ryzen7 5800Xは高い性能を持つ一方、熱量が大きく冷却が重要です。そこで効率よく温度を下げられるのが簡易水冷クーラー。適切なサイズと正しい取り付け方法を選べば、安定動作と静音性を両立できます。詳しい選び方やおすすめ製品は、ぜひ本文でご確認ください。
ryzen75800xに最適な簡易水冷の選び方

【最強の簡易水冷】おすすめ24選・究極冷却をめざす方必見‼︎『性能重視・静音性・コスパ重視』
高い冷却性能を優先する

- ラジエーターの大きさ
- ファンの回転数と静音性
- ポンプの耐久性
ryzen7 5800XはTDPが105Wと高いため、しっかり冷やせる簡易水冷を選ぶことが重要です。ラジエーターのサイズを大きめに、ファン回転数やポンプ品質にもこだわりましょう。熱を適切に逃がすことで長時間の高負荷でもクロックを落としにくく、静音性との両立も可能になります。
ケースやエアフローによって変わりますが、大きいほど余裕は出やすいです。設置スペースも含めて検討しましょう。
ファン回転数と騒音のバランス

ファンは高速回転で冷却力が上がる反面、騒音も大きくなります。PWM対応の簡易水冷なら、温度センサーに応じて回転数を調整可能です。負荷が低いときは静音、高いときは強力に冷やすなど、使い分けがスムーズにできるモデルが便利でしょう。
回転数を抑えれば温度は上がりやすくなります。冷却に余裕がある製品を選ぶと、低回転でも温度を安定させやすいです。
取り付け環境を確認する

- ケースの対応ラジエーターサイズ
- メモリやマザーボードとの干渉
- チューブの長さと取り回し
大きいラジエーターほど性能を発揮しやすいですが、その分ケースのスペースが必要です。マザーボードやメモリスロットに干渉しないか事前に寸法を調べましょう。チューブの取り回しでエアフローが乱れないよう配慮することも大切です。
ケース交換や小型の簡易水冷を検討する必要があります。空冷クーラーも選択肢ですが、ryzen7 5800Xには簡易水冷が安心です。
メンテナンス性と耐久性
簡易水冷はメンテナンスフリーが基本ですが、ファンとラジエーターのホコリ取りは定期的に行うと良いでしょう。ポンプの故障リスクを最小限に抑えたいなら、実績と保証期間が充実しているメーカーを選ぶのがおすすめです。
品質の高い製品ならリスクは低いですが、ゼロではありません。万が一に備え、長期保証やレビュー評価もチェックしましょう。
サイズ選びのポイント
- 240mmは取り付けやすい
- 280mmは冷却余裕が出やすい
- 360mmで最高の冷却力
ラジエーターサイズごとにメリット・デメリットがあります。240mmなら多くのケースにフィットしやすく、280mm以上はさらに冷却力と静音性に期待できます。ただしケースの天面や前面にスペースを要するため、自身のケース仕様や使い方に合ったサイズを選びましょう。
騒音や余裕度が変わりますが、ケースの制限や予算と合わせて決めることが大切です。
液晶モニター付きのメリット
ポンプヘッドに液晶モニターがあると、CPU温度やファン回転数などをすぐにチェックできます。カスタム画像やアニメーションを表示できるモデルもあり、ビジュアル的に楽しめるのも魅力です。温度変化の管理がしやすく、トラブルを未然に防ぐうえでも役立ちます。
必須ではありませんが、リアルタイムに温度を把握しやすくなり、見た目も華やかにできるので人気があります。
240mmモデルおすすめ5選

240mmラジエーターはケースへの収まりが良く、取り付けも容易な点が魅力です。ryzen7 5800Xの発熱にも対応できる性能を持ちつつ、比較的価格を抑えられる製品が多くラインナップされています。
MSI MPG CORELIQUID K240
LCDディスプレイを搭載し、ファン回転数やCPU温度をリアルタイムに表示。騒音を抑えつつ、しっかり冷却したい方に向いています。

NZXT KRAKEN Z53 簡易水冷CPUクーラー LCDディスプレイ搭載 240mm RL-KRZ53-01
2.36インチ液晶画面でシステム情報を可視化。温度やカスタム画像の表示など、ゲーミングPCの見た目を重視する方にもぴったりです。

Thermaltake TH240 V2 Ultra EX ARGB Sync
液晶ディスプレイでリアルタイムの温度などを表示し、ARGBファンでビジュアルも充実。静音性と冷却性能の両立を目指す人におすすめです。

CORSAIR H100i ELITE LCD XT 水冷式CPU クーラー
高解像度LCDスクリーンとファン制御技術で、CPU温度を安定化。静音性重視でも温度をしっかり抑えられるメリットがあります。

ASUS ROG Ryujin II 240 ARGB
3.5インチの大型ディスプレイにより、視認性とデザイン性が高いモデル。優れたファン制御と相まって、ryzen7 5800Xの冷却に頼れる一台です。

280mmモデルおすすめ3選
280mmラジエーターは240mmよりも若干大きなファンを装着するため、騒音と冷却性能のバランスをより向上しやすいのが特長です。ただしケース側に十分なスペースが必要なので、対応状況を確認しましょう。
NZXT KRAKEN Z63 簡易水冷CPUクーラー
美しい液晶画面で温度や画像を表示可能。広い接地面がryzen7 5800Xの熱を効率よく冷やし、長時間の高負荷でも安定動作をサポートします。

MSI MEG CORELIQUID S280
IPSディスプレイを内蔵し、CPU温度やファン回転数をリアルタイムで確認可能。高性能ポンプとファンの組み合わせにより、静音と冷却を両立します。

Thermaltake TOUGHLIQUID Ultra 280
2.1インチLCDによるステータス表示と大口径ファンが魅力。強力な風量で発熱を抑えつつ、ARGBのライティングも楽しめます。

360mmモデルおすすめ5選
360mmラジエーターは冷却性能と静音性をバランスよく高められる選択肢です。ケースに十分なスペースがあるなら、ryzen7 5800Xを余裕をもって冷やし、高負荷時の騒音も低減できます。
MSI MPG CoreLiquid K360
2.4インチLCDスクリーン搭載で、CPU温度やカスタム画像を表示可能。トリプルファンの高い風量でゲーミングなど高負荷状態でも安定性を確保します。

NZXT KRAKEN Z73 簡易水冷CPUクーラー
大型液晶ディスプレイで情報表示が見やすく、トリプルファンで強力に冷却。高負荷の動画エンコードや重いゲームでも余裕を持ちやすいです。

Thermaltake TH360 V2 Ultra EX ARGB Sync
2.1インチのLCDでリアルタイムに温度やロゴを表示。トリプルファンならではの強力な冷却力を持ち、クロック維持の安定性に貢献します。

CORSAIR iCUE H150i ELITE LCD
大型LCDスクリーンとファン性能の高さが売り。ハードな作業をしてもCPU温度をしっかり下げられるほか、インテリアとしての美しさも兼備します。

ASUS ROG RYUJIN II 360
3.5インチLCDとNoctua製ファンによる圧倒的な冷却性能。ハイエンドユーザー向けにデザインされており、ゲーミングや動画編集など負荷の高い作業でも快適に動作します。
使用時の注意点

ポンプの動作音とメンテナンス

簡易水冷ではポンプ音が気になるケースがあります。もし騒音を感じる場合はポンプ回転数の調整を試みると良いでしょう。また、ファンやラジエーター周辺のホコリ除去は定期的に行い、熱を効率的に排出できる状態を保つことが大切です。
保証期間が長めの製品を選ぶと安心です。普段から温度や異音をこまめにチェックすれば、早期発見にもつながります。
取り付け時の注意とグリスの塗り方
CPUヘッドのネジは対角線上に少しずつ締め、均等な圧力をかけることがポイントです。グリスは塗りすぎず、中央部分を中心にまんべんなく広げると熱伝導率が安定します。正しい取り付け方をするだけで、CPU温度が数度変わる場合もあるので注意しましょう。
高性能シリコン系や金属系が一般的ですが、付属グリスでも十分な製品があります。好みに合わせて選んでください。
動作テストで温度を確認する

取り付け後は、CINEBENCHや動画エンコードなどの高負荷テストで温度をチェックしましょう。アイドル時と負荷時の温度差を把握し、許容範囲を超えるようならファン回転数やエアフローを見直す必要があります。あらかじめ温度監視ソフトを導入すると便利です。
グリスの塗布不良やファンの逆回転、ラジエーターのホコリ詰まりなどが多いです。設置やメンテナンスを再確認しましょう。
まとめと重要ポイント

- 十分なラジエーターサイズを選ぶ
- ファン回転数と騒音をバランス調整
- ポンプ音や故障リスクに注意
- ケース内スペースを事前に確認
- グリス塗布やネジ締めは丁寧に
- 定期的なメンテナンスを忘れない
- 温度監視ソフトで異常を早期発見
- 液晶画面付きでモニタリングを強化
ryzen7 5800XはパワフルなCPUゆえに発熱量が大きいですが、それに見合った簡易水冷を選べば安定したパフォーマンスを長時間維持できます。
適切なサイズを選び、取り付けやメンテナンスをしっかり行うことで、熱暴走や騒音を抑えながら快適なPCライフを楽しみましょう。