魅せるPC作りでケース内のLEDストリップを追加する人が増えています。ガラスサイドパネルのケースだと、内側にLEDテープを1本入れるだけでケースファンのRGBとは別のレイヤーが加わって、写真映えが一段上がる。ただARGBか4pin RGBかの違い、磁石付きの便利さ、設置場所による発光の見え方など、買う前に知っておきたい点がいくつかあります。

本記事ではPCケースで実際に使われているLEDストリップ7商品を、設置タイプ別(マグネット式・配線型・アクリル整形)に整理しました。ゲーミングPCの光るケーブル14選と読むと、ケーブル系も含めた配置の全体像が見えてきます。

初心者
初心者
PCケース内にLEDストリップ貼りたいんですけど、何選べばいいか分からなくて。
マザボがARGB対応なら5V 3pinの磁石付きが扱いやすい。配線ケーブル光らせたいならLian Li Strimerだけど予算1万。

結論:マグネット式が初心者には扱いやすい

選び方の主要な分岐は「規格(5V 3pin ARGB or 12V 4pin RGB)」「設置タイプ(磁石・粘着・配線)」「長さ」の3点です。最近のマザボ(B650・X670・B850・Z890等)はARGB対応が標準なので、5V 3pin ARGBを選んでおけばマザボのASUS Aura・MSI Mystic Light・GIGABYTE RGB Fusionと同期できる。古い世代の4pin RGB(12V)は割安だが、マザボ側のヘッダ仕様を確認しないと挿せません。

設置の手間を抑えたいなら磁石内蔵モデル(AINEX RLD-STRDM30B等)。3M両面テープは強力で剥がすとケース塗装に跡が残るリスクがあります。初めての1本なら磁石式30cmから入って、足りなければPhanteks NEON M1(1m)に置き換える流れが無難です。

5つの判断基準と選び方

基準1: 5V 3pin ARGB対応かどうか

  • ARGBはLED1個ずつ制御可
  • 4pin RGBは色固定モード
  • 新規買うならARGB一択

5V 3pin ARGBはLED1個ごとに色と発光タイミングを指定できる方式で、虹色のグラデーションや流れるアニメーションが可能。最近のマザボはほぼ全機種がARGBヘッダを2つ以上持っています。一方で12V 4pin RGBはストリップ全体で同じ色しか出せない(赤・緑・青の輝度を変えて色を作る)方式で、グラデーション表現は不可。古いマザボや低価格モデルにしか残っていません。

買うときに気をつけるのは「3pinなのに表示はRGBと書いてある」紛らわしい商品。ARGBは商品名やパッケージに「ARGB」「Addressable RGB」「Aura Sync対応」などの表記があります。AINEX RLD-LED30M(711円)は4pin RGB、RLD-STRDM30B(900円)は5V 3pin ARGB。価格差200円だがARGBの方が将来性があります。

基準2: 設置タイプ(マグネット・粘着・整形品)

  • マグネット式は貼り直し可
  • 3M粘着は剥がすと跡残る
  • アクリル整形は置くだけ

マグネット式はケースの鉄板部分に磁石で吸着するタイプ。AINEX RLD-STRDM30Bは磁石9個内蔵で30cm長。配線の取り回しやレイアウト変更時に位置を直せるのが大きな利点。ただしガラスサイドパネルや一部アルミケースには磁石が効かないので注意が必要です。

3M両面テープ式(Phanteks NEON系等)は粘着力が強い分、剥がすときに塗装やコーティングを持っていくことがあります。Phanteks NEONは粘着なので「ここに貼る」と決めたら基本変更しません。アクリル整形タイプ(Novonest LB280)は箱型で、ケース底面や上面に置くだけ。固定したいときは結束バンドかネジ穴を使う形になります。

基準3: 長さ(30cm・55cm・1m)

  • 30cm: ケース1面だけ
  • 55cm: ケース内側2面
  • 1m: 縁全周+デイジーチェーン

標準的なATXミドルタワー(高さ45-50cm程度)だと、内側の縦辺1辺で30-40cm、横辺で35-45cm程度。30cmだと1辺カバーできるかどうか。Phanteks NEON M1(1m)なら2-3辺まで一筆書きで光らせられます。デイジーチェーン対応モデルは複数本を連結できるので、内側全周を切れ目なく光らせたいときに便利。

注意点:長尺タイプは消費電力が増えるので、マザボのARGBヘッダ容量(通常3A以下)を超えないように注意。1m級のストリップ2本以上をマザボ直挿しすると電力不足で点灯不安定になるケースがあります。その場合はARGBハブ(NZXT・Phanteks等)を別途用意します。

基準4: 発光面の質(拡散・直視・滑らか)

  • NEON系は乳白色で滑らか
  • 汎用5050型は粒感あり
  • アクリル整形は最も滑らか

LEDの粒が見えるか見えないかで写真の印象が大きく変わる。Phanteks NEONは乳白色のディフューザー越しなので、LEDが個別に光っている粒感が出ず滑らかな帯のように見えます。汎用5050型(B0G6XYQHF9等)はLEDがそのまま透けて見えるタイプで、近くで見ると点々が分かります。Novonest LB280はアクリル整形で、Phanteks以上に滑らかな発光面を実現しています。

写真映えを重視するならNEON系かアクリル整形。ただし汎用5050型でも、設置場所を「直接見えない場所(ケース底面・裏側)」に隠して間接照明として使えば粒感は気にならなくなる。コスパ重視なら汎用、見た目重視ならNEONか整形タイプ、と使い分けが現実的です。

基準5: 電源ケーブル系(24pin・GPU電源)を光らせたいかどうか

  • Lian Li Strimerが定番
  • 24pin・3x8pin・wireless版あり
  • 予算1万円必須

電源ATX24pinケーブル自体を光らせるのはLIAN LI Strimerシリーズ一択。マザボの24pinコネクタとPSU側ケーブルの間に挟む延長ケーブルで、ケーブル自体に12本のLED導光体が埋め込まれています。普通のLEDストリップでは実現不可能な発光なので「ケーブル光らせ」希望なら他に選択肢がない。

V2モデルからLED導光体の幅が2.1mmに細くなり、より鮮明な光り方に。L-Connect 3 Controller付属で発光モード11種+複合13種。GPU電源用の3x8pin版(PW-3PV2)もあるので、24pin+GPU電源両方光らせるとPC内部の見た目が一変します。ただし合計2-3万円の投資になるので、最初は24pinから始める人が多いです。

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Q1. どこを光らせたい?

RGBストリップ おすすめ7選

マグネット式・配線型・アクリル整形を含む7商品。価格は711円から11,981円、用途で大きく分かれます。

順位商品名タイプ規格価格
1LIAN LI Strimer V2 24pin配線型5V ARGB¥11,981
2Phanteks NEON M5 550mm粘着・滑らか5V ARGB¥5,005
3Phanteks NEON M1 1m粘着・長尺5V ARGB¥6,998
4Novonest LB280アクリル整形5V ARGB¥2,980
5AINEX RLD-STRDM30B磁石・両面照射5V ARGB¥900
6AINEX RLD-LED30M磁石・旧型12V 4pin RGB¥711
7汎用 400mm ARGB粘着・コスパ5V ARGB¥3,821

1. LIAN LI Strimer Plus V2 24pin|電源ケーブル自体が光る

  • 11,981円・24pin延長
  • L-Connect 3 Controller
  • LED導光体2.1mm

マザボ24pin電源コネクタとPSU側ケーブルの間に挟む延長ケーブル。ケーブル自体に12本のLED導光体が埋め込まれて発光する仕組み。普通のLEDストリップでは不可能な「ケーブルそのものを光らせる」を実現。V2でLED導光体が2.1mm幅に細くなり、発光がより鮮明に。L-Connect 3でPC内のLian Li製ファン・ARGB機器と統合制御。Lian Li O11 Vision・LANCOOL系ケースとの組み合わせで魅せるPCの完成度が一段上がる。GPU電源用の3x8pin版(PW-3PV2)も別売り。

2. Phanteks NEON M5 550mm|乳白色で滑らかな発光

  • 5,005円・550mm
  • 3M粘着+デイジーチェーン
  • LED粒感なし

Phanteksのデジタル-RGBストリップM5シリーズの中サイズ。乳白色ディフューザー越しの発光でLEDの粒感が見えず、帯のように滑らかに光る。3M両面テープでケース内側の長辺に沿わせて貼る。デイジーチェーン接続対応なので、M1やM5を複数本連結して全周を光らせる構成も可能。Lian Li O11 Vision Compactのガラス越しに見せたい人向け。粘着なので一度貼ると剥がすと塗装に跡が残るリスクあり。Phanteks Eclipse P500A等のPhanteksケースとARGBハブ経由で統合制御できます。

3. Phanteks NEON M1 1メートル|内側全周をワンストリップで

  • 6,998円・1m長
  • 柔軟性高くコーナー可
  • 3M粘着+連結

M5の倍の長さで1メートル。ATXミドルタワーの内側縦辺+横辺+もう1辺を切れ目なく光らせられる長さ。柔軟性が高いので90度コーナーで折り曲げて連続発光が可能。Phanteks Eclipse P500A・Lian Li O11 Dynamic・Fractal Design North XL等の大型ケース向け。ケース内側の縁取りを一本でやりたい人の決定版。1m級は消費電力が約3W以上になるので、マザボARGBヘッダ容量(通常3A)を確認するか、Phanteks NEONコントローラを介して接続するのが安全。

4. Novonest LB280|黒アクリル整形のライトバー

  • 2,980円・280mm
  • 黒アクリル整形
  • SATA電源+3pin ARGB

柔軟なストリップではなく、黒いアクリルで成形された箱型のライトバー。ケース底面や上面に「置くだけ」で導入完了。3M両面テープも付属するが、フラットな置き型なので接着しなくても安定します。Phanteks NEONより滑らかな発光面で、写真映えを重視する人向け。SATA電源接続なので消費電力に余裕がある(マザボARGBヘッダの電力上限を気にしなくて良い)。「ケース底面に1本入れて全体を底光りさせる」用途で人気。フルタワー・ミドルタワーともに対応。

5. AINEX RLD-STRDM30B 2Way ARGB 30cm|国産マグネット式の標準解

  • 900円・30cm
  • 磁石9個内蔵
  • 両面照射タイプ

初めての1本に最も無難な選択。アイネックスは日本の老舗PCパーツメーカーで、マニュアル日本語・サポート国内対応・5V 3pin ARGB対応と入門者向けの条件が揃う。30cm長で磁石9個内蔵、ケース内壁の鉄板部分にパチっと貼り付く。両面照射タイプなので光が左右に広がり、ガラスサイド越しに見えても見栄えする。ASUS Aura・MSI Mystic Light・GIGABYTE RGB Fusion・ASRock Polychromeすべてに同期可能。900円で気軽に試せる価格設定が魅力。物足りなくなったら2本目を買い足す導入パスがおすすめ。

6. AINEX RLD-LED30M|4pin RGBレガシー対応

  • 711円・30cm
  • 12V 4pin RGB
  • マグネット式

RLD-STRDM30Bの旧世代モデル。12V 4pin RGB規格でASRockの古いマザボ(H310・B360等)など4pin RGBヘッダしかない世代向け。LED1個ずつの制御はできないので、ストリップ全体で同じ色固定(流れる虹色等はできない)。価格200円差なので、新しいマザボ(B650・X670・B850・Z790・Z890以降)を使うならRLD-STRDM30B(ARGB版)を選ぶ方が将来性あり。古いPCをアップグレードする場合の選択肢として残しておきたい1本。

7. 汎用 400mm ARGB 5V 3pin|中堅サイズの低価格帯

  • 3,821円・400mm
  • 5V 3pin ARGB
  • マザボ同期対応

中華系サードパーティ製の400mm ARGBストリップ。Phanteks NEON M5(550mm)より短く、AINEX RLD-STRDM30B(30cm)より長い中堅サイズ。LED粒が見える5050型なので近距離だと粒感が出るが、間接照明として配置すれば気にならない。ASUS Aura・MSI Mystic Light等のマザボARGB同期対応。ブランド品より作りは粗いが、3,821円で400mm長ARGBが手に入るコスパは魅力。「複数本買って配置を試したい」「ブランドにこだわらない」人向け。

よくある質問

ARGBと4pin RGBの違いは?

ARGB(5V 3pin)はLED1個ごとに色とタイミングを指定できる方式で、流れる虹色やグラデーションが可能。4pin RGB(12V)はストリップ全体で同じ色固定。最近のマザボ(B650・X670・B850・Z790・Z890等)はほぼARGB対応なので、新規買うならARGB一択。古いマザボ(H310・B360世代)は4pin RGBしかないので注意。

マザボARGBヘッダが1個しかない場合は?

ARGBハブを使って複数機器を1ヘッダから分岐。NZXT RGB & Fan Controller・Phanteks Digital RGB Controller・AINEX RLD-SPLITDC4AW等が選べる。ARGBハブを使うと消費電力もマザボ依存ではなくSATA電源から取れるので、長尺ストリップ複数本でも安定動作する。

マグネット式はガラスケースでも貼れる?

貼れない。マグネット式はケースの鉄板部分にしか吸着しない。Lian Li O11 Vision Compact等のフルガラスサイドパネルのケースでは、サイド側には磁石効かないので両面テープか結束バンドで固定するか、別の場所(ケース内側の鉄板部分・天井・底面等)に取り付ける。

3M両面テープを剥がすと跡残る?

残ることが多い。Phanteks NEON系・汎用5050型のような3M粘着系は粘着力が強く、剥がすときに塗装やコーティングを持っていくことがある。一度貼ると基本変更しない前提で設置場所を決める。剥がすときは温風ドライヤーで温めながら少しずつ剥がすと跡が残りにくい。マグネット式やアクリル整形タイプなら跡残りリスクなし。

電源ケーブル自体を光らせる方法は?

LIAN LI Strimerシリーズ一択。マザボ24pin電源コネクタとPSU側ケーブルの間に挟む延長ケーブルで、ケーブル自体に12本のLED導光体が埋め込まれて発光する。普通のLEDストリップでは不可能な発光なので、ケーブル光らせ希望なら他に選択肢がない。24pin版(PW24-PV2)・GPU電源3x8pin版(PW-3PV2)等あり。L-Connect 3コントローラ付属。

まとめ:規格と設置タイプで選ぶ

  1. 初心者向け——AINEX RLD-STRDM30B(900円)が無難な1本目
  2. 滑らかな発光——Phanteks NEON M5(5,005円)・M1(6,998円)
  3. アクリル整形——Novonest LB280(2,980円)の置き型
  4. 電源ケーブル光らせ——LIAN LI Strimer V2 24pin(11,981円)の決定版

PCケース用RGBストリップは「ARGB規格」「設置タイプ」「長さ」の3軸で選び方が決まります。新しいマザボなら5V 3pin ARGBを選んでおけばASUS Aura・MSI Mystic Light・GIGABYTE RGB Fusionと同期可能。初めての1本ならAINEX RLD-STRDM30B(900円)で気軽に試して、足りなければPhanteks NEON M1(1m)に置き換える流れが現実的ゲーミングPCの光るケーブル14選ケースファンフィルター7選と合わせて読むと、PCケース全体の配線・装飾の方針が見えてきます。

※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。価格・在庫・仕様は変動します。マザボARGBヘッダの電力上限(通常3A前後)を超えないようストリップ本数に注意してください。3M両面テープは塗装に跡が残るリスクがあります。

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