トラックボールは気になるものの、自分が慣れられるかどうかで手が止まっている人は多いと思います。

値段の面では迷う要素がなくなりました。静音のM575SPdが5,280円で、無印のM575Sより4,520円安く買えます。本体の形もセンサーも同じで、違うのはクリックの音だけです。

レビュー2,422件の内訳と、慣れるまでにかかった時間の幅から、向く人と向かない人を分けました。

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静音のSPdのほうが無印より安い

初心者
初心者
静音モデルって、普通のより高いんですよね?
ゲームオタク
ゲームオタク
それが逆なんです。今はSPdのほうが4,520円安いですよ。

まず値段の話からです。ここが今いちばん分かりにくくなっています。

モデルクリック音価格評価
M575SPd静音5,280円4.3/2,422件
M575S(無印)通常9,800円4.4/19,409件
MX ERGO S静音14,480円4.4/1,061件

本体の形もセンサーも同じで、違うのはクリックの音とAmazon限定という売り方だけです。

上位のMX ERGO Sについては、20度の傾斜で前腕の筋肉の緊張を27%減らせるとメーカーが説明しています(参考:ロジクール公式/MX ERGO S 製品ページ)。

それで静音のほうが4,520円安いので、どちらを買うか迷う理由が今のところ見当たりません。

  • SPdはAmazon限定の静音
  • 無印より4,520円安い
  • 中身と形は同じ
M575SPdとM575Sの違いは何ですか?

クリックの音とAmazon限定かどうかです。センサー、ボールの大きさ、ボタンの数、電池の持ちは同じです。静かな部屋や家族が寝ている時間に使うならSPdを選んでください。

レビュー2,422件の内訳を並べた

ゲームオタク
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星の平均だけ見ても分からないので、内訳を出しました。

M575SPdに付いているレビューは2,422件、平均は星4.3です。内訳はこうなっていました。

評価割合MX ERGO Sの場合
星561%67%
星422%19%
星39%8%
星2以下8%6%

星4以上が83%、星2以下が8%です。1万円以下の入力機器としては素直に高い数字だと思います。

低評価の中身を読んでいくと、内容は大きく2つに割れていました。
一つは「自分には合わなかった」という操作感の話、もう一つはホイールやボールの動きが渋くなったという話です。

ロジクール 静音ワイヤレストラックボール M575SPd(親指でボールを操作するタイプのブラックモデル)

慣れるまでにかかる時間は人によって幅がある

▶ まずは動画でサクッと要点チェック

M575 SPとMX ERGO Sを4年使った人が、普通のマウスとの違いを解説している動画です。

「慣れるまでどれくらいか」は、書いている人によって答えがまったく違います。

実際に使った人の記録を並べると、1時間で操作できたという人から、1ヶ月かかったという人までいます。2日で慣れたという報告も複数ありました。

3年半使った人の記録では、価格と操作性のバランスが評価されています(参考:かしわぎガレージ/ERGO M575Sを3年半使ったレビュー)。

1年使った人の記録でも、快適さが続いていると書かれていました(参考:YOHAKU/ERGO M575を1年使って感じた操作性)。

差が出るのは持ち方の違い

M575は普通のマウスとほぼ同じボタン配置に、親指のボールが足された形です。手のかぶせ方も、左右クリックの位置もそのままです。

だから握り方から変える必要がなく、変わるのはカーソルを動かす指だけになります。ここが他のトラックボールと違うところです。

逆に言えば、マウス本体を動かして狙いを合わせる癖が強い人ほど、最初の数日は違和感が残ります。

ロジクール MX ERGO S(本体を20度傾けられる上位のトラックボール)

最初の1週間でやること

  • ポインタ速度を上げる
  • 手首は机に置いたまま
  • 親指の腹で転がす

初期設定のままだと、画面の端まで動かすのに何度もボールを回すことになります。ここで「使いにくい」と判断してしまう人が多いようです。

ポインタ速度を上げて、1回転がすだけで画面を横断できるくらいにすると印象が変わります。
設定を触らずに1日で結論を出さないほうが無難です。

指先の細かい作業には向かない

初心者
初心者
イラストを描くのにも使えますか?
ゲームオタク
ゲームオタク
そこは正直に言って向いていません。ペンタブか普通のマウスのほうが早いです。

合わない用途がはっきりしている製品です。次に当てはまる人は別のものを選んでください。

  • 画像の微調整をする人
  • FPSなどのゲーム用
  • イラストを描く人

ボールを親指で転がす方式は、大きく動かすのは速い代わりに、1ピクセル単位で止めるのが苦手です。デザインの現場で敬遠されるのはこの理由になります。

ゲーム用に探しているなら、素直に静音のゲーミングマウス軽量の有線マウスのほうが向きます。在宅の事務作業がメインなら静音の小型マウスという選び方もあります。

滑りが悪くなったらボールを外す

使い続けると、ボールの動きが渋くなることがあります。低評価レビューでも触れられていた部分です。

原因はほぼ手の脂とホコリで、ボールを裏から押し出して支持球を拭けば戻ります。故障ではありません。

それでも渋さが残るなら、支持球が金属になっている交換用のボールに替える手もあります。

ぺリックス PERIPRO-303 34mm交換用トラックボール(M575やM570と互換のある光沢仕上げブラック)

どのモデルを買うか2問で診断

ゲームオタク
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用途と予算の2問で決まります。

何に使うかと、どこまで出せるか。この2つで答えが出ます。

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STEP 1 / 2かんたん2問
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Q1. いまの状況に近いのは?

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選択肢は4つ

ゲームオタク
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価格は2026年8月4日時点の実売です。買う前に確認してください。

最初の1台ならM575SPd

  • 静音クリックで5,280円
  • 単三1本で最長24ヶ月
  • Bluetoothと専用受信機

無印より安いので、迷ったらこちらで問題ありません。電池も単三1本で長く持つため、充電を気にせず机に置きっぱなしにできます。

前腕の疲れを取りたいならMX ERGO S

  • 本体を20度傾けられる
  • USB-Cの充電式
  • 星5の割合が67%

本体に角度を付けられるので、手首をひねった状態が続くのを避けられます。前モデルからクリック音を80%カットした静音仕様で、充電もUSB-Cになりました(参考:ITmedia PC USER/MX ERGO Sの記事)。

クリック音が気にならないならM575S

  • レビュー19,409件の定番
  • 形と機能はSPdと同じ
  • 色や在庫で選ぶ時に

今の価格差だとSPdを選ぶ理由のほうが大きいですが、色の選択肢や在庫の都合でこちらになることもあります。累計のレビュー数はこちらが圧倒的です。

動きが渋くなったら交換ボール

本体を買い替える前に試す価値があります。2千円弱で転がり方が変わるので、手放す前にこちらを挟んでみてください。

よくある疑問

トラックボールは慣れるまでどれくらいかかりますか?

報告の幅が大きく、1時間で操作できた人から1ヶ月かかった人までいます。2日程度という声がいちばん多く見られました。ポインタ速度を上げてから判断してください。

トラックボールをやめた人が多いと聞きました

設定を触らないまま数日で判断した、というケースが目立ちます。もう一つは用途の相性で、イラストや画像の微調整をする人には向いていません。

M575SPdはゲームに使えますか?

ゆっくり操作するゲームなら使えますが、素早く狙いを合わせるゲームには向きません。FPSをやるなら普通のゲーミングマウスを選んでください。

ボールの滑りが悪くなったらどうしますか?

裏の穴からボールを押し出して、ボールと支持球の汚れを拭き取ってください。ほとんどはこれで戻ります。それでも渋いなら交換用のボールを試す手があります。

肩こりや手首の痛みは減りますか?

本体を動かさなくてよくなるぶん、腕を動かす回数は確実に減ります。ただし痛みの原因は姿勢や机の高さにもあるので、機器だけで解決するとは限りません。

まとめ

  1. 静音のM575SPdが5,280円で、無印より4,520円安い
  2. レビュー2,422件のうち星4以上が83%、星2以下は8%
  3. 慣れるまでは1時間〜1ヶ月と幅がある。まずポインタ速度を上げる

初めての1台としては、値段の面でも形の面でも入りやすい製品です。ただし合わない用途がはっきりしているので、イラストや競技ゲームが主目的なら選ばないほうが早いです。

在宅の事務作業やブラウジングが中心なら、M575SPdから始めて、物足りなくなったらMX ERGO Sへ上がる順番が無駄になりません。

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※当サイトの個人的見解です。操作感は手の大きさ・作業内容により異なります。レビューの件数と割合、価格はいずれも2026年8月4日時点のAmazonの表示に基づきます。