【速度低下】Apex起動中にM.2 SSDが80℃超えてロードが遅くなる時の5つの冷却対策
「Apex Legendsを起動するとロードが急に遅くなる」「マッチング後の読み込みで毎回5秒以上待たされる」——その症状、原因はM.2 SSDが80℃を超えてサーマルスロットリングを起こしている可能性が極めて高いです。本記事では、PCIe 4.0/5.0時代に避けて通れないM.2の発熱問題を、自作歴12年の視点で具体的な対策5つにまとめました。タイプ別診断とおすすめの冷却アクセサリもそのまま使える形で載せています。
結論: Apex起動中のM.2が80℃を超えるなら大型ヒートシンク交換が最優先
なぜApex起動中にM.2が80℃を超えるのか
Apex Legendsは起動時とマッチング時に大量のテクスチャ・マップデータをSSDから連続読み出しします。PCIe 4.0/5.0のNVMe SSDは読み込み速度7,000MB/s超を叩き出しますが、その分コントローラー温度は一気に80℃近くまで跳ね上がるのが現実です。
PCIe 4.0/5.0世代SSDの発熱は3.0の倍以上
- PCIe 3.0: 最高60-70℃
- PCIe 4.0: 最高75-85℃
- PCIe 5.0: 最高90-100℃
- ヒートシンク無いと即スロットリング
PCIe 5.0 SSDに至っては純正の小型ファン付きヒートシンクが標準装備されている製品まで登場しているほどです。「M.2は薄いから冷えるはず」は完全に過去の常識で、現代のNVMeは小型のグラボ並みに熱を出します。
サーマルスロットリングが発動する温度
多くのコントローラーは83℃前後でサーマルスロットリング(自動減速)を発動し、読み込み速度が半分以下に落ちます。これがApexのロード遅延の正体です。HWiNFO64やCrystalDiskInfoで「Drive Temperature 2(コントローラ温度)」を確認すると、ゲーム中に85-90℃まで上がっているケースが大半です。
Apex起動中のM.2発熱を抑える5つの冷却対策
対策1: 純正ヒートシンクの装着状態を確認する
まず一番安いゼロ円対策。マザボ純正ヒートシンクが保護フィルム剥がし忘れのまま装着されているケースが意外と多いです。組み立て時に「青いフィルム」「透明シート」が貼られたまま組んでいないか、一度外して確認してください。これだけで5-10℃下がる例が普通にあります。
- サーマルパッドの保護フィルム剥がし忘れ確認
- ヒートシンクの固定ネジの締め忘れ確認
- SSD裏面とマザボの密着確認
対策2: 社外大型ヒートシンクに交換する(最効果)
結論から言うとこの対策が最も費用対効果が高いです。マザボ純正ヒートシンクは数mm厚の薄いアルミ板で「飾り」レベルの放熱面積しかないものが大半。Thermalright HR-09のような両面ヒートパイプ付き大型ヒートシンクに交換するだけで10-15℃下がります。
取り付けは純正ヒートシンクを外して付け替えるだけ。所要時間5分・初心者でも余裕で交換できる難易度です。
対策3: サーマルパッドを高熱伝導品に張り替える
大型ヒートシンクを買っても、付属のサーマルパッドが安物だと熱伝導が悪く効果半減します。Gelid GP-Extreme(熱伝導率12W/mK)のような高性能パッドに張り替えるだけで追加で3-5℃下がることがあります。
対策4: M.2用小型ファンで強制空冷する
ミニタワーや窒息ケース使いにはM.2専用の小型ファン付きヒートシンクが効きます。アイネックスのCB-7010M2やJIUSHARK M2-THREEは、ヒートシンクに小型ファンが直付けされていて、ケース内のエアフローが弱くてもM.2周辺に風を送り続けてくれます。
- ミニタワー使い向け
- 窒息ケース・小型PC向け
- 動作音は1500-2500rpmで静か
- USB給電ではなくマザボ給電が安心
対策5: M.2スロットの位置を変更する
意外と知られていないのが「グラボ直下のM.2スロットは熱被害が大きい」という事実。最新のRTX 40・50シリーズは40-50Wの熱を真下に放出するので、その下にあるM.2は強烈な熱を浴び続けます。
マザボに複数のM.2スロットがある場合は、グラボから離れた2段目以降のスロット(チップセット下など)に移動するだけで5-8℃下がるケースが多いです。配線とBIOS設定の見直しだけで0円対策。
タイプ別: あなたに合った冷却対策を診断
ここまで5つの対策を紹介しましたが、あなたの環境ではどれを優先すべきかを2問で診断できる簡易ツールを用意しました。HWiNFO64などで現在のM.2温度を確認してから選んでみてください。
🔥 M.2発熱タイプ別 冷却診断
2問・30秒であなた向けの冷却策が分かる
Q1. Apex起動中のM.2 SSDの温度は?
M.2冷却アクセサリのおすすめ6選
診断結果に出てこなかった対策も含めて、Apex起動中の発熱対策に効くアクセサリを価格別に整理しました。
| 商品 | タイプ | 参考価格 | 期待温度低下 |
|---|---|---|---|
| Thermalright HR-09 2280 PRO | 両面大型 | 2,429円 | -12〜15℃ |
| JIUSHARK M2-THREE | ファン付き | 1,736円 | -15〜20℃ |
| アイネックス CB-7010M2 | ファン付き | 1,373円 | -12〜18℃ |
| JONSBO M.2-3 | シンプル | 1,580円 | -8〜10℃ |
| ainex HM-21 | 廉価 | 567円 | -5〜7℃ |
| Gelid GP-Extreme | サーマルパッド | 3,652円 | +3-5℃改善 |
Thermalright HR-09 2280 PRO(最強コスパ・両面冷却)
M.2ヒートシンク界の絶対王者。両面銅ヒートパイプ構造+大型アルミフィンで放熱面積が圧倒的。ファン無しでもJIUSHARKに匹敵する冷却力を出します。Apex起動中の80℃超えを65-70℃まで落とせる実力で、価格も2,500円程度と良心的。とりあえず迷ったらコレでOK。
JIUSHARK M2-THREE(60mmファン付き・最強冷却)
ヒートシンクに60mm角ファンを直付けした強制空冷モデル。動作音は1500rpm前後で静かな部類。ミニタワーや窒息ケースでM.2が90℃超えてしまう環境にはこれ一択。HR-09より-5℃ほど追加で下がります。
アイネックス CB-7010M2(国産信頼性・ファン付き)
国内ブランド「アイネックス」のファン付きM.2クーラー。値段も1,400円前後と安く、国内メーカーの安心感が欲しい人向け。性能はJIUSHARKと同等レベルで、サポート対応も日本語で受けられる安心感がプラス。
JONSBO M.2-3(シンプル設計・ロープロファイル)
グラボとの干渉を避けたい人向けのロープロファイル設計。背の高い大型ヒートシンクだとグラボに当たって取り付けできない環境で重宝。冷却力は中堅レベルですが、見た目もシンプルでケース内見栄えが良いのが特徴。
ainex HM-21(廉価モデル・とりあえず冷やしたい用)
567円の超低価格モデル。マザボ純正ヒートシンクが無いマザボ使いの「とりあえず付けたい」需要に応える1品。流石にPCIe 5.0 SSDには力不足ですが、PCIe 3.0 SSDなら十分。サブ機やNAS用M.2向け。
Gelid GP-Extreme サーマルパッド(交換用)
大型ヒートシンクに付属のパッドより確実に高熱伝導。熱伝導率12W/mKでサーマルパッド界では信頼の定番品。80x40x1.0mmサイズはM.2 2280にぴったり。ヒートシンク交換のついでに張り替えると追加で-3〜5℃の効果。
まとめ: Apex起動中のM.2発熱は社外ヒートシンク交換で確実に解決する
- M.2が80℃超えるとロードが遅くなる(サーマルスロットリング)
- まず純正ヒートシンクのフィルム剥がし忘れを確認
- Thermalright HR-09など社外大型品に交換すれば10-15℃下がる
- ミニタワー使いはファン付きモデル(JIUSHARK・アイネックス)が効く
- グラボ直下スロット使用は避ける(2段目に移動するだけで-5℃)
「Apexのロードが遅い=SSDが寿命」は早とちりです。9割は熱でスロットリングしているだけ。2,000円のヒートシンクで解決する話なので、新品買い替えを考える前にまず温度をHWiNFO64で確認してみてください。
アイドル時40-50℃、負荷時70℃以下が理想。80℃を超えるとスロットリングの警戒域に入ります。
ノートPCは内部スペースが狭くヒートシンク交換は非推奨。シルバーグリスやサーマルパッド張り替えが現実的な対策です。
効果はありますが3-5℃程度の追加効果に対して価格が1万円超と費用対効果が悪い。空冷の大型ヒートシンクで十分です。
※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。温度低下幅は環境・季節・ケース構造により変動します。


