ゲーミングキーボードは打鍵音が意外と大きく、静かな環境でのプレイや深夜の作業で気になることも多いですよね…本記事では、打鍵音を抑えて快適に操作できる「静音ゲーミングキーボード」の選び方とおすすめを解説します。ポイントを押さえれば、夜間でも気にならない静音環境を手に入れられますよ。
失敗しないゲーミングキーボード静音の選び方

静音性を高めるためのポイント

・打鍵音対策
・軸の選択
・内部構造確認
ゲーミングキーボードを静音化するには、メンブレン式やリニアタイプの赤軸といった軸を検討しましょう。内部の吸音素材や防振パーツを備えたモデルなら、より打鍵音を軽減できます。可能なら試し打ちを行い、打鍵の響きを確認するのも大切です。
静音重視でない軸は「カチカチ」や「カチッ」という音が大きめです。静音を最優先にしたいならリニア系が最適といえます。
ゲームジャンルに合った反応速度

FPSやMOBAなど素早い入力を要求されるジャンルでは、反応速度の速いキースイッチが有利です。アクチュエーションポイントが浅めのものは早い反応を得やすく、キーを深く押し込まなくても動作が可能。自分が遊ぶゲームに合った反応速度を意識しましょう。
慣れないうちは誤入力が増える場合があります。少し時間をかけて慣れれば、誤入力も減り快適にプレイできます。
素材やパーツで雑音を抑える

・防音材内蔵
・ボディ剛性
・静音リング
キーボード自体の剛性が高いとバネ音や底打ち音が発生しにくくなります。静音リングなどを活用すれば、さらに底打ち時の衝撃音を和らげることが可能。追加で対策パーツを組み合わせるのも手です。
ほとんどのメカニカル軸に取り付けは可能です。軸によってはリングの厚さが合わない場合があるため、対応品を確認しましょう。
配列やサイズの重要性

日本語配列や英語配列、テンキーレスやフルサイズなど、キーボードの配列・サイズも静音性と合わせてチェックしましょう。狭いデスクには小型が合いますし、数字入力の多い人はフルサイズを選ぶと便利。使い勝手と置き場所のバランスを見極めて選んでみてください。
静音性自体は配列で大きく変わりません。むしろボディ材質や内部構造のほうが打鍵音に影響を与えます。
メーカー独自の静音機構をチェック
・独自リニア軸
・メーカー開発スプリング
・ノイズ除去構造
有名ブランドのキーボードには、静音を徹底させるためのオリジナル機構があることも。例えばスプリングの反発音を抑える技術や、特殊なハウジング構造を採用している製品があります。同じ赤軸でも独自設計のほうが静かに感じやすいのも特徴です。
小規模メーカーにも優秀なモデルがあります。ただ、情報が少ない場合もあるため、口コミや評判をしっかり確かめることが大切です。
実際に試して使い心地を比べよう

オンラインで購入する場合は、動画や口コミなどを参考にしながら検討してみましょう。もし可能なら店頭で試し打ちをし、音量や打鍵の感触を直接チェックすると失敗を減らせます。長く使うものなので、気に入る静音性と操作感を両立させることが重要です。
メーカー公式サイトやレビュー動画を活用して、打鍵音のサンプルを確認しましょう。特にヘッドセット使用時の音漏れ具合も参考になるはずです。
フルサイズで選ぶおすすめ静音ゲーミングキーボード
フルサイズはテンキーが付属し、作業や数値入力も多い人に向いています。大きめの筐体が多いため安定性が高く、内部構造もしっかりしているものが多い印象です。静音でもフル機能を求めるなら、以下の7製品をチェックしてみてください。
Logicool G G213r
メンブレン式ながら独自のMech-Domeキーを採用したモデルで、落ち着いた打鍵音が特徴です。パームレストも備わっており、リラックスした姿勢でゲームや作業を行えます。

Razer Ornata V3 X
薄型メンブレンスイッチを搭載し、カチカチ感を抑えた軽いタッチが魅力。リストレストが付属しており、長時間プレイにも負担をかけにくい設計です。

Corsair K55 CORE RGB
メンブレンでも静音性に優れたモデルで、4つの専用メディアキーを備え便利。軽めの打鍵感でありながら程よい反応速度を保っています。
HyperX Alloy Core RGB
メンブレン構造と耐水性を両立しており、誤って飲み物をこぼしても被害が少ないのが安心ポイント。光り方も派手で、ゲーミング感を楽しみたい人向けです。

CHERRY XTRFY MX 3.1
CHERRY独自のMX REDを採用し、雑音を抑えつつしっかり底打ちを支えてくれます。メタルフレームで安定感があるため、激しい入力でもブレにくいです。

Logicool G512r-LN
GXリニアスイッチの採用で、深夜でも気になりにくい打鍵音を実現。USBパススルー搭載なので、周辺機器を接続する際も便利です。

Razer BlackWidow V3
静音設計のイエロー軸モデルは軽やかなキータッチがポイント。フルサイズならではの見栄えと、頑丈さも両立しています。

テンキーレス・コンパクトで選ぶおすすめ静音ゲーミングキーボード
テンキーレスや小型サイズはデスクスペースを広く使え、マウス操作範囲を確保しやすいのがメリット。コード類も取り回しやすく、持ち運びにも向いています。静音とコンパクトを両立したい方は、以下の7製品をチェックしてみましょう。
Logicool G PRO
リニアなGXスイッチを採用しており、打鍵音を抑えつつ競技シーンでも通用する反応速度が魅力。プロゲーマーとの共同開発も特徴です。

Razer Huntsman Mini
60%サイズで極限までコンパクト。光学スイッチが生む高速入力を備えつつ、底打ち音を大幅に抑えています。

FnaticGear miniSTREAK SILENT US
静音赤軸で評価が高く、コンパクトでもしっかりした剛性。持ち運びしやすい構造が嬉しいポイントです。

SteelSeries Apex 3 TKL
メンブレン式で極めて静かなタイプ。IP32の防滴対応で、飲み物を近くに置いていても安心できる設計が魅力です。

iClever G01
88キー仕様のテンキーレスで、赤軸相当の打鍵音の小ささが好評。プラグ&プレイで扱いやすいのも特徴といえます。
Redragon K617
60%レイアウトの英語配列モデルで、打鍵音を極力カットする赤軸を搭載。小型ながらソフトウェアによるカスタマイズも充実しています。
HyperX Alloy Origins Core
自社開発スイッチが静かかつスムーズで、誤入力を抑えながらゲームに集中できるテンキーレスキーボードです。

使用時の注意点

定期的にホコリを除去する

キーボード内にホコリが溜まると、せっかくの静音性が損なわれる場合があります。定期的にエアダスターやブラシで掃除を行い、内部パーツへのダメージを抑えるのが効果的です。数か月に一度はキーキャップを外して、しっかりメンテナンスをしてみましょう。
キーキャップを外す際は力を入れすぎないようにしましょう。また、配列を間違えないよう写真に残しておくと安心です。
設置場所の振動をチェック

机がグラついたり共振する素材だと、入力音が響きやすくなるケースがあります。しっかり安定したデスクを使ったり、マットを敷くと効果的。防振シートやマウスパッドを大きめに敷いて、キーボード下に配置するのもノイズを減らす手段です。
多少の振動音はありますが、メカニカルより比較的響きにくいです。むしろ机の安定性が大事なので、しっかり確認してみてください。
適切なケーブルマネジメントをする
ケーブルがデスクや壁に当たると、振動が原因で音が増幅されることも。ケーブルクリップなどを使い、机の裏面などにまとめて配線すれば、余計な当たり音を防げます。キーボードから伸びるケーブルをなるべく整理しておくと快適です。
打鍵音に関しては大きな差はありません。有線ケーブルが机に当たる振動音が気になる場合は、配線の取り回しを見直すとよいでしょう。
まとめ(8つの重要ポイント)
- 静音軸を選ぶ
- 赤軸やメンブレンに注目
- 設置場所の材質を考慮
- リストレストで疲労を軽減
- クリーニングでホコリを除去
- 防振マットも活用
- ケーブルを整理する
- 実際の音を事前に確認
上記のポイントを意識すれば、ゲーミングキーボードで静音性を保ちつつ快適にプレイが楽しめます。環境に合わせたメンテナンスや工夫によって、夜間のプレイでも周囲を気にせず使えるはずです。こまめなお手入れや振動対策を行い、いつでも快適な操作をキープしましょう