停電対策にUPSが欲しいけれど、容量や波形、稼働時間、静音性、交換費用、保証の見極めで迷う人は多いはず。本記事では合計Wに30%の余裕を足す目安や正弦波と疑似正弦波の選び方、必要分数の決め方を要点から解説。具体的な選び方おすすめ14選、導入時の注意点まで一気に整理します。

【家庭用】無停電電源装置の選び方

接続機器に合わせた容量(VA・W数)を選ぶ

  • 合計消費電力確認
  • 30%の余裕確保
  • VAとWの違い理解

まず接続予定機器の合計W数を把握し、起動時の突入電流も見込みます。余裕は目安として30%確保すると安全です。VAは見かけの電力、Wは実効の出力上限を示すため、Wの数値で足りるかを必ず確認します。

正弦波出力タイプか疑似正弦波タイプかを確認する

初心者
初心者
オーディオやNASにはどちらが良いですか?波形の違いで選ぶ基準を知りたいです。
高負荷のPCやNAS、精密機器は正弦波対応が安心。ルーターなど簡易用途なら疑似正弦波でも十分です。

PFC電源のデスクトップPCや録音機材、NASなどは正弦波UPSが推奨です。ルーターやIP電話のみのバックアップなら疑似正弦波でも多くは問題ありません。混在運用なら正弦波を選ぶと将来の拡張にも柔軟です。

バックアップ時間(稼働時間)の長さをチェックする

  • 必要分数を把握
  • 負荷割合に注意
  • 拡張電池の有無

停電時に「安全終了までの分数」か「短時間の作業継続」かで必要時間は変わります。仕様のバックアップ時間は負荷50%などの条件付きなので、実使用の負荷に合わせて見ます。外部電池対応なら長時間運用も検討できます。

設置場所に合ったサイズ・静音性を考慮する

初心者
初心者
机下に置く予定です。夜間の動作音の目安はどのくらいでしょうか?
常時は無音〜低速ファンが多く、負荷上昇や充電時に音が出ます。静かな部屋なら40dB以下を目安に選ぶと快適です。

本体寸法と重量、前面表示の見やすさ、設置方向の自由度を確認します。寝室や書斎ではファン騒音やアラーム音の設定可否も要チェック。ラックや壁際に置く場合は吸排気スペースを確保し、熱こもりを避けます。

バッテリー交換のしやすさと交換コストを確認する

交換手順が簡単で、純正電池が入手しやすいモデルを選ぶと安心です。

UPSは消耗品のバッテリー交換が前提です。ツール不要で前面交換できるか、純正または互換の入手性と価格を比較します。停電時の信頼性を考えると、交換時期の通知機能や自己診断機能がある機種が便利です。

信頼できるメーカー・保証内容を重視する

初心者
初心者
長く使うので延長保証は付けるべきでしょうか?
期間や対象が明確なら有用です。特に業務で使うなら国内サポートや交換サービスの内容も確認しましょう。

国内サポートの充実や交換対応の速さは安心材料です。保証年数、バッテリーの扱い、雷サージ保証の有無を比較します。導入後のファーム更新や監視ソフトのサポート状況も、安定運用の重要な判断軸になります。

おすすめのUPS14選

商品名(Amazon) 容量(VA) 出力(W) 波形 給電方式
CyberPower (サイバーパワー) CP1200PFCLCDJP  1200 780 正弦波 ラインインタラクティブ給電
APC 無停電電源装置 UPS 1500VA/980W SMT1500J  1500 980 正弦波 ラインインタラクティブ給電
APC 無停電電源装置 UPS 1000VA/600W BR1000S-JP E 1000 600 正弦波 ラインインタラクティブ給電
APC 無停電電源装置 UPS 750VA/500W SMT750J E  750 500 正弦波 ラインインタラクティブ給電
オムロン(Omron) 無停電電源装置 UPS BY35S 表記なし 表記なし
APC 無停電電源装置 UPS 750VA/500W SMT750J  750 500 正弦波 ラインインタラクティブ給電
GOLDENMATE 無停電電源装置 UPS 1000VA Pro/800W  1000 800 正弦波 常時商用給電
GOLDENMATE 無停電電源装置 UPS 1000VA Pro/800W  1000 800 正弦波 常時商用給電
CyberPower (サイバーパワー) CP750PFCLCDJP  750 525 正弦波 ラインインタラクティブ給電
シュナイダーエレクトリック(APC) 無停電電源装置  550 330 正弦波 ラインインタラクティブ給電
APC 無停電電源装置 UPS 1500VA/980W SMT1500J 1500 980 正弦波 ラインインタラクティブ給電
APC 無停電電源装置 UPS 500VA/360W SMT500J 500 360 正弦波 ラインインタラクティブ給電
APC 無停電電源装置 UPS 1200VA/720W BR1200S-JP 1200 720 正弦波 ラインインタラクティブ給電
APC 無停電電源装置 UPS 1000VA/600W BR1000S-JP 1000 600 正弦波 ラインインタラクティブ給電

CyberPower (サイバーパワー) CP1200PFCLCDJP

デスクトップPCとNASをまとめて保護したい人に。見やすい液晶で状態把握が容易で、正弦波出力のためPFC電源とも相性良好です。

どんな用途に向いていますか?

PFC電源PC、NAS、外付けHDD、ルーターの同時保護に向きます。液晶で負荷/残時間が分かりやすく、ホームオフィスで扱いやすいです。

APC 無停電電源装置 UPS 1500VA/980W SMT1500J

高性能PCや小規模サーバーを安定稼働させたい人に。堅牢な筐体と正弦波で幅広い機器に安心して使えます。

このモデルの強みは?

正弦波出力で相性が広く、監視や自動シャットダウン機能に対応。拡張性と安定性を重視したいユーザーに適しています。

APC 無停電電源装置 UPS 1000VA/600W BR1000S-JP 

在宅勤務のPC+周辺機器をまとめて守りたい人に。家庭向けで扱いやすく、正弦波で精密機器にも使いやすいモデルです。

家庭用での使い勝手は?

前面ポートや状態表示が見やすく、設置もしやすいサイズです。PCとネット機器の停電対策を始めたい方に適しています。

APC 無停電電源装置 UPS 750VA/500W SMT750J

省スペースで正弦波を重視する人に。小型でも正弦波出力で、録音機材やNASにも安心です。

どういう人に合いますか?

机下や棚に置きたい方、小型でも正弦波を求める方に。PC1台+NASなどの構成に向いています。

オムロン(Omron) 無停電電源装置 UPS BY35S

ルーターやONUなど小負荷の機器だけ守りたい人に。導入しやすく、停電時も通信確保を重視する家庭に適しています。

どの機器に使うのが良い?

ルーター、ONU、IP電話、監視用カメラなどの軽負荷に。PCなど高負荷機器は上位容量のモデルを選びましょう。

APC 無停電電源装置 UPS 750VA/500W SMT750J

正弦波かつ安定性を重視する人に。コンパクトでも信頼性を求めるホームオフィスに適します。

SMT750JとSMT750J Eの違いは?

同系統の正弦波モデルです。細かな仕様は販売ページやマニュアルで比較し、設置条件に合う方を選びましょう。

GOLDENMATE 無停電電源装置 UPS 1000VA Pro/800W

交換サイクルを長くしたい人に。リン酸鉄系電池採用で長寿命を重視するネットワーク機器の保護に向きます。

どんなメリットがありますか?

長寿命電池で交換頻度の低減が期待できます。多ポートでネットワーク機器をまとめて保護しやすい設計です。

GOLDENMATE 無停電電源装置 UPS 1000VA Pro/800W

設置環境に合わせて色を選びたい人に。機能は同等でインテリアに馴染むカラーを選択できます。

用途の想定は?

ルーター、スイッチ、NASなどの通信機器を中心に。見た目を重視しつつ、まとめて停電対策したい家庭に合います。

CyberPower (サイバーパワー) CP750PFCLCDJP 

省スペースで正弦波を導入したい人に。750VA/525WでPC1台+周辺機器の保護に扱いやすいサイズです。

どんな構成に向きますか?

デスクトップ1台+モニター、NASなどの軽中負荷に。液晶表示で残時間の把握がしやすい点も利点です。

シュナイダーエレクトリック(APC) 無停電電源装置

ルーター+小型PCなど軽負荷中心の人に。コンパクトで正弦波の恩恵を得たい家庭に向きます。

小規模構成での利点は?

コンパクトで設置しやすく、通信機器と小型PCの同時保護に扱いやすい容量帯です。

APC 無停電電源装置 UPS 1500VA/980W SMT1500J

高負荷の制作PCやワークステーション向けに。980Wクラスで余裕を持って機器を保護したい人に適します。

選定のポイントは?

負荷合計に30%の余裕を見て選びましょう。拡張の可能性があるなら上位容量が安心です。

APC 無停電電源装置 UPS 500VA/360W SMT500J 

最小限の機器だけ守りたい人に。360Wで省スペース運用しつつ正弦波の安心感を得られます。

どのくらいの機器に適しますか?

省電力PCや小型サーバー、ネットワーク機器の保護に。負荷の合計W数を確認して選んでください。

APC 無停電電源装置 UPS 1200VA/720W BR1200S-JP

PC+ディスプレイ2枚など中負荷の人に。720Wでホームオフィスの主力構成をしっかり支えます。

家庭用での導入メリットは?

余裕のある容量で複数機器をまとめやすく、正弦波で相性問題が起きにくい点がメリットです。

APC 無停電電源装置 UPS 1000VA/600W BR1000S-JP 

コスパと安心の両立を狙う人に。正弦波で幅広い機器を無理なく保護できます。

似た容量の中での選び方は?

設置寸法、ポート数、表示の見やすさ、ソフト対応など使い勝手を比較して選びましょう。

使用する際の注意点

UPSを過負荷状態で使用しない

定格Wを超えると保護動作や停止の原因になります。機器を追加したら負荷を再計算し、常用は定格の70%程度までに抑えるのが安全です。タップの多重接続は避け、熱や配線の余裕も確保しましょう。

定期的にバッテリーの劣化や交換時期を確認する

月1回のセルフテストと、交換目安の確認を習慣化しましょう。

UPSは定期セルフテストで劣化を早期把握できます。稼働環境にもよりますが、バッテリーは数年で性能低下します。アラートや残寿命表示を見逃さず、在庫や交換手配を前倒しで準備するとトラブルを防げます。

通気性の悪い場所や高温環境に設置しない

放熱が悪いと寿命が短くなり、満充電や高負荷時に温度上昇で性能が落ちます。壁や家具から離し、吸排気口を塞がない位置に設置します。直射日光・密閉棚・暖房直下は避け、清掃で埃詰まりも防ぎましょう。

まとめ

  • 容量は合計W+余裕30%で選ぶ
  • 精密機器は正弦波を優先
  • 必要なバックアップ分数を決める
  • サイズ/騒音と設置環境を確認
  • 電池交換の手間/費用を把握
  • 保証とサポート体制を重視
  • 配線/放熱に余裕を持たせる
  • 定期テストで健康状態を確認

UPSは「必要十分な容量」「相性の良い波形」「確実なメンテ」の3点が肝心です。設置環境や運用目的に合わせて最適なモデルを選び、日常の点検で安心を長く保ちましょう。