MUGEN6とPA120 SEはどっちが冷える?同じ値段なら日本メーカーで選んでいい?
MUGEN6 BLACK EDITIONとPA120 SEは、163円差でどちらもヒートパイプ6本にファン2つが付いています。作りが似ているので、どっちがよく冷えるのか、日本のサイズ製というだけで選んでいいのか迷います。
冷えはどちらも十分で、差は小さいです。MUGEN6はi5-14600KFの125Wで平均62℃、PA120 SEもGamersNexusが最良の空冷のひとつと言っています。冷えで選ぶより、ケースの高さに入るか、付けやすいか、国内サポートが要るかの3つで決めてください。
CPUをそこまで回さない使い方なら、同じサイズの虎徹MARK4(2,700円)でも間に合います。MUGEN6はヒートシンクが大きくファン2つでよく冷えるので、CPUを長く回す日があるならBLACK EDITIONで差が出ます。
MUGEN6とPA120 SE、値段が同じならどっちが冷えるんですか?
冷却の差は小さい。どちらも5千円台で上位に入る性能です
- 価格差はわずか163円
- どちらもデュアルファン
- 冷却はほぼ横並び
先に結論を言うと、この2つの冷却性能の差は小さいです。10種類のクーラーを同じ条件で並べたレビューでも、上位はほとんど差がありませんでした。
| 3台 | ファンとヒートパイプ | 価格 | メーカー |
|---|---|---|---|
| MUGEN6 BLACK EDITION | デュアルファン・6本 | 5,242円 | サイズ(日本) |
| Thermalright PA120 SE | デュアルファン・6本 | 5,079円 | Thermalright(中国) |
| 虎徹 MARK4 | シングルファン | 2,700円 | サイズ(日本) |
ヒートパイプはどちらも6本、ファンはどちらも2基。構成がほぼ同じなので、結果も近くなります。163円の価格差で冷却を選び分ける意味はあまりありません。
空冷全体の選び方はCPUが熱い時の対策9つにまとめています。
📱 10種類を並べた比較(Xより)
10種類のクーラーを同じ条件で並べたレビューに触れた投稿です。上位は僅差で、価格帯が同じなら差は小さいことが分かります。
MUGEN6はデュアルファンで効く。シングルだと差が縮まります
1つだけはっきりした傾向があります。MUGEN6はヒートシンクが大きいぶん、ファンを2基にした時の伸びが大きいという点です(メーカー公開仕様では全高154mm・6mm径ヒートパイプ6本)。
使っている人の言葉を借りると、シングルファンだとFUMA3と同じくらいだが、ダブルファンがよく効いてブラックエディションが強いとのこと。今回挙げているBLACK EDITIONは最初からデュアルファンです。
単品の詳しい評価はMUGEN6は買い?虎徹より冷える空冷の実力に書いています。
📱 使った人の声(Xより)
ファンの数で結果が変わる、という話です。この記事の「デュアルで効く」の根拠になっています。
実測の目安は、Core i5-14600KFの125W設定で平均62℃
数字も置いておきます。AKIBA PC Hotline!の検証では、MUGEN6 BLACK EDITIONはCore i5-14600KFのPL1/PL2を125Wにした設定で、CPU温度が平均62℃・最大70℃でした。
前の世代のMUGEN5と比べると、エルミタージュ秋葉原の検証でシングルファンで約3℃、デュアルファンで約5℃下がっています。ファンの最大回転数は2,000rpmです。
PA120 SE側も評価は高く、海外の検証メディアからは「いま試した空冷の中で最良のひとつ」と評されています。詳しくはThermalright PA120 SEは本当に冷えるのかをどうぞ。
▶ まずは動画でサクッと要点チェック
この記事で最初に挙げるMUGEN6 BLACK EDITIONを、実際に買ってRyzen 9 9950Xで冷やしている動画です。5千円台でどこまで冷えるかが見えます。
同じ値段なら日本メーカーで選んでいいの?
差がつくのは全高と干渉。MUGEN6は154mm
- MUGEN6の全高は154mm
- ケースの対応高さを確認
- メモリとの干渉も要確認
冷却で差がつかないなら、次に見るのは入るかどうかです。MUGEN6 BLACK EDITIONの全高は154mm。ミドルタワーなら多くが対応しますが、スリムケースでは入らないことがあります。
確認するのは2か所です。ケースの仕様表にある「CPUクーラー対応高さ」と、メモリの背の高さ。光るタイプのメモリを使っているなら、干渉の可能性が上がります。
測ってから買う。これだけで取り付け当日のやり直しが消えます。
取り付けやすさと、困った時の問い合わせ先
ここが日本メーカーを選ぶ理由になります。サイズは国内メーカーなので、説明書が日本語で、問い合わせ先も国内です。
Thermalrightも取り付け金具の評判は良く、作業そのもので困ることは少ないです。ただし何かあった時に日本語でやり取りできるかは、初めて自作する人には効いてきます。
虎徹の世代から使っている人なら、取り付け方法が近いぶんMUGEN6のほうが迷いません。虎徹MARK4とMUGEN6はどっちを買うかに世代の違いを書いています。
もっと安く済ませるなら虎徹MARK4が2,700円
もう1つ選択肢を出しておきます。同じサイズ社の虎徹MARK4が2,700円です。5千円台の2つの、ちょうど半額。
シングルファンなので冷却は一段下がりますが、ミドル構成のCPUなら十分に間に合います。背も低めなので、ケースの高さに自信が無い時も収まります。
4千円台の対抗馬としてはID-COOLING FROZN A620 PRO SEもあります。
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5千円台の2台と、半額の1台です。価格は2026年9月16日時点です。
国内サポートで選ぶなら MUGEN6 BLACK EDITION
- 5,242円・全高154mm
- デュアルファン・6mm×6本
- 日本メーカーのサイズ製
デュアルファンで冷却が伸びるタイプです。i5-14600KFの125W設定で平均62℃という検証結果が出ています。
説明書も問い合わせ先も国内。初めて空冷を載せ替える人には、この差は163円で埋まります。
値段で決めるなら Thermalright PA120 SE
- 5,079円・ヒートパイプ6本
- デュアル120mmファン
- 海外レビューの評価が高い
163円安く、冷却は同じくらいです。取り付け金具の評判も良いので、作業で困る場面は少ない1台です。
海外の検証メディアからの評価が高く、価格に対する性能で名前が挙がり続けているモデルです。
予算を抑えるなら 虎徹 MARK4
- 2,700円・シングルファン
- 同じサイズ社の定番
- 背が低く干渉しにくい
5千円台の半額です。ミドル構成のCPUなら、これで間に合います。背が低めなので、ケースの高さが不安な時も収まります。
あとからファンを1基足せば、冷却を伸ばす余地もあります。
こう選ぶと決まります
MUGEN6が向くのは、国内サポートを重く見る人
初めて空冷を載せ替える人や、日本語で問い合わせたい人にはMUGEN6です。163円の差で、説明書も問い合わせ先も日本語になります。
虎徹から乗り換える人も、取り付け方法が近いぶん作業が早く終わります。
PA120 SEが向くのは、値段で決めたい人
- 自作の経験がある人
- 英語の説明書でも平気な人
- 1円でも安くしたい人
この3つに当てはまるならPA120 SEでいいと思います。冷却で不足を感じる場面はほとんどありません。
金具の評判も良く、取り付けで苦労するタイプのクーラーではありません。
他の候補を見るなら3つです
1つ目は虎徹MARK4。上で挙げた2,700円です。2つ目はID-COOLINGのFROZN A620 PRO SE。3つ目は簡易水冷に切り替える選択です。
ハイエンドのCPUで長時間の高負荷をかけるなら、空冷で押し通すより240mm以上の簡易水冷のほうが結果が出ます。境目の話は空冷でいけるか、簡易水冷が要るかに書いています。
よくある質問
冷却の差は小さく、どちらも5千円台の上位に入ります。ヒートパイプは6本、ファンは2基と構成もほぼ同じです。10種類のクーラーを同条件で比べたレビューでも上位はほとんど差がありませんでした。MUGEN6 BLACK EDITIONはCore i5-14600KFの125W設定で平均62℃・最大70℃という検証結果が出ています。163円の価格差で冷却を選び分ける意味は薄いので、全高と干渉、サポートの言語で決めるほうが後悔がありません。
BLACK EDITIONの全高は154mmです。ミドルタワーの多くは対応しますが、スリムケースでは入らないことがあります。買う前にケースの仕様表にある「CPUクーラー対応高さ」を確認してください。背の高いメモリを使っている場合は、メモリとの干渉も要確認です。ケースの余裕が読めない時は、背が低めの虎徹MARK4という選択肢もあります。
MUGEN6は前の世代のMUGEN5と比べて、シングルファンで約3℃、デュアルファンで約5℃下がったという検証結果があります。使っている人からは「シングルだとFUMA3と同じくらいだが、ヒートシンクが大きいのでダブルファンがよく効く」という声も出ています。BLACK EDITIONは最初からデュアルファン構成です。
ミドル構成のCPUなら間に合います。シングルファンなので5千円台の2台より冷却は一段下がりますが、高負荷を長時間かけ続ける使い方でなければ困りません。背が低めなのでケースやメモリとの干渉も起きにくく、あとからファンを1基足して冷却を伸ばすこともできます。ハイエンドCPUで長時間の高負荷をかけるなら、空冷より240mm以上の簡易水冷を検討してください。
まとめ
163円差の2台は、冷却では決まりません。構成がほぼ同じだからです。決まるのは、ケースに入るかと、困った時に日本語で聞けるかでした。
初めて載せ替えるならMUGEN6。自作に慣れていて値段で決めるならPA120 SE。ケースの高さが不安なら、2,700円の虎徹MARK4から始めるのも手です。
※当サイトの個人的見解です。実機は所有しておらず、評価はエルミタージュ秋葉原・AKIBA PC Hotlineの検証記事、メーカー公開仕様、実機レビュー動画とSNSの投稿を総合したものです。温度は環境で変わります。価格は2026年9月16日時点です。
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