【価格高騰】グラボの値上がりはいつまで続く?買い時の判断基準3つと今買う価値があるモデル
グラボの買い替えを半年見送って様子を見ていたら、狙っていたモデルが値下がりするどころか売り場から消えていました。HDD・SSD・メモリと追いかけてきた値上がりの波が、ついにグラボにも本格的に来ています。原因と今後の見通し、買い時の判断基準を当サイトの実測データと一緒にまとめました。
先に結論を言うと、グラボ価格が以前の水準まで下がる展開は2026年内はまず期待できません。むしろ直近2ヶ月で旧世代モデルは「値下がりせずに消滅」しました。必要なタイミングが来ている人は今買う価値があるモデル3つから選ぶのが現実的です。
グラボの値上がりはいつまで続く?結論は「2026年内の値下がりは期待薄」
- AI向けにメモリと生産枠を取られる
- ゲーミング向けは生産優先度が低い
- 円安が輸入価格に上乗せ
構図はメモリ・SSDの高騰と同じです。グラボに積まれるGDDR7/GDDR6メモリの価格が高騰し、メーカーはAI・データセンター向けの高利益製品を優先。PC Watchが報じたメモリ約2.8倍の高騰がカード価格に転嫁され始めており、業界の価格追跡サイトでも2026年内の本格的な値下がりには悲観的な見方が大勢です。
当サイトの実測——旧世代は「値下がりせず消えた」
当サイトが過去記事の掲載時に記録したAmazon実売価格と、2026年6月10日時点の状況を並べます。
| モデル | 記録価格 | 2026年6月10日 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 玄人志向 RTX 5060 Ti 16GB | 79,800円(4月) | 94,633円 | +19% |
| MSI RTX 5070 12G VENTUS | 99,800円(4月) | 103,000円 | +3% |
| MSI RTX 4060 Ti(旧世代) | 55,000円(1月) | 在庫切れ | 市場から消滅 |
| 玄人志向 RTX 4060(旧世代) | 42,000円(4月) | 在庫切れ | 市場から消滅 |
注目してほしいのは旧世代の動きです。「型落ちが安くなったら買おう」が通用せず、4060系は値下がりする前に在庫ごと消えました。さらに現行モデルでも、同じRTX 5060 Ti 16GBでメーカー間の実売が94,633円〜128,300円と3万円以上開いています。型番だけ決めて「その中の底値モデル」を拾うのが今の相場の歩き方です。
自分の状況なら買うべきか、まず30秒で診断してみてください。
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今の状況と解像度から買い時がわかります
Q1. いまのグラボの状況は?
買い時の判断基準3つ
基準1:グラボが壊れた・無い人は待たない
ゲームができない状態で値下がりを待つのは、起きる見込みの薄いイベント待ちです。実測の通り旧世代の受け皿も消えているので、必要になった時が買い時と割り切る局面です。
基準2:「型落ち待ち」はやめて現行の底値モデルを狙う
同じGPUチップでもメーカー・モデル間で3万円以上の開きがあります。OCモデルや豪華クーラーにこだわらなければ、玄人志向やVENTUSクラスの「素のモデル」が実質的な底値。性能差は数%なので、浮いた予算は電源やSSDに回す方が効きます。
基準3:電源容量とセットで判断する
買い替えで意外と多いのが電源容量の見落としです。RTX 5070クラスなら650W以上が安心圏。必要ワット数はRTX 5070の電源容量の記事とRTX 5060の電源容量の記事で詳しく計算しています。
今買う価値があるGPU3選
2026年6月10日時点で在庫があり、解像度別に底値圏のモデルを選びました。価格は変動するためリンク先で最新価格を確認してください。
| モデル | VRAM | TGP | 実売価格 | 向いている解像度 |
|---|---|---|---|---|
| MSI RTX 5060 VENTUS | 8GB | 145W | 57,854円 | フルHD |
| 玄人志向 RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 180W | 94,633円 | フルHD高設定〜WQHD |
| MSI RTX 5070 VENTUS | 12GB | 250W | 103,000円 | WQHD〜4K入門 |
MSI RTX 5060 VENTUS——フルHDの現実解
フルHDゲーミングなら今はこれが基準です。DLSS 4のマルチフレーム生成対応で、対応タイトルなら144fps運用も現実的。補助電源8ピン1本・TGP145Wで電源負担が軽いのも、値上がり時代に総額を抑えられるポイントです。
玄人志向 RTX 5060 Ti 16GB——VRAM余裕で長く使う
2ヶ月で+19%と動きの激しい型番ですが、それでも同クラス他社モデルより3万円近く安い実質底値枠。VRAM 16GBは重量級タイトルやWQHDで効いてきます。長く使う前提なら、この16GBの余裕が買い替えサイクルを伸ばしてくれます。
MSI RTX 5070 VENTUS——WQHD以上・配信込みの本命
値動きがまだ緩やか(2ヶ月+3%)な上位帯。WQHD高設定や4K入門、配信との同時運用までカバーします。TGP250Wなので電源は650W以上を推奨——容量計算は上で紹介した電源記事をどうぞ。
今買った方がいい人・待った方がいい人
■ 今買った方がいい人
- グラボが壊れた・これから組む
- 欲しい型番が直近1ヶ月で値上がりしている
- VRAM不足で設定を下げてプレイしている
■ 待った方がいい人
- 現状の性能に不満がない
- 遊ぶタイトルが軽い(内蔵GPUでも動くクラス)
■ 予算が厳しい時の代替案3つ
- 内蔵GPU(APU)で凌ぐ——Ryzen 7000/8000GシリーズならフルHD低設定で意外と遊べます
- クラウドゲーミング——GeForce NOW等なら月額制でグラボ不要。回線品質が条件です
- 中古は最後の手段——マイニング落ちのリスクと見分け方は中古グラボの記事で書いた通り、保証付き店頭中古以外はおすすめしません
メモリ価格に連動するため、DRAM・GDDR相場が落ち着く2027年以降が目安です。2026年内は高止まりか緩やかな上昇という見方が業界でも大勢です。
次世代を待つかどうかの質問も多いです。
発売直後はご祝儀価格+品薄が通例で、直近では旧世代が値下がりせず消える動きでした。今必要なら現行の底値モデル、1年以上先でいいなら待つ、が割り切りラインです。
クーラーの規模・OCの有無・ブランド料の差です。性能差は数%に収まることが大半なので、相場が高い今は「素のモデル」を選ぶのが合理的です。
まとめ:グラボの値上がりとの付き合い方
- 2026年内の値下がりは期待薄。型落ち待ちは「消滅」で終わる
- 必要な人は現行の底値モデルを拾う(同型番で3万円差)
- 電源容量とセットで判断する
- 困っていないなら無理に動かない
迷ったら、フルHDの現実解であるRTX 5060が一番潰しが利きます。
▶ 次に読む記事:SSDの値上がりはいつまで続く? / DDR5メモリの値上がりはいつまで続く? / 外付けHDDはなぜ値上がりしている?
出典:PC Watch「メモリ価格が2.8倍に爆上げ」/GPU価格追跡サイト各所の2026年見通し/当サイトのAmazon実売価格記録(2026年1月〜6月10日)
最終更新日:2026年6月10日
※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。価格は変動するため、必ずリンク先の現在価格をご確認ください。


