【トラブル】Liquid Freezer III のポンプから「ジー音」が鳴る時の見分け方と対処方法
「Liquid Freezer III を組んだ直後にポンプから『ジー』『コポコポ』音が鳴る」「数日経っても音が消えない」と心配な方は多いと思います。価格.com掲示板や海外フォーラムではLiquid Freezer III ポンプ起動時の異音報告が継続的に上がっていますが、ほとんどは正常範囲です。
この記事では、Liquid Freezer III のポンプから『ジー音』が鳴る時の見分け方と対処を整理しました。正常な初期音か故障の兆候かの判定基準・対処手順・初期不良の判定方法まで、誰でも再現できる手順で解説します。
5分以内のジー音はエアー噛みで正常
結論からお伝えすると、Liquid Freezer III の起動後5分以内に出る『ジー音』『コポコポ音』は冷却液のエアー噛みが原因で正常範囲です。価格.com掲示板でも「起動時にゴポゴポと水の音がして少ししたら全く音がしない」報告が標準で、初期不良ではありません。
組み込み後はラジエーターを揺らして気泡を上部に移動させると音が消えやすくなります。逆に5分以上経過しても継続するジー音・モーター音風の異音は初期不良の可能性があり、ARCTIC 6年保証の対象です。
- 5分以内のジー音は正常
- エアー噛みが原因
- 5分超は初期不良判定
- ARCTIC 6年保証で交換可
Liquid Freezer III でジー音が鳴る理由
Liquid Freezer III のポンプから音が鳴るのには3つの構造的理由があります。
冷却液中の気泡がポンプを通過している
冷却液には微量の空気が溶け込んでおり、組み込み直後は気泡がポンプ内を通過。これが「コポコポ」「ジー」音の正体です。価格.com「待望のリキフリ第3世代、期待通りの性能向上」レビューでも、組み込み初期の音は標準的と報告されています。
38mm厚ラジエーターで気泡が抜けにくい
Liquid Freezer III はラジエーター厚38mm(従来27mm)で大量冷却液を循環させる設計。気泡が上部に抜けるまでに時間がかかり、初日〜数日は音が続くケースもあります。ラジエーターを真上から見て、気泡を上部のリザーバーに移動させる作業が必要な場合があります。
VRMファン搭載モデルは補助ファンの軸音が混じる
Liquid Freezer III Pro モデルはVRMファンが標準搭載されており、この小型ファンの軸音がポンプ音と混同されることがあります。VRMファンを一時停止して音の発生源を切り分けることで判定できます。
正常音と異常音を見分ける4つの基準
音が継続する時間(5分以内なら正常)
起動後5分以内に音が消えれば正常範囲。エアー噛みは時間とともに解消するため、初日のみ音がする場合は様子見でOK。3日経っても音が消えない場合は初期不良の可能性があります。
音の種類で原因が変わる
「コポコポ」「ジー」=冷却液の気泡音で正常範囲。「キーン」「ガラガラ」=ポンプモーター異常の可能性大。後者ならARCTIC公式サポートに連絡推奨です。
CPU温度が上がっていれば要注意
Cinebench R23実行時にCPU温度が異常に上昇するかを確認。Liquid Freezer III の標準的な性能なら9800X3Dで70度以下、9950X3Dで75度以下が目安。これより10度以上高いとポンプ循環に問題がある可能性があります。
ラジエーターを振って音が続くかで判定する
PCの電源を切ってラジエーターを振って音がする=内部に大きな気泡が残っている状態。横置きにして24時間放置→再起動で改善することが多いです。それでも改善しない場合はARCTICサポートへ。
症状で必要な対処は変わる
音の種類と継続時間で必要な対処が変わります。下の診断で2問答えると、あなたに合った対処手順が分かります。
🔊 あなたの症状に合う対処診断
2問・約20秒で結論が出ます
Q1. 音の継続時間は?
推奨商品(Liquid Freezer III本機・防振パーツ)
| 商品名 | 価格 | 対応 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 | 18,380円 | 本命 | 標準モデル・冷却強 |
| ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 A-RGB ブラック | 23,500円 | RGB派 | 光るバージョン |
| ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 A-RGB ホワイト | 20,973円 | ホワイトPC | 白基調ケース向け |
| PCケース用防振ゴム | 市場価格 | 振動対策 | ジー音軽減 |
| PWMファンコントローラー | 市場価格 | 回転数制御 | ポンプ回転数調整 |
1. ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360(本機の標準モデル)
Liquid Freezer III の標準360mm Pro モデル。ジー音は組み込み初期のみで5分以内に解消するのが標準動作。価格18,380円で9800X3D・9950X3D・i9-14700K等のハイエンドCPUにも余裕で対応します。
2. ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 A-RGB ブラック(光るバージョン)
ガラスサイドケースで映えるA-RGB搭載モデル。ポンプ・ファンのRGB照明で見栄え重視。冷却性能は標準モデルと同等で、ジー音発生条件も同じ。価格23,500円。
3. ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 A-RGB ホワイト(白基調ケース向け)
白基調PCケースに合うA-RGBホワイトモデル。Lian Li O11 Dynamic Whiteや Fractal North White等の白ケースとの組み合わせが美しい。価格20,973円とブラックより少し安め。
4. PCケース用防振ゴム(振動由来のジー音対策)
ラジエーター固定ネジに挟む防振ゴム。簡易水冷の振動がケースに伝わって発生するジー音を軽減できます。1,500円程度で導入でき、ポンプ起動初期音以外の継続的なジー音に効果的。
5. PWMファンコントローラー(ポンプ回転数調整用)
ポンプ回転数を下げてジー音を軽減する方法。ただしポンプ回転数を下げると冷却性能も低下するため、CPU温度を監視しながら段階的に調整する必要があります。HWiNFO64で温度監視推奨。
よくある質問
大丈夫です。冷却液中の気泡がポンプを通過するためで、組み込み直後に多く発生し時間とともに解消します。価格.comレビューでも標準的な動作として報告されており、ARCTICサポートも問題なしと回答しています。
ARCTICサポートに連絡を推奨します。6年保証期間内なら無償交換対象です。シリアル番号・購入レシート・音の動画(スマホで録画)を準備すると対応がスムーズです。
必ずしも故障ではありません。気泡が大きい場合は時間とともに上部リザーバーに集まって音が出なくなります。横置きで24時間放置してから再起動を試してください。それでも改善しない場合のみサポート連絡推奨です。
VRMファンは小型(40mm)なので「シャー」「サー」という風切り音。ポンプは「ジー」「コポコポ」という水の循環音。VRMファンケーブルを一時的に抜いて音が消えるかチェックすると判別できます。
ARCTIC公式サイト(arctic.de)で「Warranty Registration」から登録。シリアル番号(本機底面に記載)・購入日・購入店情報を入力します。Amazon購入なら注文履歴のスクリーンショットでOK。登録完了で6年保証が有効になります。
5分以内のジー音なら様子見でOK
Liquid Freezer III の起動時ジー音は5分以内に消えれば正常範囲で、初期不良ではありません。3日経っても継続する場合はARCTIC 6年保証で無償交換対象です。
- 5分以内=正常
- 5分超=要確認
- 3日超=サポート連絡
- 6年保証で交換可
Liquid Freezer III 標準360(18,380円)は本来の性能を発揮します。組み込み直後のジー音にビックリせず、5分待つ→継続なら4基準で判定→3日超ならサポート連絡という流れで対処してください。
※当サイトの個人的見解です。ポンプ音の発生条件は組み込み状態・冷却液量・室温で変動します。明らかな異常音や故障兆候を感じた場合は早めにARCTIC公式サポートにご相談ください。


