フルタワーPCケースは「容量・冷却・拡張性」を一台で叶える万能シャーシです。本記事では利点と選び方を体系的に解説し、後半でおすすめ14モデルと設置時の注意点をまとめます。コピペで使える旧エディター用HTMLなので、そのままご活用ください。
- フルタワーpcケースの利点
- フルタワーpcケースの選び方
- おすすめフルタワーpcケース14選
- LIAN LI O11 Dynamic EVO XL
- CORSAIR iCUE 7000X RGB
- Thermaltake Core P6 TG
- ANTEC Performance 1 FT
- COUGAR PANZER MAX
- Cooler Master MASTERFRAME 700
- Fractal Design Meshify 2 XL Black TG
- Fractal Design Pop XL Silent Black Solid
- CORSAIR Obsidian 1000D
- ANTEC FLUX PRO
- Cooler Master HAF 700 EVO
- CORSAIR 7000D AIRFLOW
- Cooler Master Cosmos C700M White
- Fractal Design Define 7 XL Black
- 設置時の注意点
フルタワーpcケースの利点

圧倒的な内部容量

- E-ATX対応余裕
- 470mm級GPU
- 多ドライブ搭載可
フルタワーは最大E-ATXマザーボードや全長470mmクラスの大型GPUをゆとりをもって収められます。
さらに3.5インチHDDと2.5インチSSDを同時に多段搭載できるため、動画編集やゲームライブラリの大容量化にも最適です。
製品にもよりますが、標準で8台以上の3.5インチHDDを固定できるモデルが多数あります。トレイ追加でさらに拡張も可能です。
優れたエアフローと静音性

広い吸排気チャンバーと140 mm〜200 mmファンのゆるやかな風量で熱を逃がしつつ騒音を抑制。前面メッシュや吸音パネル装備モデルを選べば、ハイエンド構成でも静粛性を保てます。
上位モデルは420 mm(3×140 mm)ラジエーターをトップとフロント両方に装着可能です。
配線・作業スペースが広い

- 裏配線26mm
- 二層チャンバー
- 工具不要設置
二層構造により裏配線幅26 mm前後を確保し、太い24 pinケーブルもスムーズに収納。
マザーボード周囲のクリアランスが広く、CPUクーラーのバックプレート交換や水冷ポンプ設置もストレスなく行えます。
背面に面ファスナーやチャンネルバーが用意され、結束バンド不要で配線を固定できます。初自作でもきれいに仕上がります。
カスタム水冷の自由度
トップ・フロント・サイドの3面にラジエーターを装着でき、リザーバーポンプ一体型/分離型の両構成に対応。冷却ループの取り回しにゆとりがあり、メンテナンス時のドレンポート設置も簡単です。
420 mm+360 mm構成なら約1 L前後のクーラントを確保でき、熱容量が大きく安定します。
高剛性で共振しにくい
フルタワーは1 mm前後のSECC鋼板やアルミ合金で構成され、重量を抑えながら歪みにくい堅牢シャーシを実現。
ゴム脚や吸音材を併用することで、HDD共振やファン振動を最小限に抑えられます。
反対面に吸音材パネルを用いるデュアルドア構造で静音性を確保しています。
フルタワーpcケースの選び方

対応フォームファクターと拡張性

- E-ATX長辺幅
- 8スロット上
- 縦置GPU可
E-ATX(幅285 mm)まで固定できるかを確認し、拡張スロットは8段以上あると大型GPUを縦置きアダプターで装着できます。
将来の増設を見据え、ストレージトレイの追加有無も要チェックです。
複数GPUやキャプチャカードを考えるなら10基あると余裕があります。
ラジエーター&ファン搭載能力
トップ・フロントの搭載長と厚みを製品仕様で確認しましょう。280 mm以上の幅は140 mmファンを採用でき、静圧を稼ぎやすいです。
マザーボード上部クリアランスが70 mmあれば干渉しません。購入前に寸法を測りましょう。
電源ユニットスペースとケーブリング
- ATX-3.1対応
- 奥行220mm
- 裏配線ホルダ
最新GPUに必須のATX 3.1 PSUは220 mm前後と長いため、ケーブルヘッド分を含めて250 mm程度のクリアランスがあると安心。
背面ホルダーや面ファスナーが豊富かどうかも配線難度を左右します。
アダプター同梱モデルなら問題なく装着可能です。空きスペースにケーブルを収納できます。
ツールレス・モジュラー機構
ドライブトレイ・PCIブラケット・トップパネルがワンタッチで外れるモデルはメンテ効率が高く、レイアウト変更も容易です。
一部モデルは標準で同梱、別売の場合は約3,000円が目安です。
重量と素材のバランス
スチール比で軽いアルミ骨格や強化ガラス1面仕様を選ぶと、剛性と運搬性を両立できます。取っ手付きモデルは移設にも便利。
Cooler Master HAF 700 EVOなど標準装備の機種があります。床掃除も楽です。
おすすめフルタワーpcケース14選
LIAN LI O11 Dynamic EVO XL

CORSAIR iCUE 7000X RGB

Thermaltake Core P6 TG

ANTEC Performance 1 FT

COUGAR PANZER MAX

Cooler Master MASTERFRAME 700

Fractal Design Meshify 2 XL Black TG

Fractal Design Pop XL Silent Black Solid

CORSAIR Obsidian 1000D

ANTEC FLUX PRO
Cooler Master HAF 700 EVO

CORSAIR 7000D AIRFLOW

Cooler Master Cosmos C700M White

Fractal Design Define 7 XL Black

設置時の注意点

搬入経路と設置面の耐荷重を確認
梱包時は幅35 cm・高さ70 cm級の箱になるため、ドア幅60 cm以上でスムーズに搬入できます。また本体+パーツで最大25 kgを見越し、デスク耐荷重は30 kg以上を確保しましょう。
畳やフローリングならゴム脚マットを敷いて荷重を分散させてください。
周囲クリアランスを十分確保
サイドと背面に各10 cm以上の隙間を空けると排熱効率が向上。上面ファン使用時は天板から5 cm以上の余裕を取り、棚付きデスクの場合は高さ制限を必ず測定してください。
背面配線スペースを潰すとケーブル曲げや排熱不良を招きます。最低でも5 cmは離してください。
防振・防塵対策を徹底
ケース底面に防振パッドを追加し、吸気口にはマグネットダストフィルターを装着。月1清掃で内部温度上昇を5 ℃以上抑制できます。静音ファンで回転数を最適化するのも有効です。
ほこりが目視で溜まったら外して水洗いし、完全乾燥後に再装着してください。
この記事のまとめ
- 内部容量はE-ATX+470 mmGPU対応
- 140 mmファンで静音冷却
- 裏配線26 mmで整線楽々
- 水冷420 mm+360 mm併用可
- 1 mm鋼板で高剛性
- ツールレスで手間削減
- 拡張スロット10基で高汎用性
- 設置時は耐荷重30 kg確保
フルタワーは確かに大きく重いですが、その分「拡張の自由」「静音と冷却」「メンテナンス性」を一度に享受できます。設置スペースと搬入経路を押さえ、上記14モデルから用途に合う一台を選んでください。