ゲーム配信で「自分の声がこもる」「雑音が気になる」と感じたことはありませんか?
マイクは配信の印象を左右する重要な機材です。しかし、種類や接続方式が多く、どれを選べばいいのか迷う人も多いでしょう。この記事では、配信環境に合ったマイクの選び方から、プロ配信者も使うおすすめ12製品までをわかりやすく解説します。
- ゲーム配信に最適なマイクの選び方
- 【ハイエンド】ゲーム配信に最適なマイク12選
- SHURE シュア ダイナミックマイク SM7dB プリアンプ搭載
- BEACN ダークダイナミックUSBマイク PC用
- SteelSeries Alias Proキット — XLRマイク
- RODE Microphones ロードマイクロフォンズ Wireless PRO
- [セット商品]オーディオテクニカ ホワイト コンプリート配信セット
- SHURE シュア ダイナミックマイク SM7B : カーディオイド
- Neumann ノイマン TLM 103 MT MONO SET
- トゥーラマイクロフォンズ(Tula Microphones)
- ゼンハイザ― ゼンハイザー(Sennheiser) 【国内正規品】
- Shure MV7 USBマイク 三脚付き ポッドキャスティング
- Earthworks アースワークス ICON USB コンデンサーマイク
- Earthworks アースワークス ICON PRO コンデンサーマイク
- 使用する際の注意点
ゲーム配信に最適なマイクの選び方
音質重視!コンデンサーマイクでクリアな声を届けよう
- 低ノイズで高解像
- 至近距離で収音最適
- 静かな室内で真価
コンデンサーマイクは感度が高く、声の細かなニュアンスまで再現できます。静かな室内で使い、口元から10〜15cmを目安に固定するとS/N比が安定します。ポップガード併用で破裂音も抑えられます。
感度が高いため、PCファンやキーボード音も拾いやすいです。ブームで距離を詰め、入力ゲインを下げて声量で稼ぐと低減できます。簡易吸音も効果的です。
ノイズ対策に強い!ダイナミックマイクの魅力
ダイナミックは感度が低めで指向性がタイト。口元を近づける近接運用で環境音の混入を抑えられます。入力レベルを上げるためにプリアンプが必要な場合もありますが、騒がしい環境では総合的に扱いやすいです。
可能です。口元を10cmに固定し、ゲインは必要最小限に。ハイパーカーディオイド型やウインドスクリーンを併用するとさらに効果的です。
接続方式で選ぶ!USB vs XLR の違いとは?
- 手軽接続のUSB
- 拡張性高いXLR
- 配信規模で選択
USBはPC直結で手早く始められ、ドライバーやミキサー設定が簡単です。XLRはオーディオIFやミキサーと組み合わせ、音作りや将来の拡張に強いのが利点。初配信はUSB、機材拡張や複数入力ならXLRが定番です。
長期的に複数マイクや外部処理を使うならXLRが無駄になりません。まずはUSBで開始し、需要に合わせてXLRへ段階移行する方法も現実的です。
環境に合わせた指向性の選び方(単一指向・無指向など)
1人配信は単一指向(カーディオイド)が扱いやすく、部屋鳴りやキーボード音の回り込みを抑えます。複数人の対談やASMRなど特殊用途では、双指向や無指向を用途に合わせて選ぶと自然な音場を確保できます。
単一指向でマイクを口元寄り・キーボードから外側に向け、入射角をずらします。ショックマウントやデスクマット併用でさらに低減します。
マイクアーム・ポップガードなど周辺機器も要チェック
アームで口元10〜15cmをキープし、ポップガードとショックマウントで破裂音と振動を抑えましょう。
視線やカメラ映りを邪魔しない位置に設置し、ポップガードは口元から3〜5cm程度空けます。机の振動はアーム根本と机面の防振で低減。ケーブルはたるみを持たせつつアームへ結束して取り回します。
低背アームでモニター背面から回し、水平に口元へ。ミニポップガードやウインドスクリーンで省スペース化できます。
コスパ最強モデルからプロ仕様まで!目的別おすすめマイク
1万円台USBでスタートし、ミキサーや複数音源を扱う段階でXLRへ拡張するのが合理的です。環境音が多いならダイナミック、静音室ならコンデンサーを基本に、指向性と周辺機器で最終調整します。
まずは必要十分な1本+アーム等で運用を安定化。次にオーディオIFとXLRマイクを導入し、EQ/コンプで音作りを詰める流れが定番です。
【ハイエンド】ゲーム配信に最適なマイク12選
| 製品名 | 方式 | 接続 | 指向性 | 価格目安 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| SHURE シュア ダイナミックマイク | ダイナミック | XLR | カーディオイド | ¥75,555 | 騒がしい環境の近接配信 |
| BEACN ダークダイナミックUSBマイク | ダイナミック | USB | カーディオイド | ¥52,629 | 手軽に高音質を実現 |
| SteelSeries Alias Proキット — XLRマイク | コンデンサー | XLR(ミキサー経由)/USB | カーディオイド | ¥62,046 | ミキサー併用の本格配信 |
| RODE Microphones ロードマイクロフォンズ | ワイヤレス | 2.4GHz(RXはUSB/アナログ) | 無指向(TX内蔵) | ¥57,000 | 動きの多い実演・外配信 |
| [セット商品]オーディオテクニカ ホワイト | コンデンサー(AT2020) | XLR+USBミキサー | カーディオイド | ¥59,840 | 一式揃えて即配信 |
| SHURE シュア ダイナミックマイク | ダイナミック | XLR | カーディオイド | ¥55,545 | 放送級の王道ボイス |
| Neumann ノイマン TLM 103 MT | コンデンサー | XLR | カーディオイド | ¥242,000 | 静音室の最高解像 |
| トゥーラマイクロフォンズ(Tula Microphones) | コンデンサー | USB/内蔵録音 | カーディオイド/無指向 | ¥53,628 | 外配信や取材に |
| ゼンハイザ― ゼンハイザー(Sennheiser) | コンデンサー(ハンドヘルド) | XLR | カーディオイド/スーパーカーディオイド | ¥64,000 | 明瞭度重視の強い発声 |
| Shure MV7 USBマイク 三脚付き | ダイナミック | USB/XLR | カーディオイド | ¥61,900 | 段階的な機材拡張 |
| Earthworks アースワークス ICON USB | コンデンサー | USB | カーディオイド | ¥61,600 | 自然で高解像の声質 |
| Earthworks アースワークス | コンデンサー | XLR | カーディオイド | ¥79,800 | プロ品質のナレーション |
SHURE シュア ダイナミックマイク SM7dB プリアンプ搭載
騒がしい部屋でも芯のある声を出したい配信者に。内蔵ブースターで扱いやすく、近接効果で存在感を演出。本格実況に向きます。
BEACN ダークダイナミックUSBマイク PC用
ソフト制御で音作りを一括管理したい人に。USB接続で導入が簡単、ダイナミック特性で環境音も抑制。手軽高品質を求める方へ。
SteelSeries Alias Proキット — XLRマイク
配信と通話、BGMを別系統で管理したい人向け。ミキサー同梱でルーティングも容易。デュアルPCでも運用自在です。
RODE Microphones ロードマイクロフォンズ Wireless PRO
立ち回りや実機レビュー配信で動きが多い人に。2ch対応でゲスト収録も可能。遅延を抑えつつ自由収音ができます。
[セット商品]オーディオテクニカ ホワイト コンプリート配信セット
白系でデスクを統一しつつ音質も重視したい人へ。必要機材が一式揃い、配線もシンプル。導入即配信完成できます。
SHURE シュア ダイナミックマイク SM7B : カーディオイド
低域の太さと近接効果を活かしたい声質に。プリアンプ内蔵でインターフェースを選びにくく、安定の放送級クオリティです。
Neumann ノイマン TLM 103 MT MONO SET
静音室で最大限の解像感を求める配信者へ。低ノイズフロアで微細な息遣いまで再現。声の質感表現にこだわる方に。
トゥーラマイクロフォンズ(Tula Microphones)
携行性と見栄えを両立したい人に。録音機能も備え、外配信や取材にも対応。個性的なデザインで画面映えします。
ゼンハイザ― ゼンハイザー(Sennheiser) 【国内正規品】
ステージ由来の堅牢性と表現力を両立。ハイパワーな声でも破綻しにくく、明瞭度重視のクリア発声に適します。
Shure MV7 USBマイク 三脚付き ポッドキャスティング
USBとXLRの二刀流で段階的に機材拡張したい人に。近接での抜けが良く、扱いやすい音作り。配信の成長対応に最適。
Earthworks アースワークス ICON USB コンデンサーマイク
自然な質感と速い立ち上がりを求める方へ。USB直結で取り回し良好。声の輪郭を保った高解像サウンドです。
Earthworks アースワークス ICON PRO コンデンサーマイク
XLR運用で最高峰のトランジェントを狙う人に。空気感まで捉える表現力で、ナレーションの存在感が際立ちます。
使用する際の注意点
ポップノイズ・環境音を抑えるための設置位置に注意
口元から10〜15cm、角度は約30〜45度でオフアクシスに振ると破裂音を軽減できます。キーボードやPCファンと逆方向に向け、アームで位置を固定。ポップガードは3〜5cm空け、ショックマウントで机振動を遮断しましょう。
真正面はポップが出やすいです。口元を外して少し斜めに向けると破裂音と息の直撃を避けつつ明瞭さを保てます。位置は録音しながら微調整してください。
音量設定とゲインのバランスをこまめに調整しよう
ピークは配信エンコーダーで−12〜−6dBを目安に設定しましょう。
入力ゲインを上げ過ぎるとノイズが増え、下げ過ぎると聞こえづらくなります。発声レベルとマイク距離を一定にし、配信ソフト側のリミッターとコンプレッサーを薄く併用して安定したラウドネスを保ちます。
比率2:1前後、スレッショルドは常時かかりすぎない位置に。アタックは速め、リリースは自然に戻る程度から始めて微調整しましょう。
長時間配信ではマイクの熱・湿気対策も忘れずに!
長時間配信は発熱や湿気でカプセル状態が変化します。換気と適度な室温管理、ウインドスクリーンの洗浄・乾燥、使用後の湿気取り保管を習慣化すると安定します。飲み物の飛沫は離して置き、結露にも注意しましょう。
一般的に40〜60%が目安です。除湿や加湿で安定させ、使用後は乾燥させてからケース保管。結露しやすい環境では急冷・急加熱を避けてください。
この記事のまとめ
- 静かな部屋はコンデンサー、騒がしい部屋はダイナミック
- USBは手軽、XLRは拡張性と音作りが魅力
- 単一指向性が1人配信の基本
- 口元10〜15cm+オフアクシスでポップ軽減
- アーム・ポップガード・ショックマウントは必須級
- ピーク−12〜−6dB目安でクリップ回避
- 環境音対策は近接運用とゲイン最適化
- 運用後は清掃と湿度管理で音質を維持
最初は扱いやすい構成で運用を安定させ、必要に応じてミキサーやXLRへ段階的に拡張しましょう。環境と使い方の最適化が、機材の性能を最大限に引き出します。


