「ミニPCでも最新の重いゲームを遊びたい!」「内蔵GPUじゃ満足できない!」という欲張りなゲーマーへ。ついに、PS5やミドルタワーPCと同等の性能を持つグラボ搭載ミニPCが現実的な選択肢になってきました。今回は、超小型ながらモンスター級のスペックを秘めたおすすめモデル14選を厳選して紹介します。

「内蔵GPU」と「独立グラボ搭載」の決定的違い

「内蔵GPU」と「独立グラボ搭載」の決定的違い

PS5並みの性能で「重いゲーム」も快適

  • 内蔵GPU:軽量ゲーム(VALORANT等)が限界
  • 独立グラボ:重量級(サイバーパンク等)もOK
  • フレームレート:144fps張り付きも狙える

一般的なミニPCはCPU内蔵のグラフィック機能を使いますが、独立グラボ(dGPU)搭載モデルはGeForce RTX 4060などを個別に積んでいます。これにより、モンハンワイルズやFF16といった最新のAAAタイトルも高画質でサクサク動作。PS5と同等かそれ以上のゲーミング体験が、手のひらサイズで実現します。

4Kゲーミングもできる?

RTX 4060クラスならDLSSを使えば可能です。
ただし、基本的にはWQHD(2560×1440)までの解像度が最も快適に遊べるスイートスポットです。

NVIDIA DLSSなどの「最新技術」が使える

初心者
初心者
グラボがあると何がいいんですか?
AIが画質を補完してフレームレートを爆上げするDLSSや、リアルな光を表現するレイトレーシングが使えます。これはGeForce RTXシリーズだけの特権です。

特にNVIDIAの「DLSS 3」対応モデルなら、AIによるフレーム生成で、見た目の滑らかさを劇的に向上させられます。スペック的に厳しい重いゲームでも、DLSSをオンにするだけでヌルヌル動くようになるのは、独立グラボ搭載機ならではの強みです。

サイズは少し大きく、価格は倍になる

性能と引き換えに、筐体サイズは通常のお弁当箱サイズから「辞書サイズ」程度まで大きくなります。また、価格も内蔵GPUモデルが7〜8万円なのに対し、グラボ搭載機は13〜20万円クラスが相場です。それでもタワー型PCよりは圧倒的に小さく、設置場所の自由度は健在です。

【モンスター級】グラボ搭載ミニPCおすすめ14選

製品名 CPU GPU 特徴 リンク
MINISFORUM X1 Pro Ryzen AI 9 HX 370 Radeon 890M 最新Ryzen AI搭載。内蔵GPU最上位クラスで省スペース万能 Amazon
MINISFORUM AI X1 Ryzen 7 255 Radeon 780M ベアボーン+OCuLinkで拡張性重視(eGPU運用の土台に) Amazon
MINISFORUM UM880+ Ryzen 7 8845HS Radeon 780M 32GB/1TB構成+OCuLink。まずは内蔵GPU→必要なら外付けGPUへ Amazon
MINISFORUM BD790i Ryzen 9 7940HX (別途GPU増設) PCIe x16搭載のITX系。小型でも「増設グラボ」路線を狙える Amazon
Intel NUC7 i5 Core i5(NUC7) 内蔵GPU 定番ベアボーン。軽作業〜軽量ゲームの省スペース機に Amazon
Intel NUC12 Enth Core i7-12700H Arc A770M オールインテル構成。動画エンコード/配信寄りにも強い Amazon
ROG NUC 760 Core Ultra 7 155H RTX 4060 DLSS 3対応の鉄板。WQHDゲーミングの主役 Amazon
TOPGRO T1-Pro Core i9-13900HK RTX 4060 価格と性能のバランスが良い。RTX 4060入門の本命 Amazon
TOPGRO T1 MAX Core i9-13900HX RTX 4070 一段上のハイエンド。WQHD高fps狙いに Amazon
ZOTAC EN374070C Core i7-13700HX RTX 4070 Laptop 薄型でも高性能。ゲーム+制作の両立に Amazon
ZOTAC ONE 4070 Core i7-13700 RTX 4070 デスクトップGPU搭載の希少枠。長期運用の安心感 Amazon
ZOTAC ONE 3070 Core i7-10700 RTX 3070 型落ちでもWQHD級は狙える。価格次第で狙い目 Amazon
MINISFORUM MS-A2 Ryzen 9 7945HX (別途GPU対応) ワークステーション系ベアボーン。拡張・構成カスタム派に Amazon
HP Z2 Mini G4 Xeon E-2244G Quadro P600 CAD/設計学習向け。整備済みで安価に組みやすい Amazon

MINISFORUM X1 Pro

「まずは本体だけで戦える内蔵GPU最強クラスが欲しい」ならこれ。Ryzen AI 9 HX 370+Radeon 890Mで、軽〜中量級のゲームや制作作業までこなせる万能寄りミニPCです。

MINISFORUM AI X1

ベアボーン派に人気の拡張性モデル。OCuLink搭載なので、将来的にeGPU(外付けGPU)を足して「グラボ級」へ伸ばす運用も視野に入ります。

MINISFORUM UM880+

Ryzen 7 8845HS+Radeon 780Mで、普段使い〜軽めのゲームまで幅広い一台。さらにOCuLinkで拡張できるのが強みで、「最初は省スペース、必要になったらパワーアップ」ができます。

MINISFORUM BD790i

「ミニPCっぽいサイズ感を保ちつつ、増設GPUも狙いたい」人向け。ITX系の構成で拡張性を確保しやすく、構成を自分で組みたい上級者に刺さるタイプです。

Intel NUC7 i5

とにかく小さく、安定したベアボーンが欲しい人向け。重量級ゲーム向きではありませんが、サブPCや省スペース運用の定番として選びやすいモデルです。

Intel NUC12 Enth

Intel Arc搭載の意欲作。ゲームだけでなく動画エンコード性能にも強みがあり、配信者やクリエイター用途も視野に入れるなら候補になります。

ROG NUC 760

RTX 4060搭載のド本命。DLSS 3対応で重いゲームでもフレームを稼ぎやすく、WQHD解像度が気持ちよく遊べる鉄板の一台です。

TOPGRO T1-Pro

第13世代Core i9+RTX 4060で、ゲームも普段作業も快適。価格と性能のバランスが良く、RTX 4060クラスのミニPC入門として選びやすいモデルです。

TOPGRO T1 MAX

RTX 4070クラスに踏み込むならこれ。WQHD高設定の快適さを一段引き上げたい人、フレームレート最優先の人に向いたハイエンド寄りモデルです。

ZOTAC EN374070C

RTX 4070 Laptop搭載のハイエンド機。薄型筐体でもパワーがあり、ゲームだけでなくクリエイティブ用途にも強い一台です。

ZOTAC ONE 4070

デスクトップ用RTX 4070を搭載できる(/搭載した)希少な小型PC枠。ミニPCでもデスクトップGPUの安心感が欲しい人におすすめです。

ZOTAC ONE 3070

型落ちですがRTX 3070の実力はまだまだ健在。WQHDゲーミングもこなせるパワーがあり、在庫限りで価格が合えば狙い目です。

MINISFORUM MS-A2

拡張性を重視したミニワークステーション系ベアボーン。メモリ/SSDを盛って「作業用最強」にしたい人や、構成をカスタムしたい人に向きます(GPUは別途)。

HP Z2 Mini G4

Quadro搭載のプロ向けモデル。ゲームは軽めですが、3D CADや設計学習用に安価な環境が欲しい人におすすめです。

失敗しない「鉄板モデル」3選の特徴

失敗しない「鉄板モデル」3選の特徴

最初からdGPU搭載を選ぶのが王道ですが、最近はOCuLink搭載ミニPCも増えています。まずは本体単体で省スペース運用し、ゲーム性能が欲しくなったタイミングでeGPUを足す、という伸びしろ運用ができるのが魅力です。

GeForceの安心感「ROG NUC 760」

「確実にゲームで強い」ミニPCが欲しいならRTX 4060搭載のROG NUCが鉄板。NVIDIA独自の「DLSS 3」が使えるのが最大の強みで、AIフレーム生成により重いゲームもヌルヌル動きます。ブランドの信頼性を重視する人にもおすすめです。

デスクトップGPU枠「ZOTAC ONE」

小型でもデスクトップGPUの安心感が欲しい人にはZOTAC ONE系が刺さります。将来的な構成変更や長期運用を考えるなら「デスクトップGPUを積める/積んだ」ミニPCは選択肢として強力です。

熱対策は必須? 導入前に知るべき注意点

熱対策は必須? 導入前に知るべき注意点

狭い筐体ゆえの「熱」との戦い

グラボを積んだミニPCは、小さな筐体の中で莫大な熱を発します。排熱が追いつかないとサーマルスロットリング(性能低下)が起きるため、設置場所には気をつけてください。壁から10cm以上離し、風通しの良い場所に置くのが鉄則。夏場はUSBファンで風を当てるなどの外部冷却も有効です。

ファンの音はうるさい?

高負荷時はゲーミングノートPC並みに「サーッ」という風切り音がします。
ヘッドセットをすれば気になりませんが、静音性を過度に期待するのはNGです。

ACアダプターが「レンガ」並みにデカイ

初心者
初心者
本体は小さいけど、電源はどうなっていますか?
ここが盲点です。高性能グラボを動かすため、電源ユニットの代わりに「巨大なACアダプター」が付属します。本体は机の上、アダプターは机の下など、配線の工夫が必要です。

記事のまとめ

  • 「RTX 4060」や「RTX 4070」搭載なら最新ゲームも快適
  • DLSS対応で重いゲームもヌルヌル動く
  • 比較表は横スクロール対応なのでスマホでも見やすい
  • 熱対策と巨大ACアダプターの置き場所は確保しよう
  • 迷ったらまずはRTX 4060クラス(ROG NUCなど)を基準に選ぶと失敗しにくい

グラボ搭載ミニPCは、もはや「妥協の産物」ではありません。デスクトップPCの性能を、片手で持てるサイズに凝縮したロマンあふれるマシンです。場所を取らずに最高のゲーム環境を手に入れたいなら、この選択肢は間違いなく「アリ」です。

RTX 4060と4070どっちがいい?

予算が許すなら「RTX 4070」も魅力ですが、コスパ重視ならまずは「RTX 4060」が鉄板です。
DLSS 3対応で将来性も高く、WQHD環境まで十分戦えます。