商品 | 記録方式 | 実売価格 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| WD Blue 4TB CMR | CMR | 32,060円 | PCに1台足す |
| WD Red Plus 4TB | CMR(保証3年) | 34,680円 | NAS・録画の常時稼働 |
| WD Blue 4TB SMR | SMR | 26,999円 | 書き込みが少ない保管用 |
PCに1台足すならWD Blue 4TB(CMR・WD40EZZX)
- CMRで速度が落ちにくい
- キャッシュ128MB
- 5400rpmで静か
デスクトップPCの中にデータ用の1台を足すなら、まずこれで問題ありません。CMRなので数十GBのゲームをまとめて移しても速度が落ちにくく、5400rpmで動作音も控えめです。
つけっぱなしにするならWD Red Plus 4TB(CMR・WD40EFZZ)
- 24時間運用の設計
- NASware 3.0搭載
- メーカー保証3年
NASに入れる、録画の置き場にする、常時起動のPCで使う。電源を入れっぱなしにするならこちらです。複数台を並べた時の振動対策も入っていて、RAIDを組む前提の作りになっています。
NASに入れる前提でSeagate IronWolfとも迷っている場合は、IronWolfとWD Red Plusの比較で速さと省電力の差をまとめています。
安いが用途が限られるWD Blue 4TB(SMR・WD40EZAZ)
26,999円と一番安い1台です。ただしSMRなので、大量に書き込む使い方には向きません。
年に数回まとめて保存する保管用と割り切るなら選択肢になります。
逆に、ゲームの入れ替えが多い人、録画を回す人、NASに入れる人は避けてください。
5,061円の差より、書き込みが止まるストレスのほうが大きくなります。

こんな人には向かない
この3台はすべて3.5インチの内蔵HDDです。次に当てはまる人は、別の選択肢のほうが合います。
- ノートPCに入れたい人
- 速さを求める人
- 持ち運びたい人
ノートPCに3.5インチは入りません。読み書きの速さが必要ならSSD、持ち運ぶなら外付けHDDを選んでください。
値上がりが気になる人はHDDの値上がりはいつまで続くかも参考になります。

よくある疑問
PCの中に1台だけ足すならWD Blue、NASや24時間つけっぱなしで使うならWD Red Plusです。値段差は約2,600円で、24時間運用の想定と3年保証がRed Plusの中身になります。
普段使いならCMRです。SMRはデータを重ねて書く方式で容量単価は安くなりますが、大量に書き込んだ後に速度が大きく落ちることがあります。
分かります。WD Red PlusはEFPX・EFZXならCMRです。WD Blueは商品ページの記録方式欄を見るのが確実で、EZAZ系にはSMRが存在します。
HDDは2026年に入って値上がりが続いています。すぐ必要でないなら急ぐ必要はありませんが、下がるのを待って半年使えないほうが損になるケースもあります。
問題なく使えます。普通のPCに入れても動作します。ただし2,600円ぶんの価値は24時間運用と保証期間なので、日中しか使わないPCではその差を使い切れません
まとめ
- PCに1台足すならWD Blue 4TB CMR(32,060円)
- つけっぱなしならWD Red Plus 4TB(34,680円)
- 安いWD BlueはSMR。買う前に型番を確認する
4TBの内蔵HDDは、値段だけで選ぶと記録方式で損をします。商品ページの記録方式欄を1回見るだけで防げるので、カゴに入れる前に確認してください。
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