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【静音重視】ファンノイズが少ない電源ユニットおすすめ12選

PCのファンノイズが気になって集中できない、夜間の作業や配信でマイクが音を拾う、低負荷なのに常にうるさい――そんな悩みを、静音重視の選び方おすすめ電源ユニットで解決します。

内容をチェック
  1. ファンノイズが少ない電源ユニットの選び方
  2. 【静音】電源ユニット12選
  3. 使用する際の注意点

ファンノイズが少ない電源ユニットの選び方

静音認証付きモデルを選ぶ(80PLUS Gold以上が目安)

  • 高効率設計で発熱減
  • 低温動作で静か
  • 電力損失が小さい

効率の高い電源は発熱が少なく、ファンの回転数を抑えやすいため騒音を低減できます。家庭用PCなら80 PLUS Goldが実用的な目安です。負荷が上がる用途でも、効率の高さはファンノイズの上昇を抑えるのに役立ちます。

セミファンレス機能搭載モデルを選択

初心者
初心者
日常作業時に無音時間が長い電源はありますか?
低負荷ではファン停止し、温度で自動復帰する「セミファンレス」搭載が狙い目です。静かさと冷却を両立できます。

セミファンレスは一定温度や負荷までファンが停止し、発熱が増すと静かに再始動します。ウェブ閲覧や文書作成など低負荷主体なら、実使用での無音時間が長く体感静音性が高いのが特長です。

大径ファン(120mm以上)を採用している電源を選ぶ

  • 低回転でも風量
  • 軸受寿命に期待
  • 騒音周波が低め

120mmや135mmなどの大径ファンは、同じ風量でも回転数を下げられるため騒音を抑えやすいです。ベアリングの種類にも注目し、長寿命・低振動の設計を選ぶと静音性と信頼性の両面でメリットがあります。

日本製コンデンサなど高品質部品を使用しているモデルを優先

初心者
初心者
長く使うなら部品品質は重視すべきですか?
はい。高耐久の日系電解や固体コンデンサ、低RDS(on)のMOSFETなどは温度に強く、劣化しにくい傾向です。

高品質コンデンサや低損失スイッチ素子は発熱を抑え、結果としてファン回転を上げずに安定動作しやすくなります。保証年数が長いモデルは品質管理が行き届いている目安にもなります。

電源容量に余裕のあるモデルを選択

目安は総消費電力に二〜三割の余裕。ゲームや動画編集はピークも考慮しましょう。

余裕のある容量を選べば、常用負荷が50〜60%付近に収まりやすく、効率の良い作動領域で静かに動作します。将来のGPU強化も見据え、必要容量の+20〜30%を一つの基準にすると失敗しにくいです。

信頼性の高いメーカーを選ぶ

初心者
初心者
静音と保証で外れ回避するコツは?
評判の定番ブランドや長期保証、国内サポートの有無をチェック。レビューの騒音計測も参考に。

電源は実測レビューの蓄積が多い定番メーカーが安心です。静音性・リップル・保護回路の評価と保証年数、サポート体制を総合して選びましょう。

【静音】電源ユニット12選

モデル フォーム 定格 効率 ファン制御 配線
玄人志向 KRPW-BK650W/85+ ATX 650W Bronze 記載なし プラグイン
玄人志向 KRPW-GA850W/90+ ATX 850W Gold セミファンレス フルプラグイン
MSI MAG A850GL ATX 850W Gold 記載なし プラグイン
玄人志向 KRPW-L5-600W/80+/REV2.0 ATX 600W Standard 記載なし 直付け
CORSAIR RM850x (2024) ATX 850W Gold 記載なし フルモジュラー
COUGAR ATLAS 650W ATX 650W Bronze 記載なし 直付け
CORSAIR RM850e (2025) ATX 850W Gold 記載なし フルモジュラー
Thermaltake Smart Pro 500W ATX 500W Standard 記載なし 直付け
CORSAIR CX650 ATX 650W Bronze 記載なし モジュラー
玄人志向 KRPW-GK650W/90+ ATX 650W Gold 記載なし フルプラグイン
玄人志向 KRPW-AK750W/88+ ATX 750W Silver 記載なし 直付け
玄人志向 KRPW-SXP600W/90+ SFX 600W Gold 記載なし フルプラグイン

玄人志向 電源ユニット 650W ATX 電源 80 PLUS ブロンズ PC電源 プラグイン KRPW-BK650W/85+

普段使い〜軽めのGPU構成に最適。必要十分な効率と静音ファンで扱いやすい入門向けモデルです。静かな日常用途を目指す方におすすめ。

650Wで中級GPUは足りますか?

消費電力が250W級までのGPUと組み合わせるなら実用的です。CPUや周辺機器の消費も含め、常用負荷が6割前後に収まる構成なら静音性を確保しやすいです。

玄人志向 電源ユニット 850W ATX 電源 80 PLUS ゴールド PC電源 フルプラグイン セミファンレス KRPW-GA850W/90+

セミファンレスと高効率が魅力。配線性に優れるフルプラグインでケース内もすっきり。静音と拡張性を両立したい方におすすめ。

セミファンレスは寿命に影響しませんか?

温度管理が前提です。設定温度を超えると自動で回転し冷却します。常用負荷を抑え、ケースの通気を整えれば寿命への悪影響は抑えられます。

MSI 850W自作PC電源ユニットMAG A850GL PCIE5 (80PLUS GOLD PCIe5.1/ATX3.0ネイティブ対応)PS1327

PCIe 5.1/ATX 3.0対応で最新GPUを想定した設計。負荷変動に強く静音性も配慮。最新GPU運用を静かに行いたい方におすすめ。

ATX 3.0対応の利点は?

急峻な負荷変動(電力スパイク)に備えた規格で、最新GPUでも安定しやすい点が利点です。余裕容量と組み合わせると静音面でもプラスです。

玄人志向 電源ユニット 600W ATX 電源 80 PLUS スタンダード PC電源 12cm静音ファン KRPW-L5-600W/80+/REV2.0

コスパ重視のスタンダード効率モデル。12cm静音ファンで基本を押さえた構成。低予算静音を狙うライトユーザーにおすすめ。

事務用途なら600Wで足りますか?

内蔵GPUや省電力CPU中心の構成なら十分です。ストレージ台数が多い場合は起動時の消費を見込み、余裕を持って選ぶと静かに運用できます。

CORSAIR RM850x 2024年モデル PC電源ユニット 850W ATX3.1 PCIe5.1対応 80PLUS Gold認証 フルモジュラー 12VHPWRケーブル付属 CP-9020270-JP

定番RMxの最新世代。高効率・低ノイズのバランスと配線自由度が魅力。静音と品質を重視する万能派におすすめ。

フルモジュラーの利点は?

不要ケーブルを外せるため、エアフローを確保しやすく、結果的にファン回転を抑えやすくなります。配線も見た目よくまとめられます。

COUGAR 電源ユニット ATLASシリーズ 650W 80PLUS BRONZE 直付けモデル CGR BA-650 【国内正規品】

直付けケーブルでコストを抑えつつ静音性を意識した設計。コスパ静音でミドル構成を組みたい方におすすめ。

直付けとモジュラーの静音差はありますか?

直接の差は小さく、ケース内の通気性が主因です。モジュラーは配線整理で通気が良くなり、結果として静かになりやすい傾向です。

CORSAIR RM850e 2025モデル PC電源ユニット 850W PCIE 5.1 対応 80PLUS Gold認証 ATX 3.1 認証済 フルモジュラー 12V-2×6 ケーブル付属 CP-9020296-JP

ATX 3.1準拠とフルモジュラーで将来性と配線性に優れる。最新規格重視で静かに長く使いたい方におすすめ。

12V-2×6で何が変わりますか?

最新規格に合わせたコネクタで、取り回しと安全性が向上します。適切なケーブル同梱により、高負荷でも安定と静音の両立を図れます。

Thermaltake Smart Pro 500W 80PLUS Standard認証 500W ATX PC電源ユニット PS-SPD-0500NNFAWJ-1 PS1460

省電力構成向けの500Wクラス。静音ファンでエントリー用途に十分。事務用PCの静音化を図る方におすすめ。

500Wでどの程度の構成まで?

内蔵GPUやローエンドGPU、TDP65W級CPU中心の構成に適します。ストレージが多い場合は起動時のピークを見込んでください。

CORSAIR CX650 CXシリーズ 650W電源ユニット モジュラー式電源ユニット 80 PLUS Bronze認証獲得 ATX電源 CP-9020278-JP

モジュラー対応で配線整理しやすいブロンズモデル。初自作ユーザーの静音入門におすすめ。

Bronzeでも静かに使えますか?

常用負荷を抑えれば静かに使えます。ケースの通気とファンカーブを整えると、上位効率との差を体感しにくくできます。

玄人志向 電源ユニット 650W ATX 電源 80 PLUS ゴールド PC電源 フルプラグイン フラットケーブル KRPW-GK650W/90+

Gold効率とフラットケーブルでエアフローを確保。静音重視構成のメインPCにおすすめ。

フラットケーブルの静音面の利点は?

束ねやすく、風路を妨げにくい点です。ケース内の整流が進み、冷却効率が上がることでファン回転を抑えやすくなります。

玄人志向 電源ユニット 750W ATX 電源 80 PLUS シルバー PC電源 静音ファン KRPW-AK750W/88+

シルバー効率で発熱を抑え、静音ファンで快適。中量級GPUを静かに使いたい方におすすめ。

750Wの使いどころは?

200〜300W級GPUと中上位CPUの組み合わせに好適です。将来の拡張も視野に、余裕をもたせると静音運用しやすくなります。

玄人志向 電源ユニット 600W SFX 電源 80 PLUS ゴールド PC電源 フルプラグイン フラットケーブル KRPW-SXP600W/90+

小型SFXながらGold効率とフルプラグインで配線も容易。小型静音PCを作りたい方におすすめ。

SFXで静音を確保するコツは?

通気の良いSFFケースと低回転重視のケースファンを併用してください。発熱源のレイアウト最適化も有効です。

使用する際の注意点

エアフローを妨げない設置環境を確保する

吸気口や排気口をケーブルやストレージで塞がないよう配慮し、ケース前後の風の通り道を意識しましょう。電源を上下どちらに向けるかはケースの通気とフィルター有無で判断すると熱だまりを防げます。

定期的にホコリを清掃して冷却性能を維持する

吸気フィルターやファンブレードの月次清掃で静音と寿命を両立。エアダスターと柔らかいブラシを用意しましょう。

フィルターは月1回を目安に清掃し、ファンやヒートシンクの付着埃を取り除きます。ホコリが溜まると回転数が上がり騒音と温度が悪化します。掃除の際は静電気と回転部の扱いに注意し、電源は必ずオフにします。

高温多湿な環境を避け、安定した電圧で使用する

高温多湿は部品の劣化を早めます。直射日光や暖房の吹き出しを避け、雷サージ対策や無停電電源装置の併用で電圧変動から機器を守りましょう。負荷の急変が多い用途では余裕ある容量選定が有効です。

この記事のまとめ

  • 効率が高いほど発熱が減り静音性が向上
  • セミファンレスは低負荷の無音化に有効
  • 大径ファンは低回転で必要風量を確保
  • 日本製コンデンサ等の高品質部品が安心
  • 容量は実使用の+20〜30%を目安に選ぶ
  • 長期保証とサポート体制も評価軸に
  • 配線と通気でケース内エアフローを最適化
  • 定期清掃で静音と性能を長く維持

補足:騒音は個々のケースや設置環境で差が出ます。レビュー計測値と自分の用途(常用負荷・設置場所・温湿度)を突き合わせ、余裕のある容量と静音制御の両立を重視して選びましょう。