Ryzen 5000シリーズ(AM4ソケット)はまだまだ現役だ。特にRyzen 7 5800X3Dはゲーミング性能で現行モデルに匹敵する。ただしリテールクーラーでは冷却不足で性能を引き出せないのが弱点。CPU別に空冷5製品・簡易水冷4製品の合計9選をまとめた。

AM4 CPUの発熱特性とクーラー選びの基準

初心者
初心者
5800X3Dってリテールクーラーじゃダメですか?
5600Xならリテールでギリギリ使えますが、5800X3D以上はリテールだと90℃を超えてブーストが維持できません。最低でも3,000円クラスの空冷に交換することを強く推奨します
  • Ryzen 5 5600X(TDP 65W):シングルタワー空冷で十分。2,500円台のエントリーモデルでOK
  • Ryzen 7 5800X / 5700X(TDP 105W):シングルタワー空冷〜デュアルファン空冷推奨
  • Ryzen 7 5800X3D(TDP 105W):デュアルファン空冷 or 240mm簡易水冷でブーストを維持
  • Ryzen 9 5900X / 5950X(TDP 105W):240mm簡易水冷推奨。空冷ならデュアルタワー必須

5800X3DのリテールクーラーをSCYTHE MUGEN6に交換したら、ゲーム中の温度が92℃→75℃に下がりブースト維持時間が明らかに伸びた。3,000〜5,000円の投資で体感できるレベルの改善だ。

選び方4ポイント(空冷 vs 水冷)

  1. CPU TDP:65Wなら空冷、105W以上なら空冷上位 or 水冷
  2. ケース高さ:クーラー高さ制限を確認(空冷は154〜158mm)
  3. AM4ソケット対応:最近の製品はAM5メインだがAM4も対応が多い
  4. 静音性:ゲーム中にファン音が気になるなら水冷推奨

①CPU TDPで選ぶ

5800X3DはTDP 105Wだが実際の発熱はそれ以上。余裕を持ってTDP 150W以上対応のクーラーを選ぶのが安全。

②ケース高さ制限

ミドルタワーなら155mm前後は入るが、Mini-ITXケースでは65mm以下が必要な場合もある。事前に確認を。

③AM4ソケット対応確認

最近のクーラーはAM5/LGA1851がメインだが、本記事の9製品は全てAM4対応済み。購入前にパッケージの対応ソケット欄を確認すること。

④静音性

空冷は高負荷時にファン音が大きくなる。静音ケースと組み合わせるか、240mm簡易水冷で低回転運用すると静かになる。

AM4対応CPUクーラーおすすめ9選

❄ AM4クーラー診断
CPU・予算から最適クーラーを提案
モデル価格タイプファンTDP目安
Thermalright Assassin King 120 SE¥2,499シングルタワー空冷120mm×1~150W
Vetroo V5¥2,799シングルタワー空冷120mm×1(ARGB)~150W
MSI MAG COREFROZR AA13¥3,010シングルタワー空冷120mm×1~160W
Cooler Master Hyper 212 3DHP¥3,400シングルタワー空冷120mm×1~180W
SCYTHE MUGEN6 BLACK¥5,327デュアルファン空冷120mm×2~200W
Thermalright Frozen Notte 240¥6,459240mm簡易水冷120mm×2~250W
upHere 簡易水冷ARGB 240mm¥7,880240mm簡易水冷120mm×2(ARGB)~250W
玄人志向 240mm 水冷¥10,945240mm簡易水冷120mm×2~280W
ARCTIC Liquid Freezer III Pro 240¥15,000240mm簡易水冷120mm×2~300W

Thermalright Assassin King 120 SE

  • タイプ:シングルタワー空冷 ファン:120mm×1
  • TDP目安:~150W

2,500円の激安空冷。TDP150Wまで対応でRyzen 5 5600X・5800Xの定格運用に最適。予算を極限まで抑えたい方に。

Vetroo V5

  • タイプ:シングルタワー空冷 ファン:120mm×1(ARGB)
  • TDP目安:~150W

2,800円でARGBファン搭載の光る空冷。見た目と冷却のバランスが良く、コスパ重視の光らせたいユーザーに人気。

MSI MAG COREFROZR AA13

  • タイプ:シングルタワー空冷 ファン:120mm×1
  • TDP目安:~160W

MSIブランドの定番空冷。3,000円台でMSIマザボとの統一感が光る。取り付けも簡単で初心者向き。

Cooler Master Hyper 212 3DHP

  • タイプ:シングルタワー空冷 ファン:120mm×1
  • TDP目安:~180W

世界で最も売れたCPUクーラーHyper 212の最新版。3Dダイレクトヒートパイプで冷却性能が向上。

SCYTHE MUGEN6 BLACK

  • タイプ:デュアルファン空冷 ファン:120mm×2
  • TDP目安:~200W

無限シリーズの最新作。デュアルファン構成で静音性と冷却性能を両立。5800X3Dのブースト運用にも対応。

Thermalright Frozen Notte 240

  • タイプ:240mm簡易水冷 ファン:120mm×2
  • TDP目安:~250W

6,500円以下で240mm簡易水冷が手に入る。Thermalrightのコスパの良さが光るエントリー水冷。

upHere 簡易水冷ARGB 240mm

  • タイプ:240mm簡易水冷 ファン:120mm×2(ARGB)
  • TDP目安:~250W

ARGBファン付き240mm水冷が8,000円以下。光る水冷で5800X3Dを冷やしたい方にコスパ最強。

玄人志向 240mm 水冷

  • タイプ:240mm簡易水冷 ファン:120mm×2
  • TDP目安:~280W

ASETEKラジエーター搭載の国内ブランド水冷。安心感と品質を両立した定番の240mm AIO。

ARCTIC Liquid Freezer III Pro 240

  • タイプ:240mm簡易水冷 ファン:120mm×2
  • TDP目安:~300W

240mm簡易水冷の最高峰。厚型ラジエーターと高静圧ファンで5800X3Dを余裕で冷やす。静音性も抜群。

取り付けの注意点

初心者
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AM4のクーラー交換で気をつけることは?
AM4はバックプレートの取り外しが必要なモデルが多いです。マザーボードを裏返す必要があるので、PCを横に寝かせて作業してください
  • バックプレート交換:AM4はリテールクーラーと社外クーラーでバックプレートが異なる場合がある
  • グリス塗り直し:クーラー交換時は必ず古いグリスを拭き取って新しく塗る
  • ファン向き:ヒートシンクの向きとファンの風向(吸気→排気)を確認して取り付ける
AM4からAM5に将来アップグレードする場合、クーラーは流用できる?

本記事の9製品は全てAM5にも対応しているため流用可能。AM4で購入したクーラーをAM5マザーボードにそのまま使えるので、将来のアップグレード時にクーラーを買い直す必要がない。

5800X3Dに360mm簡易水冷は必要?

不要。240mmで十分冷える。360mmはRyzen 9 5950XやOC環境でなければ過剰。予算を他のパーツに回した方が賢い。7800X3D(AM5)のクーラーはこちら

まとめ:AM4クーラーの選び方

  1. コスパ最強空冷:Thermalright Assassin King 120 SE(¥2,499)
  2. 空冷最強:SCYTHE MUGEN6 BLACK(¥5,327)
  3. 水冷最強:ARCTIC Liquid Freezer III Pro 240(¥15,000)

AM4はまだまだ現役。5600Xなら2,500円のAssassin Kingで十分、5800X3Dなら5,000円のMUGEN6で劇的に冷える。水冷を使いたいならARCTIC Liquid Freezer III Proが240mm最強。

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