「IntelとAMDどっちがゲームに強い?」「コア数は多いほどいい?」——CPUを選ぼうとしてスペック表の数字で固まった経験は誰にでもある。ゲーミングCPUは用途で正解が変わる。FPS特化ならAMDの3D V-Cacheが最強、配信・エンコード兼用ならIntelの多コアが優位だ。10台以上の自作PCを組んできた経験をもとに、選び方4ポイントCPU診断ツールIntel/AMD 各5選を解説する。

初心者
初心者
IntelとAMDってどう違うんですか?どっちを買えばいいですか?
用途で決まります。FPSゲームだけやるならRyzen 7 9800X3D一択。配信や動画編集も同時にやるならCore Ultra 7 265K以上を選ぶのが正解です。

CPUの選び方——4つのチェックポイント

CPUを決める前に、以下の4点を確認しておくと後悔しない。

① コア数・スレッド数
ゲームだけなら8コアで十分。配信・エンコードを同時にするなら12コア以上を選ぼう。ゲームは多コアより「1コアあたりの速さ」が効くため、無闇にコア数を増やしても意味がない。Apex LegendsやCS2が動けばいいなら、8コアで余裕を持って動く。

② クロック周波数とキャッシュ
FPSゲームではL3キャッシュが多いほど有利。Ryzenの3D V-Cacheシリーズは従来比でキャッシュ容量が3倍で、ゲームベンチで20〜30%の差が出ることもある。「GHzが高いほど速い」というのは半分しか正しくないので注意。

③ TDP(熱設計電力)
高性能CPUはTDPが高い(Core Ultra 9 285K=125W、Ryzen 9 9950X=170W)。簡易水冷280mm以上が必須になるケースが多いので冷却計画も立てておくこと。ここを見落とすと、買ってから「冷却が追いつかない」という事態になる——実際に俺の知り合いがそれで後悔してたので先に言っておく。

④ ソケット・マザーボード互換
Intel LGA1851はZ890マザーが必要。AMD AM5はB650/X670/X870が対応。すでにマザーを持っているなら流用できるかメーカーサイトで確認しよう。マザーだけで3〜5万円の追加出費になるので予算計画に入れておくこと。

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Intel Core Ultra 200シリーズ おすすめ5選

モデル コア/スレッド ブースト TDP 価格帯 向いてる用途
Core Ultra 9 285K24C/24T5.7GHz125W約9.7万円配信・動画編集・最高性能
Core Ultra 7 265K20C/20T5.5GHz125W約5.7万円ゲーム+配信バランス
Core Ultra 7 265KF20C/20T5.5GHz125W約5.0万円265Kの内蔵GPU無し版・コスパ重視
Core Ultra 5 245K14C/14T5.2GHz125W約3.9万円ミドルクラス・FPS向け
Ryzen 7 7800X3D8C/16T5.0GHz120W約5.5万円コスパゲーミング・AM5流用

① Core Ultra 9 285K——配信・クリエイティブ最強Intel

[配信・動画編集でフルパワーを求める読者向け]

Intelの現行フラッグシップ。24コア・ブースト5.7GHzのパワーで、OBSでのx264エンコードとゲームを同時に回しても余裕がある。配信者や動画編集者が「PCを言い訳にしたくない」と思ったとき、真っ先に名前が挙がるモデルだ。簡易水冷280mm以上とZ890マザーが必須になる点は注意。マザーとセットで総額15万円前後を見ておこう。

初心者
初心者
配信しながらゲームしたいんですが、何を選べばいいですか?
Core Ultra 9 285Kを選べば間違いないです。24コアで配信エンコードとゲームを同時に捌けます。価格は高いですが、配信を本格的にやるなら後悔しない投資になります。

② Core Ultra 7 265K——ゲーム+配信のバランス型

[ゲームと配信を両立したいバランス重視の読者向け]

価格と性能のバランスが最も優れたIntelモデル。20コアを持ちながら9800X3DのゲームFPS性能には及ばないが、配信・録画・Discordを全部同時に動かしても詰まらない安定感がある。LGA1851の入門として選びやすく、将来のCPUアップグレードの余地も残っている。「ゲームも配信もどっちも妥協したくない」という人にとって、現時点でのスイートスポットがこのモデルだ。

IntelとAMDどっちがゲームに強い?

2026年現在、純粋なゲームFPS性能ではAMD Ryzen 7 9800X3DがトップクラスでIntelを上回ることが多い。ただし配信・エンコードでは多コアのIntelが有利。「ゲームだけ」ならAMD、「ゲーム+配信」ならIntelを選ぼう。

③ Core Ultra 7 265KF——7,000円安い。グラボ載せるなら内蔵GPUは要らない

[グラボ必須・内蔵GPU不要でコストを抑えたい読者向け]

265Kと性能は同一で、内蔵グラフィックがないぶん約7,000円安い。ゲームPCにグラボを載せるなら内蔵GPUを使う機会はほぼゼロなので、コスト差の7,000円をSSDやメモリに回せるのが賢い選択。ただしGPUトラブル時の映像出力がない点だけ注意——「グラボが壊れたら画面が映らなくなる」のを許容できるかどうかで判断しよう。

④ Core Ultra 5 245K——Intelエントリーの実力者

[Intel入門でゲーム専用機を組みたい読者向け]

14コア・ブースト5.2GHzのコストパフォーマンスモデル。Apex Legends・VALORANTなどのFPSなら240fps超えも狙える。配信はしないゲーム専用機なら十分な性能を持つ。RTX 5070や5060Tiと組み合わせたとき、GPUがボトルネックになるケースが多く、CPUが足を引っ張る場面はほとんどない。コスト重視でIntelマザーを活かしたい人の選択肢だ。

AMD Ryzen 9000シリーズ おすすめ5選

モデル コア/スレッド ブースト TDP 価格帯 向いてる用途
Ryzen 7 9800X3D8C/16T5.7GHz120W約7.5万円ゲームFPS性能No.1
Ryzen 9 9950X16C/32T5.7GHz170W約9.5万円動画編集・クリエイティブ最強
Ryzen 9 9900X12C/24T5.6GHz120W約5.9万円配信対応・12コアバランス
Ryzen 7 9700X8C/16T5.5GHz65W約4.4万円省電力・コスパ最強バランス
Ryzen 5 9600X6C/12T5.4GHz65W約3.5万円エントリー・FPS入門

⑥ Ryzen 7 9800X3D——ゲームFPS性能No.1の絶対王者

[FPSゲームのフレームレートを限界まで上げたい読者向け]

AMDの3D V-Cache技術を搭載したゲーミング特化CPU。104MBの巨大なキャッシュがゲームのデータを高速処理し、同価格帯のIntelモデルと比較してFPSゲームで10〜30%高いフレームレートが出るケースが多い。配信はやらないが「ゲームだけとことん速くしたい」人の最適解だ。実際にApex LegendsやCS2のプロシーンでも採用事例が多く、アマチュアレベルなら完全にオーバースペックなほどの余裕がある。

初心者
初心者
とにかくゲームのFPSを最大に上げたいんですが、どのCPUが一番ですか?
Ryzen 7 9800X3D一択です。3D V-Cacheのキャッシュ量がゲームの処理を劇的に速くします。同価格帯のどのCPUよりゲームFPSが高い。予算が許すなら迷わずこれです。
CPUのオーバークロックはやるべき?

Kシリーズ(Intel)やX/Xシリーズ(AMD)はOC対応だが、ゲーム用途では数%の性能向上に対して発熱・消費電力が大幅増加する。初心者はOCせず定格運用を強く推奨する。冷却への投資を先にするほうが安定性が高い。

⑦ Ryzen 9 9950X——動画制作者はこのCPUを選ばないと損をする

[動画編集・4K配信も同じPCでこなしたいクリエイター向け]

16コア32スレッド・TDP170Wのハイエンドモデル。純粋なゲームFPSでは9800X3Dに劣るが、Adobe Premiere・DaVinci Resolveでのエンコードはトップクラス。4K動画の書き出しをやったことがある人ならわかるが、CPUの差がそのまま待ち時間の差になる。ゲームと動画制作を同じPCで高水準にこなしたい人向けで、購入後に「もっとコアが欲しい」と後悔しないモデルだ。

⑧ Ryzen 9 9900X——配信対応12コアのコストパフォーマンスモデル

[12コアで配信バランスを取りたい読者向け]

12コア24スレッドでOBS配信とゲームを同時に動かしても安定。9950Xより安く、配信しながらゲームする用途なら9900Xでほぼ事足りる。TDPが120WでAM5の標準的な冷却で使えるのも利点。「9950Xはオーバースペックに感じるけど、8コアでは物足りない」という人のちょうどいい選択肢がここにある。

⑨ Ryzen 7 9700X——省電力・コスパ最強のバランスモデル

[省電力・静音PCをAM5で組みたい読者向け]

TDP65Wの省電力設計でありながら8コアの処理能力は高い。これ、実は組んでみるまで信じられなかったんですが、虎徹Mark IIIみたいな空冷クーラーで夏場も普通に冷えるんですよね。電気代換算でもRyzen 9 9900Xより年間で2,000〜3,000円ほど安くなる計算になる。空冷クーラーで静音PCを組みたい人に最適で、AM5で組む「ちょうどいい選択肢」として人気が高い。

⑩ Ryzen 5 9600X——エントリーFPS入門の定番

[AM5でコスパ最強のFPS入門機を組みたい読者向け]

6コア12スレッドのエントリーモデルだが、Apex Legends・VALORANTなどのeスポーツタイトルなら全く不満がない。3.5万円台でAM5に入門できる最安モデル。将来的なCPUアップグレードも可能なAM5はコスパが良い選択だ。「とりあえずゲームを始めたい」「予算が限られている」という人が最初に手にすべきCPUだ。

【番外】Ryzen 7 7800X3D——前世代最強コスパゲーミング

[前世代3D V-Cacheを安く手に入れたいコスパ重視の読者向け]

9800X3Dの前世代モデルだが、FPSゲーム性能はまだ現役水準。価格が下がった今、AM5を安く組みたい人にとってコスパ最強の選択肢になっている。将来9800X3Dに乗り換えられるAM5ソケットも魅力。「9800X3Dは高いけど、3D V-Cacheの恩恵は受けたい」という人の落とし所として最適だ。

CPUとGPUどちらを先にアップグレードすべき?

ゲームのボトルネックが「GPU」か「CPU」かで決まる。HWiNFO64でゲーム中のGPU使用率が95%以上ならGPU交換が先。CPU使用率が先に100%に達するなら(通常レアケース)CPUが先。多くの場合GPUを先にアップグレードするほうがFPS改善効果が大きい。

まとめ——用途別おすすめCPU早見表

  1. FPSゲーム特化——Ryzen 7 9800X3D(7.5万円)が最強。予算が厳しければ7800X3D(5.5万円)
  2. ゲーム+配信バランス——Core Ultra 7 265KRyzen 9 9900X
  3. 動画編集・クリエイティブ——Core Ultra 9 285KRyzen 9 9950X
  4. エントリー・コスパ重視——Ryzen 5 9600X(3.5万円)かCore Ultra 5 245K(3.9万円)
  5. 省電力・静音PC——Ryzen 7 9700X(TDP65W・4.4万円)
初心者
初心者
ゲーム用に買うなら9800X3Dが一番いいんですか?
FPSゲームだけやるなら9800X3Dが最強です。配信もするならCore Ultra 7 265Kを選んでください。予算によってはRyzen 5 9600Xでも十分戦えますよ。

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