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【ウルトラワイド対応】モニターアームの失敗しない選び方+おすすめ10選

ウルトラワイドモニターを支えるモニターアーム選びで迷っていませんか?サイズも重量も大きいウルトラワイドは、通常のアームでは支えきれないこともあります。この記事では、初心者でも失敗しない「ウルトラワイドモニターアームの選び方」「おすすめ10選」をわかりやすく解説します。

ウルトラワイドモニターモニターアームの選び方

モニターサイズと耐荷重を必ずチェック!

  • 画面サイズと耐荷重整合
  • 実測重量へ20%余裕
  • 曲面の奥行き考慮

ウルトラワイドは幅も重量も増えるため、まず耐荷重と推奨サイズの一致を確認します。スペック値だけでなく実測重量に余裕を持たせると、関節の保持力が安定し微調整も滑らかです。曲面モデルは奥行きが増える点も考慮しましょう。

34インチ8kgのウルトラワイド、耐荷重11kgのアームでも大丈夫?

可能ですが余裕が少ないと可動が硬くなりがちです。
実測8kgに対し20%余裕を目安に、耐荷重10kg超〜12kg以上のモデルを選ぶと安定します。

VESA規格の対応を確認して取り付けトラブルを防ぐ

初心者
初心者
【VESA確認】私の背面が平らでないのですが、VESA規格はどこで見れば良いでしょうか?
【VESA確認】背面のねじ穴の間隔が100×100や75×75なら多くのアームに適合します。取扱説明書やメーカーサイトで正式表記も必ず確認しましょう。

取り付けはVESAパターンが合致して初めて可能になります。一般的には75×75や100×100が多く、ウルトラワイドでは100×100以上が採用されることもあります。VESA変換プレートの有無も確認し、購入前に型番で仕様をチェックしましょう。

VESAが100×100でネジ規格が違う場合はどうする?

同梱のねじが合わない時は、モニター側の規格(例:M4/M6、ねじ長)に合わせて別途ねじを用意します。
無理な締め込みは破損の原因になるため、取説の指定トルクと長さを守りましょう。

可動範囲とアームの柔軟性で作業効率をアップ

  • 上下チルト重視
  • 前後リーチ確認
  • 回転ピボット

ウルトラワイドは視野が広い分、角度や距離の微調整が重要です。上下チルトと前後リーチ、左右スイベルが十分だと姿勢変更に柔軟に対応できます。縦回転は不要でも、段差や多面運用時に有利です。作業距離は目安で50〜70cmを確保しましょう。

壁寄せデスクで前後リーチが足りない時の対策は?

アームのリンク長が長いモデルを選ぶか、天板奥行を増やす拡張シェルフを併用します。
モニター背面の出っ張りが大きい場合は、VESAスペーサーで干渉を避ける方法も有効です。

設置方法(クランプ式 or グロメット式)を用途で選ぶ

初心者
初心者
【設置方式】賃貸で穴あけは避けたいです。クランプ式だけで大丈夫でしょうか?
【設置方式】厚みや強度が足りる天板ならクランプ式で問題ありません。配線穴があるならグロメット式も安定しやすく、荷重が大きい場合に有利です。

クランプ式は工具だけで固定でき、賃貸でも導入しやすい方式です。天板に配線穴があるならグロメット式が高荷重でも安定しやすく、揺れに強い傾向です。天板の厚み・素材・補強プレートの有無を確認し、最適な固定方式を選びましょう。

天板25mmのパーティクルボードで49インチは固定可能?

高荷重ではたわみが出やすいため、補強プレートや天板補強を併用し、可能ならグロメット式を選びます。
メーカーの対応厚み・荷重条件に合致することを必ず確認してください。

ケーブルマネジメント機能でデスク周りをすっきり

【配線整頓】見える配線は最小限に。面ファスナーやチューブと併用し、アーム内のケーブル収納を活用しましょう。

電源・映像・USB・LANなどウルトラワイドは配線本数が増えがちです。アームのケーブルガイドやカバーを使い、緩やかな曲げ半径で取り回すと断線予防になります。余長は束ねて天板裏に逃がし、見える部分を短くまとめましょう。

ケーブルが突っ張って角度が戻るのはなぜ?

長さや取り回しに余裕がなく、復元力が作動している可能性があります。
余長を追加し、アームの関節ごとに緩いカーブで配線することで保持力低下を防げます。

デザイン性と質感にもこだわって統一感を演出

初心者
初心者
【外観統一】白いデスク環境なので、色の統一は重視すべきでしょうか?
【外観統一】モニター・キーボード・アームを同系色にすると統一感向上。マット/グロスなど質感も合わせると空間の完成度が上がります。

作業効率だけでなく、色や塗装の質感も重要です。ブラックで引き締めるか、ホワイトで軽やかに見せるかで印象が変わります。配線色や小物も合わせるとまとまりが出ます。長く使うものなので、見た目の満足度にも投資しましょう。

指紋や傷が目立ちにくい仕上げは?

マット塗装は指紋が目立ちにくく、軽い擦り傷も目立ちにくい傾向です。
グロスは質感が高い反面、手入れの頻度が増える点を考慮しましょう。

おすすめのウルトラワイドモニターモニターアーム10選

商品名(Amazon) 対応サイズ 耐荷重 設置方式 VESA表記
ERGOTRON エルゴトロン LX モニターアーム デスクマウント 〜34インチ 3.2〜11.3kg デスクマウント 規格対応
HUANUO (ファーノー) PCモニターアーム デュアル 13〜32インチ 2〜9kg クランプ/グロメット 100×100
Pixio PS1S Wave White モニターアーム 白 ホワイト シングル  24/27/32インチ
Amazonベーシック シングルモニターアーム  最大32インチ 10kg デスク設置用
ERGOMAKER モニターアーム ディスプレイアーム  13〜27インチ 75×75/100×100
Suptek PC モニター アーム 液晶ディスプレイ アーム  17〜32インチ 最大10kg
KOORUI モニター アーム デスクマウント ディスプレイ アーム 17〜32型 9kg クランプ/グロメット
エレコム モニターアーム シングルアーム  17〜32インチ 9kg 規格対応
17~49型 耐荷重2~20kg iggy(イギー) 17〜49型 2〜20kg
HUANUO (ファーノー) PCモニターアーム  13〜40インチ 2〜12kg クランプ/グロメット 100×100

ERGOTRON エルゴトロン LX モニターアーム デスクマウント

34インチ級のウルトラワイドを安定設置したい人向け。調整の滑らかさと剛性の良さを重視する方におすすめ。

HUANUO (ファーノー) PCモニターアーム デュアル

2台運用で作業領域を広げたい人に。設置方式が選べて柔軟な運用をしたい方へ。

Pixio PS1S Wave White モニターアーム 白 ホワイト

白基調のデスクで見た目も重視する人に。パステル調で統一感重視のコーディネートをしたい方へ。

Amazonベーシック シングルモニターアーム 

コスパ良く導入したい人向け。最大10kgまで対応で実用性優先のシンプル運用に。

ERGOMAKER モニターアーム ディスプレイアーム

軽量クラスのモニター用に。小型〜中型で取り回し重視の人へ。

Suptek PC モニター アーム 液晶ディスプレイ アーム

17〜32インチをしっかり支えたい人に。ガス式で細かな調整を求める方へ。

KOORUI モニター アーム デスクマウント ディスプレイ アーム 

初めての導入に。設置方式が選べて扱いやすさを重視する人へ。

エレコム モニターアーム シングルアーム 17~32インチ対応 

白いワークスペースに。色合わせと配線の整頓を両立したい人へ。

17~49型 耐荷重2~20kg iggy(イギー)

49インチ級の大型ウルトラワイドを想定する人に。高耐荷重で安定性重視の方へ。

HUANUO (ファーノー) PCモニターアーム 液晶ディスプレイアーム

13〜40インチ幅広く対応したい人に。設置自由度と拡張性重視の方へ。

使用する際の注意点

アームの耐荷重オーバーに注意!落下リスクを回避する

モニターの実測重量とアームの耐荷重が合わないと、ゆるみ・落下・関節の異音につながります。付属のVESA金具やスタンドを外した純粋な本体重量で比較し、ケーブルやサウンドバー等の追加重量も加味して余裕を確保しましょう。

耐荷重ギリギリでも使える?

動作は可能でも関節の保持力低下や位置ズレが起きやすくなります。
目安として本体重量に対し20%程度の余裕を取り、取り付け後も定期的に増し締めを行いましょう。

視線の高さと角度を調整して肩・首の負担を軽減

【姿勢最適化】中心を目線の少し下に設定し、傾きは反射を避ける角度に。首の負担を基準に微調整しましょう。

画面上端が目線と同程度〜やや下に来る高さが目安です。椅子の座面高と肘の位置を整え、上体が前のめりにならない距離に配置しましょう。多関節アームなら作業ごとに位置を変えられ、長時間の疲労軽減に役立ちます。

最適な視聴距離の目安は?

解像度や個人差はありますが、34インチウルトラワイドなら概ね50〜70cmが目安です。
文字がにじむ、首が動き過ぎると感じたら距離と角度を細かく調整しましょう。

取り付け面の強度を確認し、デスク破損を防ぐ

パーティクルボードや薄い天板は集中荷重に弱く、クランプ跡や割れの原因になります。補強プレートや当て板で面圧を分散し、可能なら脚や梁の上に金具が来る位置に。配線穴を使うグロメット式は荷重分散に有利な場合があります。

天板がたわむ場合の対処は?

クランプ面に補強プレートや厚手の当て板を追加し、締め付けを少しずつ均等に行います。
それでも沈む場合は設置位置を変更するか、グロメット式への変更を検討しましょう。

この記事のまとめ

  • ウルトラワイドは耐荷重の余裕が最優先
  • 取り付け前にVESA規格を必ず確認
  • 作業姿勢に合う可動域を選ぶ
  • 天板条件で設置方式を決定
  • 配線はケーブル管理で安全に
  • 色と質感で統一感を演出
  • 実測重量+付属品で総重量を算出
  • 定期点検と増し締めで長く使う

選び方の要点は「耐荷重・VESA・可動域・設置方式・配線・デザイン」の6点です。記事内の10製品は用途別に選びやすい構成にしました。自分の環境と仕様を照らし合わせ、無理のない範囲で余裕あるモデルを選定してください。